川瀬光順

　福岡県出身。東京帝国大学卒業。三高教授、旧制新潟高校長などをへて、1940(S15)旅順高等学校の初代校長に就任した。なお、同高校の校歌の作詞もしている。訳書にドイセン『形而上学論』などがある。正3位 勲3等 功7級。享年65歳。

＜講談社日本人名辞典＞

＊墓所には自然石「川瀬光順 / ムラ 之墓」と洋型「川瀬家之墓」の二基建つ。「川瀬家之墓」右横面に「昭和四十年五月 川瀬利光 / 健治 建之」と刻む。裏面は墓誌となっており、「大蓮社 正憎正 乗譽上人道阿無礙光順大和尚」と刻む。妻は むら。

＊川瀬光順の二人息子も同墓に眠る。長男の川瀬利光(1911-1988.3.17)は、「順蓮社 仁譽上人慈念利光老和尚」と刻む。次男の川瀬健治(1914〜1974.2.5)は「正4位勲4等 春光院健誉諦道居士」と刻む。川瀬健治は東京通産局長を務めた商工省（通商産業省）官僚である。

川瀬健治