東京都出身。長身で中学から大学までバスケットボール選手として活躍。1976(S51)東京大学文学部社会心理学科卒業後、三越に入社、消費者調査などを担当。
フィールドマーケティング研究所を経て、'82住友ビジネスコンサルティング(日本総研)に入社し、カード戦略チームリーダーとして、カード戦略、ダイレクトコミュニケーションのコンサルティングを手がけた。
1992(H4)独立し、ビジネスアナリストとしての活動を始めるとともにサイバービジネス研究に着手。
M&M研究所代表、マーケットシステム研究所代表。データに基づく消費、マーケティング分析が専門。
女性の立場を踏まえた上で、旧来型や男性の考えも理解して新分野を創造しようとする、新タイプのマーケティング専門家として「日経ネットビジネス」での連載等、日本のEC(オンライン電子取引)に関するオピニオンリーダーとして活躍、辛口のEC批評で知られた。
中小企業大学校講師 、農林水産省「IT戦略会議」委員をはじめ、ネット関連の審査委員を担当。財団法人インターネット協会評議員も務めた。民間企業や経済団体での講演やシンポジウムも精力的にこなされていたが、心不全のため急逝。享年50歳。
主な著書に『マーケティングのためのカード戦略』『これがプリペイドカードだ』『火のないところに煙が見える』『間違いだらけのネットビジネス 90の落とし穴』『「IT革命」はどこへ消えた 「勝利の方程式」をつかめ!』『中小・中堅企業のためのインターネットビジネス戦略 』『ネットビジネスで何ができますか? ネットブームに流されないための辛口入門書』『目の前の客を良いお客、リピート客に育てる法 ロイヤルティ・マーケティングの基礎知識』。
共著に『ビジネスマンのモーツァルト』、訳書に『Eメールマーケティング 顧客は価値ある情報を待っている』などがある。
没後、EC研究会が、EC分野における多大な貢献を称えて贈る『三石玲子賞』奨励賞部門を新設した。