メイン » » » 草野貞之
くさの さだゆき

草野貞之

くさの さだゆき

1900.9.4(明治33)〜 1986.1.11(昭和61)

昭和期のフランス語学者、出版人(白水社)

埋葬場所: 2区 1種 11側〔土井家之墓〕

 福岡県柳川出身。1924(T13)東京帝国大学印度哲学科卒業。'29(S4)中央大学教授となり、'72定年退職するまでフランス語を講じた。 かたわら、'31白水社に入り、'42社長、'71から会長を務め、わが国のフランス語教育に多大の貢献をした。会長時代の'81『仏和大辞典』を刊行。また、アナトオル・フランスの「エピキュウルの園」などの翻訳で知られる。
 '38パルムダカデミー褒章 (仏政府)、'42シュバリエデュドラゴンダナン勲章、'64オフィシェデパルムザカデミクなどを受賞。享年85歳。

<物故者事典>
<森光俊様より情報提供>


墓所

*ヨミを「くさの ていし」とする人名事典もある。

*墓石は和型「土井家之墓」。墓所の入口に納骨の建屋がある。墓石の左右に墓誌があり、左側の墓誌に草野貞之の戒名、俗名、没年月日、行年が刻む。戒名は一心院釋貞之。妻はヒサ。

*この墓所は土井彦一郎(-1960.8.1)から始まる土井家一族の墓であり、彦一郎の父の彦十郎も眠る。 土井彦一郎は都道府県公安委員会連絡協議会代表、神奈川県公安委員長を務めた人物で、墓誌には従五位 勲四等と刻む。戒名は慶雲院眞光慈彦居士。 他に著名な人物として、土井彦太郎(-1966.1.12)も眠る。土井彦太郎は大正時代に早稲田大学学生として学生弓道連盟の大会などで活躍した弓道家である。 岡内木範士から堂射の秘伝を授かった一人であり、大日本武徳会でも活躍し、有名な射手として名を馳せた。戒名は武徳院釋修道。


関連リンク:



| メイン | 著名人リスト・か | 区別リスト |
このページに掲載されている文章および画像、その他全ての無許可転載を禁止します。