岡村　峻

　島根県出身。1929.12(S4)在学中に高等文官試験合格し、翌年、東京帝国大学法学部法律学科（英法）卒業。同年、高等試験行政科合格。
　'31.4朝鮮総督府鉄道局書記となり、'34.2朝鮮総督府鉄道局副参事・庶務課、'35.8城津鉄道事務所、'36.7鉄道局庶務課、'37.7鉄道局経理課、'38.5朝鮮総督府事務官・財務局理財課、'40.9同財務局管理課長となった。'42.11朝鮮総督府書記官・財務局管理課長、'45.4同財務局理財課長、太平洋戦争で敗戦し、同.11帰国。
　戦後は、'46.3大蔵書記官・理財局に移り、同.5大蔵事務官、同.9理財局証券課長、'48.2理財局、同.5証券取引委員会事務局業務部長を経て、'49.5専売局長官官房となり、同.6専売公社理事・大阪地方局長、'52.3同調達部長を歴任して、'55.9本社勤務、同.11辞職。その後は、日本塩回送株式会社専務取締役を務めた。従4位 勲3等。享年98歳。

＜大蔵省人名録＞

＊墓石は洋型「岡村家」。裏面が墓誌となっており、戒名は白鳳院清栄日峻居士。従四位勲三等の刻みもある。墓誌によると、先祖代々の墓を昭和五十六年十月に島根県妙智寺より改葬した旨が刻む。