大町豊五郎

　京都出身。従五位・下弾正大弼兼周防守の大町淳信（同墓）の子。陸軍歩兵大尉より主計課へ転属。
　1908.6.6(M41)第9師団経理部長。'09.11.30一正に昇格し、'10.11.30経理局建築課長、'11.11.22会計監督部附を経て、'13.5.8(T2)第14師団経理部長に就任した。'15.12.23主計監（少将）に進級し予備役に編入。従4位 勲3等。享年75歳。

＜帝国陸軍将軍総覧＞

＊墓石は和型「大町家之墓」。右面に戒名「豊國院殿顯譽理法樹徳大居士」、「陸軍主計少将 従四位 勲三等 大町豊五郎」と刻む。左面は妻のフサヱの戒名と生没年月日が刻む。裏面「昭和十八年一月 大町弘蔵 建之」と刻む。墓所左側に三基。右側が大町淳信夫妻の墓。真ん中が「前茶阿源朝臣仲子之墓」、左側が「前二米女尾張源朝臣淳子墓」。墓所右側には墓誌が建ち、豊五郎の長男の大町弘蔵(1904.6.21-1999.8.23)、妻の仲子（1908.7.31-1999.9.25)が刻む。その左側後ろに「RUHESTATTE / SPENGLER / KARL / DORA」の墓誌碑が建つ。ドイツ人のカール・シュペングラー（KARL SPENGLER 1905.7.14-1972.8.21）と、ドール・シュペングラー（DORA SPENGLER 1904.8.9-1981.6.8）であるが、大町家の関係や略歴などは不明。