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いのうえ やすぶみ

井上康文

いのうえ やすぶみ

1897.6.20(明治30)〜 1973.4.18(昭和48)

大正・昭和期の詩人

埋葬場所: 5区 2種 10側

 神奈川県小田原市出身。本名は井上康治。東京薬学校卒業。 職工、技手、新聞記者などをし、そのかたわら『表現』『詩と評論』などに詩作を発表。 1918(T7)創刊の「民衆」で編集校正に従事しながら多くの詩を発表し、以後民衆詩派の詩人として活躍。 '20『愛する者へ』を刊行したほか、『愛の翼』『愛子詩集』『梅』『天の糸』などを刊行。 評論集としても『現代の詩史と詩講和』などがある。享年75歳。

<詩歌人名事典>
<森光俊様より情報提供>


*墓石は洋型「井上家」。裏面が墓誌となっている。本名の井上康治と刻み、康文の文字は刻まれていない。戒名は道碩院詩玄康安居士。 墓石の右面に「昭和四十八年六月 井上淑子建之」と刻む。妻の井上淑子も詩人であり詩集のほか、歌人として句集も出版している。


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