さぁ 喰いねえ
今回は東千歳バーベキューをご紹介。
昔から結構有名なお店なのですが、今回始めての訪問でした。
東千歳とはなっておりますが、苫小牧から岩見沢へ向かう国道沿いで、地理的には由仁町といった、な〜んにも無いところにぽつんとあるお店です。

ここの裏にある農家の経営なので、今で言うところの「ファーマーズ・レストラン」の走りなのでしょうが・・・・おしゃれとは程遠いD型ハウスでの営業です。
車を降りた瞬間に、あたり一面に立ち込める鶏の焼け焦げる匂いと煙が凄いことになってます・・・。
恐らく厨房関係のお店で購入したと思われる真新しい「やきとり」の暖簾が目を引きますが、決して串に刺されたあの焼き鳥では有りませんのでご注意を。
一歩中に入るとご覧の通りの煙が充満し、壁から床から長年蓄積された鶏の脂でテカテカになった状態です。
ハウスの長さに作られたブロックの焼き台が二列あって、それを囲むように座りますが・・・・座席も相当なものなので決して綺麗な服を着ていくことは出来ないですね。
(下手すると天井から真っ黒い油滴が!)
メニューは、
バーベキュー:一人前鶏半身(腿&首〜胴体)850円。
野菜炒め:200円。ご飯:150円です。
なので、入店と同時に人数分のオーダーをすると、即おきた炭が豪快に投入され、鶏がずらりと焼台に並べられます。

そして間髪を入れずに塩、胡椒がこれでもかとふりかけられます。
普段の食事でいけば、おい、待てよ!という量の塩ですが、こういう野趣溢れる料理には抜群のお味となります。
で、お店の介在はここまでで、後は自分でお好みの焼加減となるまでひっくり返して焼いていきます。
おこった炭火の火力は相当なもので、油断すると黒焦げになるので、ひっくり換えしたり直火から遠ざけたりしながら自己責任で食べごろまで焼いていきます。
今回は炭火焼に慣れきったアウトドアのエキスパート9人での訪問でしたので、みなさん上手に焼いておりました。
左側の四角い鉄板はこれまた名物の野菜炒めです。
炒めると申しましても・・・・・・多量の鶏脂で炒め煮ににした感じで、全体的にはドロッとした感じですが野菜はシャキッとした状態で、200円はお値打ちです。(写真は3人前)

じっくり炭火で炙られた鶏は噛んだ瞬間にジュワーッと旨みの詰まった脂が口中にあふれ出し、カリッとした皮と旨みが凝縮された肉が至福の時を演出・・・!

ご飯も小さめの丼飯程ありまして、香ばしく焼けた鶏との相性は抜群!
ついついガバガバと食が進んで困ってしまいますね!

場所的にはかなり辺鄙なところなので、車で行くしかありませんが、一押しお勧めのスポットです。