久保綱彦

　熊本県出身。1905.3.8(M38)海軍造船学生となり、1907.6.20 東京帝国大学造船学科卒業。同.6.26 海軍造船中技士として横須賀工廠造船部副部員に配属される。同.7.13 機関校教官も兼務した。
　'09.10.11 造船大技士に昇格。'10.6.3 横須賀工廠検査官を兼ねる。'15.5.1(T4) 呉工廠造船部部員に異動し、同.12.13 造船少監に昇進。'16.5.15 富士教官を兼ね、同.12.9 造船監督官に就任。
　'19.5.20 イギリス出張。同.12.1 造船中佐に進級。'20.8.20 帰朝。同.11.5 舞鶴工廠造船部部員に着任。'21.12.1 造船監督官を任ぜられる。'23.12.1 造船大佐に進み、'25.2.2 呉工廠造船部員を経て、'27.12.1(S2)佐世保工廠造船部長に就任し、'28.12.10 造船少将に昇進した。
　'30.12.1 呉工廠造船部長を務めた。'31.11.15 艦船本部出仕'32.12.1 待命、同.12.10 予備役になった。'41.1.12 後備役、同.4.1 予備役、'42.11.1 名称変更に伴い海軍技術少将。享年80歳。

＜帝国海軍提督総覧＞
＜日本海軍将官総覧など＞

＊墓石正面「久保家之墓」、裏面が墓誌となっている。早死した二名と、海軍軍医少佐で戦死(S19.11.9歿)した久保俊次、久保綱彦の四名が刻む。久保綱彦には「海軍技術少将」と刻む。墓所右側に墓誌も建ち、こちらは久保綱彦を筆頭に、それ以降の方々が刻む。妻は菊枝(S62.4.9歿・97才）。長男は久保桂一(H12.9.9歿・86才）。