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きたがわ けいぞう

北川敬三

きたがわ けいぞう

1894(明治27)〜 1971.6.2(昭和46)

昭和期の西洋料理普及活動家

埋葬場所: 20区 1種 39側

 横浜市出身。日清戦争で戦死した北川金太郎(同墓)の子。 西洋料理の基礎知識、手軽な西洋料理食卓とそのすすめ方など、戦前の日本に西洋料理の普及と発展を促すため、数々の作り方を紹介した。また、学士会館料理長として、海軍糧食の改善を図り、また斯界の発展に努力した。 著述は多数あり、主に1936〜1940(S11〜S15)『晩春にふさはしい家庭向西洋料理』『家庭向西洋料理 季節の味』『今日の午餐』『ライスカレー縦横談』『卵の西洋料理』『ソースの作り方』など、雑誌等を通して西洋料理の作り方等を紹介。 また戦後は『家庭西洋料理の作り方』('52)、『西洋料理 魚貝料理編』('56)、『西洋料理の手ほどき』『西洋料理の奥義と家庭料理』などを出版した。日本における西洋料理発展の礎であり、北川自身その普及活動に生涯を尽くした。

<墓誌などより>


墓地

*北川敬三の次男の北川正敬(同墓)は府立六中から海軍兵学校(71期)を卒業し、軍艦山城、阿武隈乗組、北太平洋作戦に参加後、霞浦、宇佐の両航空隊付、横須賀航空隊教官などを歴任。 1944.7.18(S19)任務遂行中、茅ケ崎上空にて空中事故(彗星実験中事故)のため殉職。正七位 海軍大尉 享年22歳。

*墓所内に墓誌碑が建つ。


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