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いいじま しゅんけい

飯島春敬

いいじま しゅんけい

1906(明治39)〜 1996.1.22(平成8)

大正・昭和・平成期の書家、古筆研究家

埋葬場所: 10区 1種 12側

 東京出身。本名は稲太郎。妻の重子(同墓)は飯島敬芳として日本書道美術院会長などを務めた書家。 長男の飯島太久磨(同墓)も書家。長女の飯島春美(ご健在)も日本書道美術院理事長を務める近代詩文書家である。
 1920(T9)小野鵞堂師の門に入り仮名を学ぶ傍ら、古筆を第一資料とする日本書道史の編纂を志し、生涯一貫して古筆の研究と、日・中書道資料の出版刊行に力を注いだ。 中村春堂にも師事。手島右卿らと共に日本書道美術院を創設し、書道会隆盛の基礎を作る。'49(S24)日本の書道文化及び書美術の向上に関する事業を行うなどの目的のもと、平安書道研究会(社団法人書芸文化院)を創設。 日展参与、日本書道美術院・かな書道作家協会理事長、毎日書道展理事、全日本書道連盟名誉顧問等を歴任し、かな書道界の重鎮として多面的な活動を行った。
 長年研究対象として蒐集した古筆類や中国古文物などの資料を、後進の書家や書学者のために遺すべく、'83に社団法人書芸文化院内に「春敬記念書道文庫」を設立し、そのすべてを収めた。 著書に『飯島春敬全集』『日本名筆全集』等がある。享年89歳。

<美術人名事典>
<墓誌など>


碑 碑

*墓所正面に洋型「飯島家」の墓。左側に飯島春敬の碑が建つ。右側に飯島春敬と飯島敬芳の墓誌、直筆の句碑が建つ。


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