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いしい よしぞう

石井由蔵

いしい よしぞう

1881.6.28(明治14)〜 1958.7.11(昭和33)

大正・昭和期の貿易商

埋葬場所: 8区 1種 17側

 千葉県小湊村出身。1907.1(M40)青雲の志しを立て、南米ペルー国に渡り、行商より事を始め、あらゆる困難を克服し遂に商店を設立する。'15.2(T4)帰朝。同年結婚するが、胃潰痛の大手術を受ける。
 '27(S2)家族を日本に置いて、三度渡秘し、商店も株式会社兄子商会と改め、社長となる。'28帰朝。日本とペルーの貿易商として業務を統轄し業績を上げる。 しかし、第二次世界大戦のため貿易の路は断たれ、資産凍結された。加えて、'44長男の石井由清(同墓)がフィリピン海戦にて没す(陸軍中尉)。 戦後、貿易商への復帰をせず、'46.1佛門に帰依し有婆塞(うばさく=優婆塞:仏教徒の在家信者)に列す。享年77歳。

<墓誌碑より>


墓所

*墓所正面に和型「石井家之墓」。左側に墓誌が建ち、石井由蔵の略歴が刻む。戒名は白牙院瑞由日蔵居士。妻の多津(墓石には「多つ」と刻む)、長男の由清も刻む。墓石の右面には由清の略歴が刻む。墓所右手には石井欣二の略歴が刻む墓誌が建つ。

*石井由蔵は'15.6 多津と結婚。二男一女を儲ける。長男は戦死した石井由清、次男は石井欣二。


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