小早川貞登

　広島出身。植田貞次郎の子として生まれ、1890.9(M23)小早川良助の養子となる。1901(M34)家督を相続す。
　1913(T2)日本大学法律科卒業。文官高等試験に合格し、内務省に入省し、石川県属の警部になる。在官中、一年間、志願兵として服役、'18 陸軍歩兵少尉に任ぜられる。
　'19 福島県警視、関東軍事務官、金州民政署長を歴任。'24.12 休職を挟み、復職後は鹿児島県書記官、鹿児島県警察部長を務めた。'27(S2)沖縄県書記官に転じ、沖縄県警察部長に補せられた。その後、長崎県警察部長、山口県内務部長となり、防長海外協会長にも推された。'32.10 長野県書記官・内務部長、富山県総務部長を務めた。
　'39.4 退官。退官後は富山県電気局長を務めた。この間、'32.8.27 日本赤十字社特別社員として有功章を得ている。享年84歳。

＜人事興信録＞
＜大衆人事録＞

＊墓石前面「倶會一處 小早川家」。右側に墓誌が建ち、戒名は顕實院釋貞德居士。前妻は福(T8.5.11歿)。後妻は たけ（S43.11.12歿)。同墓には長男の浩(S20.5.13・21才）、二女の登志(H31.3.22・97才）。なお長女は澄江。