米子コンベンションセンター(BIG SHIP)
5月6日






ライブの初日というのは誰にとっても心に残る大切な日。
どの曲を歌うのか、MCは何をしゃべってくれるのか、
そして終わった後は何とも言えない満足感で満ち溢れていると思う。
しかし僕はそんな大切な初日を満足感で満たすことが出来なかった。
これは99年のツアー「電光石火」以来だったかもしれないが原因はわかっている。
今ツアー、米子で4度目にしてようやく完全燃焼することが出来ました。
何故、完全燃焼出来たのか・・・ちょっと自分なりに振り返って見ました。


尾道から米子まで片道3時間のドライブ。
先週は天気が良くて綺麗な海と空に囲まれながらの旅だったが、
今日は雨の中での新緑を満喫する旅になった。
サティの立体駐車場がホールの駐車場と兼ねているのでドライバーにとってはありがたい。
会場について恒例のツアートラック撮影。
今日は珍しく3台止まっていた。
時間があったのでサティから建物を撮ってみた(笑)
初めての開催となった米子コンベンションセンター。
2階席も花道も無い独特な造りになっているホールでどんなパフォーマンスをするのか楽しみ。

2007年5月6日
米子コンベンションセンター
〜セットリスト〜

・オープニングフィルム

・恋人はワイン色

花道が無いので飛鳥はどう動くかなと思ったら、
端の幕をチラッと捲って何があるのか確認。
スピーカーに座って歌ったり、歌ってるチャゲの目の前に立ったり、
間奏ではハーモニカを吹いたり・・・
そんな姿を見ているチャゲがどこか楽しそうなんだよね。
これがチャゲアスなんです。
ここでふと思った・・・ここ米子は音がめちゃめちゃ良い。
立入りが逆というサプライズなんだけど、その後のMCで触れなくなりました。


・僕はmusic

前曲からスライドされてこの曲が始まる。
白色のみのシンプルな照明がとても新鮮だった。
どこの会場でもそうだけど、サビの部分があまり盛り上がってないのがちょっと悲しいので
両手を挙げて手拍子して欲しいなぁ。。。


・ボクラのカケラ

イントロからピンクの照明がピカピカ光り、
長時間見てると体に悪影響が及ぼすのでは?>大久保さん
ラストは全員でラララ〜の大合唱♪


〜MC〜

ホールの構造上、2階の両サイドの壁面にカーテンがかかっているのを見て、
「ひょっとして僕達のことを気遣って・・・そこは空席なのでは・・・」と
歌っている時にとても心配していたらしい(笑)


・パパラッチはどっち

狩野さんがリラックスしながらギターを引いている姿が好き。
狩野&鈴川によるエレキツインギターでロック調サウンド。
今回のツアーはエレキのツインが多い。


・ベンチ

スーパーベスト3以来の懐かしい曲。
歌詞がとても良くてたまに聞くと涙々してしまいます(笑)


・風のライオン

まずここで飛鳥の声に圧倒されました。
今日は声の調子がものすごく良い。
飛鳥ってマイクからどのくらい離れて歌ってるんだろう?と思うくらい
相当離れて歌ってます。


〜MC〜

飛鳥の声が調子良いのは、飛行機に乗って前日入りしたからということで納得。
ここでチャゲによるお得意のご当地ネタが炸裂。
前日入りしたチャゲは米子市内を探索し、「高島屋の地下がガラガラだった」と言った瞬間、会場大爆笑。
何かこの雰囲気好きかも。

飛鳥、米子は初めてだが1度来たことがあると言い張り鳥取の話しで盛り上がる。
誕生日(向井千晶、荒木大輔、高橋尚子)
あなた宇宙へ行きたいでしょ?というチャゲの問いに、
宇宙へ行ったことあり、チップを埋め込まれている。
体内の血液が緑色だ。と今日の飛鳥はちょっと壊れ気味です(笑)

てなもんや三度傘放送開始。
スポンサーが「当たり前田のクラッカー」
クラッカーを買うとコンソメスープが付いてくる話しで盛り上がる。

話が盛り上がり過ぎて、結局12月に行われるアンプラグドライブの話しをしないまま次の曲へ・・・


・no doubt(アンプラグドver)

