倉敷で初参戦してからすぐさま広島2days。
これでもうファイナルまでお預けだと思うと寂しいので急遽、武道館に参戦。
そして大阪ファイナル。
今回は短いツアーだったけど、5公演の参加となった。
ここ数年のライブにしては珍しくセットリストはまったく変わらないが、その分MCが面白くなった。
香港整体の話は何度聴いても面白い
そして、何と言っても澤近さんとの即興メロディ。
これを初めて行ったのは広島2日目からだと思う。
今までマニュピレーター小笠原さんを良く見かけたライブも今回は彼の出番は無い。
本物の音を聞かせてくれる大人のライブ。
それは初めて参加した倉敷ですぐにわかった。
アルバムSCENEVのコンセプトは「古き良きアメリカ」
それがライブと上手く混ざり合ったような気がする。
音も良いが今回は照明も印象に残る場面がある。
飛鳥やサポートメンバーの服装が黒をベースにしているのと、
大阪フェス独特のステージも黒だったので、かえって照明が目立つ形となった。
決して派手な演出は無いので、武道館で見た時はちょっと寂しいものがあり、
ホールならでは・・・いや、ホールだからこそ良いライブだったと思う。
「月が近づけば〜」は、きっとすべての人に感動が届いたに違いない。
ファイナルならではのサプライズを密かに期待してしまうが、
ホールなので掃除のことを考えて紙吹雪は無いと予想したが、
まさかアンコールで薔薇の花吹雪が3度も噴射するとは思ってもみなかった。
その花吹雪は、会場には届かず、大阪フェス独特のステージに落ちた。
大阪フェスだからこそ出来た演出だったかもしれない。
黒いステージに落ちた赤い薔薇の花びら。
その後に、「はじまりはいつも雨」の照明が当たり、赤と水色が上手く重なり合っていた。
そして、最後のサプライズは、two-fiveホールツアーの琵琶湖を思い出させる銀テープの幕が落ちた。
サポートメンバー達や飛鳥と抱き合いながらしばらくステージ上でファイナルの余韻を楽しみ、そして退場した後も、
スタンディングオベーションはいつまでも終わることなく続いた。
まさにファイナルらしい大阪の夜だった。


goodtimeによるMy game is ASKA ハイライトシーン

・君が愛を語れ

スローのテンポで始まり、一気にアップテンポの曲にスライドして欲しかった反面、
この曲を最後まで聴けたことは良かった。
「君のそばで」の「君の〜」の場面が好き。
倉敷では思わず涙してしまった。


・birth

個人的にはここでスタンディングして欲しかった。
間奏では、手をポケットに入れて小刻みなステップする姿がカッコ良かった。


・はるかな国から

ここでスタンディング。
この曲で立つのは何だか中途半端なので、アップテンポな「TATOO]を持ってきても良かったのでは。
個人的に凄く好きな曲なので今回も聞けて良かった。
IDツアーで初めて聴いた時は、涙々だった。


・風の引力

「夏の影が揺れる〜」のところで、斜め下から強い照明が当たり、
天井には飛鳥の影が揺れるという演出。
武道館では、ホールとは違う大きな影が揺れてました。


・君が家に帰ったときに

好きな人とぜひ一緒に聞いて欲しい曲だと思うけど、
飛鳥曰く、意味不明なタイトルを付けたことに後悔し仮タイトルを付ける。
大阪ファイナルでは、今までで一番長い仮タイトルになったのではないでしょうか?


・In my circle

出だしのバイオリンの音がとても印象に残った。
今回、バイオリンを入れたことで今までのライブとは一味違う雰囲気にさせたアイテム。
バイオリンのアレンジによりとてもノスタルジックに思わせてくれた。
SHUUBIさんには、もっと頑張ってオリジナルと同じように高音を出して欲しかった。


・君が好きだった歌〜背中で聞こえるユーモレスク


アルバムとは違う形で「背中で〜」をスライドされてとても良かった。
アルバムもこれで収録して欲しかったが、このスライドはライブならではの良さがあるのかもしれない。
ピアノの生音に改めて感動させてくれた大人の音楽、大人世界、そして古き良いアメリカの世界。


・愛温計

この辺りから睡魔との戦いが始まる頃。
仕事帰りや長旅の人達には過酷な時間帯だったかもしれない(笑)
それだけ気持ちの良い音楽が流れているという証拠。
もし、このライブを高校生時代に経験していたら素直に好きになっていたかどうかはわからないが、
今の時代にこの場所にいれたことに嬉しく思う。


