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まいた けんぞう

真板謙蔵

まいた けんぞう

?〜 1982.9.19(昭和57)

昭和期の実業家(鉄鋼業)

埋葬場所: 4区 1種 56側

 浦和高等学校を経て、1940(S15)東京帝国大学経済学部経済学科卒業。戦時中は鉄鋼統制会企画部に属し、戦後は富士製鉄の技術部、企画室、海外事業部、大阪営業所、企画部に勤務し、富士鉄鋼センター常務取締役となった。エンゲルス研究文献「イギリスにおける労働者階級の状態 1845年」がある。
 鉄鋼業界の企画畑を歩んだことで、明治から戦後初期に至る国内鉄鋼産業に関する鉄鋼統制会および製鉄会社の文書および関連資料類(247点)、鉄鋼業関係雑誌(7タイトル)、日本製鉄株式会社史編纂に関係する資料『日本製鉄株式会社社史編纂要綱』『「八幡50年史」目次、編集計画、資料目録』を所蔵していた。没後、遺族がこれらを東京大学経済学図書館・経済学部資料室に納められた。東京大学はこれを「眞板氏旧蔵鉄鋼資料」(真板資料)と称され貴重な資料をとして保管されている。

<図書館の窓「本邦製鉄関係資料(真板資料)について」東京大学名誉教授 原朗>
<東京大学経済学部図書館>


墓所

*墓石は洋型「真板家」。正面に「薫園関根米吉 謹書」と刻む。関根薫園は書道研究墨技会会長を務めた書家。右側に墓誌があり、真板謙蔵は行年68才と刻む。

*正しくは「眞板」であると思われるが、墓石や墓誌は「真板」で刻むため、ここでは「真板」として紹介する。


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