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まえだ しょうざん

前田曙山

まえだ しょうざん

1871(明治4.11.21)〜 1941.2.8(昭和16)

明治・大正期の小説家

埋葬場所: 7区 1種 5側(五輪塔)

 東京府日本橋馬喰町(東京都中央区)出身。本名は次郎。前田曙山人(-しょうさんじん)の名もある。
 日本英学館に学んだのち、1891(M24)処女作『江戸桜』を尾崎紅葉の雑誌である「千紫万紅」に発表して、硯友社系の作家として出発した。1895『いなご蝗うり』、1901『檜舞台』などを刊行した。また'23(T12)『燃ゆる渦巻』、'25『落花の舞』などの大衆物もある。
 前田の小説の映画化は60作以上にものぼり、大正末期には爆発的に競作が行われ、『燃ゆる渦巻』は2社が同時に競作、『情熱の火』は3社が同時競作、『歓楽の贅』は2社同時競作、『落花の舞』は2社同時競作、『孔雀の光』は4社同時競作となった。その後もリメイク作として繰り返され人気を博した。享年69歳。

<新潮日本人名辞典>
<講談社日本人名大辞典など>


墓所 石碑

* 前田曙山の墓域には、何も刻まれていない五輪塔がそびえ立ち、その右側に句が掲げられている。

墓所内の句
花ふゝきさりとはよくも散ったかな


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