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まきやま きよさご

牧山清砂

まきやま きよさご

1876.7.17(明治9)〜 1933.11.13(昭和8)

明治・大正・昭和期の実業家

埋葬場所: 6区 1種 1側

 肥前国平戸(長崎県平戸市)出身。平戸藩士の牧山猪七の三男として生まれる。兄(2男)は新高製糖や相模紡績の常務を務めた牧山熊二郎。弟(4男)は政治家・実業家の牧山耕蔵。1921(T10)分家。
 1900(M33)東京帝国大学法科大学英法科卒業。米国エール大学、コロラド鉱山大学で学ぶ。帰国後、三井物産会社に入社。鉱山業に従事。
 その後、南北商事社長、報國興業社長、十勝鉄道会社、北海道製糖専務取締役、帝国製糖専務取締役、北海道殖産取締役、台湾果物株式会社取締役、朝鮮紡織監査役、太平洋炭礦監査役、安部幸商店監査役など重役をつとめた。

<人事興信録>


*墓石前面「牧山家之墓」、「昭和三年夏 清砂 トミコ 建之」。左側に墓誌が建つ。墓誌の刻みより、牧山清砂以降の家族と、妻のトミコ(M16.6.13-S32.9.7)の両親兄弟が眠る。墓誌はトミコの父の鈴木辰治郎(M36.11.16歿・48才)、母のシュウ(M36.10.27・49才)、弟の憲太郎、妹のタカコが刻む。

*人事興信録などではトミコの父は政治家・中央セメント社長を務めた人物と書かれているが、その人物は鈴木辰次郎と名前が異なり、歿年月日も違うことから別人であると思われる。

*牧山清砂とトミコの間には3男1女を儲けている。長男の忍は早死(同墓)。二男の牧山武文(同墓)は実業家。三男は清之助(S3生)。長女の露(T3.6生)は東京帝国大学名誉教授で薬学者の林春雄の三男の林秋義に嫁ぐ。

*牧山武文の妻は岡山県出身で宮川常三郎の長女の美枝(M44生)と人事興信録には書かれているが、墓誌に刻みはない。武文の隣には八百代(T11.5.8-H23.4.13)が刻む。


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