演奏の前に飛鳥、ギターを荒く引いてチャゲの耳を痛める(笑)
イヤモニしてるからかなり耳に来るみたい。
チャゲアスだけはイヤモニしないアーティストだと思ってたんだけど・・・
あれってどんな風に聞こえるんだろう。
強い照明が客席に当てられて正直眩しくて見えません(笑)


・地球生まれの宇宙人

パパラッチ同様、アルバムリリースまで一体チャゲアスはどうなるんだ!?と心配したが、
この曲も本当に歌詞が良いです。
マニュピレーター担当の小笠原さんの小道具は無くてはならない演出ですね。
ここで今ツアーの主役とも言える白い幕がステージに登場。


MC
いろんなものが進化した時代、ライブだけは今も昔も変わらない。
チャゲの笑い無しの真面目なMC。


・Here&There

青い照明、会場を照らすバリーライト、水の泡の映像。
どこかの水族館にいるかのような心地良さ。


・crossroad〜今を生きる僕を〜

チャゲの声はもちろん、バックコーラスがとても綺麗で、
願うことならこの曲をゴスペラーズでカバーして欲しいと思ってしまった。
前ツアーの「Sons and Daughters」の時も思ったけど、
このサポートメンバーは本業じゃないコーラスがとても綺麗。
雪が降るような演出が新緑の季節なのにどこか寒い冬を感じさせられます。


・熱い想い

熱風ライブで披露されたのでしばらく聞けないかと思ったけど、
今ツアーでまじかで聞けたのが嬉しい。
飛鳥、マイクスタンドを両手で持って熱唱。
こちらまで熱い想いが伝わってきます。


・PRIDE

イントロのピアノが聞こえた瞬間、会場のざわめきが凄かった。
この3曲の流れは贅沢過ぎます。
そして歌い終わった後はしばらく拍手が鳴り止まなかった。


記念撮影

会場に向かって記念撮影の説明をしているチャゲの背中を飛鳥が押して落ちそうになった。
撮影の準備をしている間、飛鳥は自分のカメラで会場を撮影。
「おぉ〜ビューティフォ〜」と言いながら撮っていたのが妙に可笑しい(笑)
そして準備が整った所で飛鳥、「さ、次の曲行こうか!」
今日の飛鳥は絶好調です♪

メンバー紹介


・明け方の君

折り返し地点1曲目をノリの良い曲で会場再び盛り上がる。
間奏の所は両手を挙げて手拍子しましょう。


・Wasting time

ここは狩野さんの見せ場だということに初めて気付いた(笑)
チャゲ、飛鳥、狩野、鈴川みんながみんなエレキというロック色がとても強いので、
音の悪い会場だとちょっとキツイところがあるんだけど、
ここ米子はまったくそんなことはなかった。
ライブを意識して作られただけあって凄いことになってます。
ただこれを最後にチャゲのメインソングが無いのが寂しい。
今までだと「NとLの野球帽」とか「ロマンシングヤード」とかあるんだけどね。
初日に参加する前まで「YAH YAH YAH」の後にこの曲を持ってくるかと予想してました。


・夢の番人

ツアー「THE LIVE」でオープニングを飾った曲なんだけど、
アレンジが変わってないので、実は広島で初日を迎えた時、何でこの曲をここで?と思ってしまった。
でも、今日は良い感じで乗れた。
チャゲ、間奏で「NとLの野球帽」のサビを歌っていた。
「THE LIVE」では飛鳥が何か歌ってたんだよね。
僕は「男と女」しか聞き取れませんでした。


・GUYS

今ツアー初体験ソング。
「あの日ガーイズ」の所がとても気持ち良いです。
でも初日は知らなかったから不覚にも乗り遅れてしまいました。
白色ライトがメリーゴーランドのように廻り続けてます。


