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ふくしま やすさぶろう

福島保三郎

ふくしま やすさぶろう

1867(慶応3)〜 1950.9.1(昭和25)

明治・大正・昭和期の美術評論家

埋葬場所: 3区 1種 17側

 石川県金沢出身。名は保、俗名を保三郎、号を靖堂と称した。美術界では福島靖堂の名で著名。
 1886(M19)九鬼隆一らが、伝統芸術の振興と古美術保護を目的に設立した「日本美術協会」の報告書(昭和18年に終刊した『日本美術協会報告』)に、論評(第8輯・第24輯)を寄せるなど、美術評論家として活動。
『後藤程乗』(ごとうていじょう 1926)、『愈青雪松倉』(1937)などの著作のほか、'34(S9)雄山閣 編『日本刀講座』第8卷には「英雄と日本刀」なる一文も書いており、刀と剣道に関しての書物も発刊している。享年83歳。

<美術家人名事典など>


墓所

*蔵状の墓に「福島氏累代之墓」。右側に墓誌があり、戒名は本事院法縁日保居士。俗名として福島保三郎、没年月日と享年八十三才と刻む。号の靖堂の刻みはない。他には三才で亡くなった長男の立雄、十九才で亡くなった次女の田鶴の刻みがある。


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