歴史が眠る多磨霊園 |
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慶松勝左衛門 | |
けいまつ しょうざえもん | |
1876.9.21(明治9)〜 1954.9.29(昭和29) | |
明治・大正・昭和期の薬学者、政治家 | |
埋葬場所: 6区 1種 12側 | |
京都出身。前名は勝太郎。ペンネームを松蔭学人。1901(M34)東京帝国大学薬学科卒業。 内務省に入り、東京衛生試験所技師、関東都督府中央試験所長を経て、日露戦争後の'08満州の資源開発をはかる満鉄中央試験所長。 '22(T11)東大薬学科教授となり、薬品製造学講座を担当した。戦争中は医薬品統制社長、戦後'46(S21)貴族院議員に勅選され、翌年の参議院選挙では全国区から当選を果たした。 日本薬剤師協会会頭を務めた。在満中は大豆製油試験工場を建設、溶媒製油工業の端緒を開拓、また撫順炭、油頁岩の低温乾留研究では液体燃料工業の道を拓いた。サルバルサンの国産化にも成功をおさめた。 その他、'29「薬局学の編成を論ず」と題する論文を発表。科学と技術に基づく調剤学の確立を主張し、多くの人々に感動と影響を与えた。著書に『製薬化学図譜』など。享年77歳。 <現代日本人名録 物故者編など>
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