メイン » » » 小泉四郎
こいずみ しろう

小泉四郎

こいずみ しろう

1902(明治35)〜 1988.2.23(昭和63)

昭和期の応用物理学者(回路理論)

埋葬場所: 18区 1種 18側

 長野県北佐久郡出身。1927(S2)早稲田大学理工学部電気工学科卒業。逓信省電気試験所において真空管の研究に従事。 '29より母校の基礎工学実験室に戻り、教育と研究に専念した。専攻は回路理論、応用数学。得意の数学を駆使し電気回路論で新境地を拓いた。 当時注目された「マトリクス」を導入した先駆者として、英独の専門誌に論文を発表。
 '30早稲田大学理工学研究所に所属、'43早稲田大学理学部教授。戦時中に八木秀次監修で「通信工学大鑑」が編纂された際に、数学編を担当した。 応用物理学科の創設を推進し、'49実現させる。'58理工学研究所長、'65物理学科開設。'73退官に伴い、名誉教授。工学博士。 主な著作に『演算子法と多端子回路網理論』など。 '74勲三等旭日中綬章受章。正5位。享年85歳。

<現代物故者事典1988-1990など>


*墓石は和型「小泉家之墓」。左側に墓誌があり、戒名は誠勲院釋至徳。「早稲田大学名誉教授 工学博士 昭和四十九年 勲三等旭日中綬章受章 昭和六十三年 正五位」と刻む。


関連リンク:



| メイン | 著名人リスト・か行 | 区別リスト |
このページに掲載されている文章および画像、その他全ての無許可転載を禁止します。