・good time

個人的にはオリジナルの方が好きなんだけど、
アルバムバージョンもとても良い感じでアレンジされていると思う。
それがこのツアーで上手く反映されたと思う。
オーケストラが入ってないのに、どこかシンフォニックのような雰囲気にさせてくれたのは、
きっとドラムス江口信夫氏による演出が大きかったのではないだろうか。
今回のツアーは、彼と澤近さんが大きなキーマンだったと思う。
本当に良い音を叩いてくれました。


・girl

この曲は何度も聴いているのであえてこのツアーでは歌って欲しくなかったんだけど、
アレンジがとても良くて、その不満は見事に解消されました。
ここでは、古川さんのガットギター捌きが見所ですね。
思わず双眼鏡で指の動きを見入ってしまいました(笑)


・同じ時代を

この曲は、kicksツアーで思いっきり泣かされたので特に何も言うことはありません。
最後のキーボードとギターの音が綺麗だった。


・月が近づけば少しはましだろう

もう何も語ることはありません。
ただ・・・この曲が今回のツアーでも聴けて良かった。
ファイナルでは、すべての力を出しきるように歌っていた。


〜メンバー紹介〜


ドラム:江口信夫
ベース:斉藤光隆
ギター:古川昌義
ギター:鈴川真樹
バイオリン、キーボード、コーラス:クラッシャー木村
コーラス:SHUUBI
コーラス:一木弘之
ピアノ:澤近泰輔


いつもなら小ネタがあるんだけど、
今日は、橋本弁護士すら言わなかった。
1人1人紹介して握手。
会場からは大きな拍手が鳴り響く。
でも、最後は、橋本弁護士!と言って笑いを取って欲しかったと思うのはきっと会場みんなの願いだったかも(笑)


you&me

今回のツアーでもっとも大きな収穫があったのは、1人の女性シンガーソングライターとの出会いでした。
広島の会場で1枚のアルバムを買い、まさかチケットを取るほどまでハマリ込むとは自分でも思わなかった。
彼女にとって大阪ではファイナルですが、4月から始まるツアーは大阪が初日。
僕にとってもファイナルであり初日でもあった。
今までのツアーやオリジナルを聴くと、可愛らしいかったり女性らしかったりした女性ボーカルですが、
SHUUBIの声は低音且つ太い音域であり、また1人のアーティストでもあるから、飛鳥の声と上手く混ざり合い聴き応えの無い訳がない。
またこの曲がセットリストの下り返しとして良いアクセントになったのではないかな。


・共謀者

この曲、何故あまり好きではないかと言うと、IDツアーでまさかのオープニング曲だったから。
誰もがバラード中心になるのではないか?と予想を裏切られ一発目にこの曲が来た。
もちろん、今思えば良いツアーだったけど、1曲目はやっぱりバラードを歌って欲しかった。
それからしばらく披露していなくて、今回のツアーの後半戦1発目にまたこの曲が来た。
思わず、「あぁ〜この曲が来たか」と思ってしまった。
やっぱり自分の中では今1歩盛り上がれない。
ライブの流れからして、バーガーショップかブラックマーケットでお願いしたかったな。


・花は咲いたか

ロック色は強いがスローなテンポなので後半戦にこの曲はいかがなものかと思ったが、
会場全体が盛り上がったので結果的には良かったと思う・・・がしかし!!!
kicksトラウマ世代?にとってはあまり歓迎はしない。


・now

kicksツアーからすっかり後半戦のお馴染みとなったこの曲。
これを無くしてツアーは終われない!


・loop

バイオリンのアレンジがとても良かった。
まさにクラッシャーさんの腕の見せ所。
ここでファイナルならではのハプニング!
ドラムのスティックを持ってきてギターをバイオリン変わりにして演奏のフリをする飛鳥。
そのせいで歌い出しワンテンポ遅れてしまった。(と僕は思ったのだけどどうでしょうか?)


