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おかもと りへい

岡本利平(3代目)

おかもと りへい

1872(明治5)〜 1943.12.29(昭和18)

明治・大正・昭和期の大蔵官僚、実業家(巴商会)

埋葬場所: 12区 1種 2側

 東京出身。2代目 岡本利平(同墓)の長男として生まれる。一高を経て、1903(M36)東京帝国大学法学部卒業。第10回文官高等試験に合格し、大蔵省に入省し、大蔵省理財局に配属。大蔵省統監府に奉職、'08朝鮮咸鏡南道書記官を最後に退職。従7位 勲6等瑞寶章下賜。
 退官後は、欧米視察。帰朝後、1910.5(M43)巴商会を創設し社長に就任。特許巴風呂(循環式外釜)を開発。'20.10(T9)株式会社に改組。大型浴槽直結ボイラを開発、また給湯ボイラ(給湯タンク式)も開発し、温水と熱電の供給インフラに尽力した。一方で、日韓併合後の朝鮮にて農場拓林開墾に従事したとされる(詳細は不明)。享年71歳。

<三代 利平履歴>


*墓石正面「岡本家之碑」、左面に「三代 利平履歴」が刻む。裏面「昭和十八年十二月 岡本利平 建之」とあり、「霊誌」とあり、初代 岡本利平(M9.8.24歿・60才)、初代の妻のきみ、早死した長男の米吉、次男の猶吉、2代目 岡本利平(M26.7.17歿:二兄夭祈により二代目を継ぎ神職となる)、2代目の妻のコウ(S7.9.7歿)が刻む。右面も墓誌であり、3代目 岡本利平から刻みが始まり、妻のツ子(S42.7.2歿・92才)、早死した長女の艶子、長男の利邦、次男の徳、四女の文子。4代目は岡本利正(H15.1.18歿・90才)で、3代目利平の3男。4代目の妻は静子。

*1905(M38)日韓条約によって大邱理事庁が設置された際に初代副理事官に着任した岡本利平、農林業機械が多く普及していない時代に農耕具を製造する鍛冶屋岡本鉄工所として起業した岡本利平、『日本外史論文新釈』『飛騨史檀』などの歴史調査を明治時代より行ってきた郷土史家の岡本利平が同一人物なのかは不明。


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