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いぐち けんぞう

井口賢三

いぐち けんぞう

1883.6.3(明治16)〜 1958.12.7(昭和33)

明治・大正・昭和期の畜産学者

埋葬場所: 25区 2種 20側

 京都府出身。1910(M43)東北帝国大学農科大学卒。同大学助手、助教授をへて'24(T13)北海道帝国大学教授となり、同大学付属農場長、評議員等をつとめ、'46(S21)退官、名誉教授の称号を贈られた。 同年日本獣医畜産専門学校長となり、同校の大学昇格後は同大学長をつとめた。この間'20(T9)論文『日本ニ於ケル牛族ノ研究』により農学博士の学位を受けた。 畜産学全般にわたって多くの研究業績を残したが、特に乳牛、酪農に関して先駆的研究を行い、日本における酪農学研究に途を開いた。畜産の分類学的研究もよく知られている。
 著書に『乳牛』『畜産飼料学』『畜産学』などがある。'38(S13)に55歳の時、北海道大学で知り合った同大名誉教授で細菌研究者(農学博士)の本間ヤス(47歳)と結婚した。

<平凡社『日本人名大事典 現代』>
<MATSU様より情報提供>


*賢三とヤスの名が並ぶ墓石の裏面には略歴等刻む。


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