メイン » » » 小野武夫
おの たけお

小野武夫

おの たけお

1883(明治16)〜 1949(昭和24)

明治・大正・昭和期の農民経済史家

埋葬場所: 22区 1種 102側

 1913(T2)帝国農会に入り永小作慣行の調査に当たり、ついで20農商務省に移って永小作慣行の本格的な調査を行なった。 その調査の結果は24「永小作論」として刊行され、その精緻な研究は当時の学界から高く評価された。25「郷土制度の研究」によって農学博士。 農民経済史の広い分野の研究に従事し、歴史を民衆の側から見ることを始めた1人である。 その間、収集した膨大な史料を「近世地方経済史料」「日本農民史料聚枠」「徳川時代百姓一揆叢談」として刊行した業績は大きい。 他に「維新農村社会史論」1932、「近代村落の研究」1934、「日本村落史概説」1936などもある。

<コンサイス日本人名事典>


*墓石裏面には「農学博士」と刻む。


関連リンク:



| メイン | 著名人リスト・あ行 | 区別リスト |
このページに掲載されている文章および画像、その他全ての無許可転載を禁止します。