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かたの いちろう

片野一郎

かたの いちろう

1903.4.4(明治36)〜 1983.6.2(昭和58)

昭和期の会計学者

埋葬場所: 26区 1種 16側

 東京小石川出身。京華商業学校、京北実業学校を経て、1928(S3)東京商科大学付属商学専門部卒業。高瀬荘太郎を師事。'31 東京商科大学(一橋大学)卒業。卒業後、京北実業学校教諭を経て、'38 鹿児島高等商業学校教授、'40 善隣高等商業学校教授、'43 東京商科大学付属商学専門部教授、'44 同大学付属工業経営専門部教授を歴任。
 戦後、一橋大学教授に就任。専門は貨幣価値変動会計。'61 論文「安定価値会計の体系化」「各国インフレーション会計の発展史的研究」で商学博士。'63 日本会計研究学会賞(太田賞)。'67 停年退官、名誉教授。その後、成城大学経済学部教授となり、'74 停年退官後も非常勤講師として教壇に立った。
 この間、'52 公認会計士試験委員、'55 農業協同組合監査士試験委員、'57 文部省学術奨励審議会委員、'59 自治庁地方財務会計制度調査会委員、'61 司法試験考査委員、'65 文部省大学設置審議会委員及び視学委員などを歴任し、'66 第7期日本学術会議会員を務めた。
 著書に『貨幣価値変動会計』『インフレーション会計の焦点』『ソヴェート企業会計制度―独立採算制の実態研究』『物価水準変動財務報告』『日本財務諸表制度の展開』『日本・銀行会計制度史』などがあり、A.C.リトルトン著『会計発達史』(1952)の翻訳なども刊行した。享年80歳。

<名誉教授片野一郎先生略年譜>
<著者略歴など>


*墓石は和型「片野家之墓」、裏面「昭和三十五年七月 片野一郎 建之 記」。右側に墓誌が建つ。片山一郎、片野弘之の刻みがある。墓石右面には令和で亡くなった墓誌となっている。


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