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かさはら じつたろう

笠原実太郎

かさはら じつたろう

1872(明治5.11.28)〜 1923.10.19(大正12)

明治・大正期の大蔵官僚、初代門司税関長

埋葬場所: 2区 1種 3側〔南家〕

 長野県出身。1894(M27)早稲田大学法学部卒業。1896高等文官試験に合格し、1897.5農商務省試補・商工局、同.6林務官・鹿児島大林区署、1898.10非職。 1899.12大蔵省移り、税務属・東京税務管理局に勤める。1900.3司税官・函館税務署長、1901.2長崎税務署長、同.7税関事務官・長崎税関を経て、同.8門司税関支所長となる。
 1909.11.5(M42)北九州の門司港は開港以降輸入が伸び、貿易額で長崎港を上回り、神戸・横浜・大阪に次いで全国32港中の第4位の貿易港となっていた。 そのため、長崎税関から独立して門司税関を新設。その際に初代門司税関長として就任〔〜'13.6(T2)〕。 '10庁舎が火災で焼失した際は、帰省中であったが発火の急電に接し主務省を経て戻った。'13.6長崎税関長に就任。'15.10退官。従4位 勲4等。享年52歳。

<大蔵省人名録>
<門司港と門司税関の軌跡など>


*墓石は和型で「南家奥津城」。墓誌があり笠原實太郎と刻む。戒名は憲章院殿實相道雄清居士。


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