・晴天を誉めるなら夕暮れを待て


この曲も飛鳥ソロツアーではすっかりお馴染みで会場が一体となって盛り上がれる
チャゲアスで言う「YAH YAH YAH」の存在で無くてはならない曲。
「月が近づけば〜」と同じく皆勤賞。
ただ出だしをもっと考えてアレンジして欲しかった。
スローなテンポから入ってこそこの曲の味があると思う。


next door〜散文詩

インパクトの強いスローな曲なのでアップテンポの続く後にこの曲は合う。
チャゲアスのライブでもこの手法はお馴染み。
そして散文詞へとスライドされるのも会場を感動させる得意技の1つだと言える。
倉敷に参加した後、この詞を探したがSCENEVに入ってなかったんだけど、
のちにリリースされたSCENE of SCENEの中に書いてあった。
ライブに参加した人にとってはちょっとしたサプライズだったかもしれない。


・心に花の咲く方へ

飛鳥はこの曲に対して、ここ数年で最高作だと絶賛してしまった。
それ以降、本人だけで詞を完成させていなくて松井五郎氏と合作が続く。
飛鳥はこの曲にすべて魂を注ぎ込んでしまったのだろうか?
以前から何度かステージで披露されていたが、
今回は、アレンジがシンプルだったせいもあり、今までとは違う感動が会場に伝わったと思う。
静かなシーンなだけに、ここで携帯の音やクシャミや咳の1つ、無駄な音は一切立てられないという
それは会場全体の暗黙の了解のもと、こちらとしてもとてもプレッシャーのかかる曲。
僕が参加した限りでは、会場約2000人誰も無駄な音を立てなかったふうに思えたが、
約2000人もいて音を立てないというのは不思議なことだけど、
それだけみんな1つのことに集中していた証拠なのかもしれない。
そう思うと、約2000人を集中させた飛鳥の歌唱力、パフォーマンスは凄い。


・抱き合いし恋人

アンコール最後の曲に持ってきても良かったと思うが、
SCENEV最後の収録曲でもあるから、本編ラストでも不自然な気はしない。
どちらにしても今後のツアーがあったとしてもこの曲を最初に持ってくることは無いと思う。


〜アンコール〜

・君は薔薇より美しい

ここでスペシャルゲスト「チャゲ!」という期待はしていたが、
結局、今ツアーではアンコールにチャゲは出てこなかった。
決して残念な思いをしてはいけないのだけど、今までずっと出ていただけにやはり残念。
ぜひ一緒にこの曲を歌って欲しかった。
最後はファイナルらしく赤い薔薇の花吹雪きが3度も噴射された。
会報を読んでいるとファイナルの紙吹雪きなどはスタッフによるサプライズだと書いてあるので、
今回もきっと飛鳥は知らされていなかったのか、かなり驚いていた様子だった。
でも、4度目の噴射が無くて、「あれ?」みたいな顔をしていたのがまた面白かった。


・cry

飛鳥の隠れた名曲になることは間違い無いが、
このままチャゲアスの活動に入ってしまえば、そのまま隠れて見つからなくなるので
そろそろ日の当たる場所へ出した方がいいと思う。
ぜひチャゲアスとして。


・はじまりはいつも雨

アレンジは違うものの、この曲も一応皆勤賞ソング。
ファンにとっては、ちょっとマンネリ気味な曲でもあるが、
初めてのお客さんのためにも、ヒット曲は必要なアイテムだと思う。
これを最後に持ってきたのは予想外だったけど、
終わってみれば最後に持ってきて正解だったと思う。


※大阪フェスティバルホール独特のステージとは!?

会場に入ってまずビックリしたのが幕が降りている前にもステージがあること。
最初は何とも思わなかったが、後になってステージの不自然さに気付いた。
幕が開ければ飛鳥はマイクスタンドを持って前に来るのか・・・いやありえない。
大阪フェスは、一列目とは言えど歌い手を目の前にして見ることが出来ないのだ。
たまーに歌う前にステージの前に来るものの、飛鳥はこういったサービスはあまり好きでは無いので滅多に前に来ない(笑)
もちろん、他の会場でも最前列とハイタッチすることも無い。
ライブ全体を楽しむなら1回席より2階席をオススメするが、
1cmでも飛鳥の近くにいたい女性心を考えると、大阪フェスの1階最前列でもオススメしません。
あとセンターから番号が始まる座席番号も独特。一桁台は真中となる。
オークションでチケットを取ろうとする場合は、そこんところ要注意だね!

ライブ終了後、仲間を集めて居酒屋へ。
予約を21時30分で入れていたのに、いつまでも終わらないスタンディングオベーションと、
ライブ終了後の雑談で、気付けば45分を廻っていた。
何故か路駐していたツアートラックに、お疲れ様とポンポンと叩いて、
そして居酒屋へと向かった。