・Sea of Gray

この曲だけはどの会場でいつ聞いても本当に嬉しい。
一昨日、無性にこの曲のライブ映像が見たくて99年のドキュメント番組を引っ張り出した。
電光石火初日、マリンメッセのライブ映像が少しだけ収録されてるんだけど、
この時のファンの盛り上がりが異常に凄いんだよね。
照明も凄ければ特殊効果もありと、何故このライブを完全燃焼出来なかったのか本当に悔しい。
今ツアーでは、特殊効果は無いもののロック色の強い演出となっている。
最後は、「Man & Woman」と融合されステージ前に4人並んでギター弾いてる姿がカッコイイ。。
ちなみに、手拍子鳴かせのこの曲。
今泉さんのドラムの音をしっかり聞いて手拍子するのがコツ。


・YAH YAH YAH

前曲からスライドされて飛鳥のワン・ツー・スリー・フォで始まるイントロ。
このように始まるパターンが1番好き。
もうお決まりの曲だけど誰もが待ち望んでいた曲。
イントロが流れた瞬間、観客のパワーが一気に僕の体を突き抜けるような感じがした。
ホールには無い感触。
でもここはホールなのに・・・ここの会場って2階席が無い分、1階席が38列まであるから、
アリーナの雰囲気に似ていたのかもしれない。
やっぱり僕はアリーナじゃないと完全燃焼出来ないのかも。。。
今日も飛鳥キック炸裂。
チャゲは、目玉のオヤジ指人形で遊んでいた。


・can do now

しばらく手拍子を忘れるくらい放心状態になってました。
もう思い残すことはありません。
最後のサビではギター音が消され会場全員が両手を挙げてチャゲと一緒に手拍子。
この一体感はライブじゃなければ味わえません。
この瞬間がいつまでも続いて欲しい。


〜MC〜

飛鳥、環境について語るが今日は久々に哲学的な内容でした。


・Man and Woman

ピアノで始まりピアノで終わる。
この曲は「PRIDE」に続く名曲だと思う。
飛鳥、最後のパートで力尽きたかのように声が枯れてしまった・・・
飛鳥さん、本当にありがとう。
そして今日もお疲れさまでした。

たくさんの拍手に包まれながらカーテンコール。
その時の一仕事終えたチャゲ、飛鳥、サポートメンバーの笑顔がとても素敵。
ここでコアなファンはあることに気付くはずです。
何故か、マイクスタンドが片付けられず再調整されるのです。
僕はすぐその不自然さに気付きました!


・SAY YES〜エンディングフィルム

幕が下りてイントロが鳴り響き歓声が上がる。
そういえば「SAY YES」を歌ってないことにすっかり忘れてました。
今まで散々歌ってきた曲、でも訪れるファンにはやはり聞かせてあげたいという
お2人の気さくなサプライズなんでしょう。
そのせいかちょっとおふざけモード。
チャゲ、お決まりの「おい!鬼太郎!」
目玉のオヤジのモノマネ連発。
1コーラスで終わっちゃったけどステージから掃けても最後まで鬼太郎指人形で、
飛鳥はお決まりのポーズでカメラから去っていきました。
このサプライズは初めての試みだと思うんだけど、
幕が降りても二人に逢えることが嬉しい。
もちろん会場みんながそう思ってることは歓声でわかった。
記念撮影の結果は、やっぱり飛鳥が心霊写真みたいになってた(笑)
エンディングフィルムが流れる間、いつまで経っても客は席に着こうとせず、
終わりかけた時にようやく着席。
そして“僕たちの音楽を愛するあなた達”に
いつまでも拍手は続いたのでした。


ライブというのは本当に面白いもので、
同じアーティスト、同じセットリスト、会場が違うだけで盛り上がり方、雰囲気が随分違うんです。
今日は特に初めての米子での開催、チャゲ、飛鳥の体調の良さに加えて
会場のオーディエンスに救われたからのような気がする。
いつまでも鳴り止まない温かい拍手、
ここに集まってくれたすべての人に「ありがとう」と感謝したい気持ちでいっぱいだった。

倉敷の前日が米子開催で行くかどうしようか最後まで悩みましたが、
米子でまた1つ、一生の思い出が出来ました。
今回のツアー、これでもう思い残すことはありません。
チャゲアスの音楽を愛するみんなにありがとう。