2004年12月にC&Aのツアーが終わり、
2005年は、ファンクラブイベント、レコーディング、シンフォニックと言った活動。
ラジオ出演も広島には縁が無く、ディアフレンズは聞き逃し・・・
唯一、テレビ出演でMフェアーを見たものの、飛鳥のオンタイムの声を聴くのは1年以上振りかな。

前回のgood timeツアーでは、アルバムが間に合わなかったということで、
過去のアルバム、名曲の揃った構成で雰囲気の良いライブだったと記憶に残っているが、
久々に世に出た飛鳥の新曲、ニューアルバム「SNENEV」を引き下げてのツアーということで、
古き良きアメリカを感じさせる内容になるのでは?と予想していた。
その予想は、開演前に流れる音楽で的中。
開演前から、ホールは古き良きアメリカに染まりつつあった。

開演時刻より10分過ぎてオープニングが始まる。
予想は、怪しげなイントロ「birth」で始まるかと思っていたが、
毎度のことながら予想は外した。


・君が愛を語れ

出だしはスローで、goodtimeツアーのオープニングで歌った「始まりは〜」のような感じ。
1年以上振りに聞く飛鳥の声。
思わず涙が出てしまった。
曲の出来ない苦しみ、声の出ない悲しみ、
そんな噂が飛び交っても、こうして僕らの前に立ってくれて歌を歌ってくれる。
アーティストなら当たり前のことでも、
それがとてつもなく嬉しくて嬉しくて、つい涙してしまった。
今日の声の調子はどうだろう?
体調は大丈夫か?とファンから心配されるアーティストも珍しいかもしれないが、
それだけみんなから愛されている証拠なのです。
・・・あれ?みんな立たないの?


・birth

オープニングで来なかったら2曲目だ!という予想は何とか当たった。
幕が上がるとtwo-fiveツアーに続いて、今回もLEDパネルが健在!birthのプロモが流れる。
まず幕が上がって驚いたのは、向かって右側に見かけない人が1人。
今回から、いやチャゲアスも含めて初?(アンプラグドを除く)のバイオリンが参加なのか?
ここでもまだスタンディングならず・・・ライブが始まってもスタンディングされないって、
歌い手にとってどんな気持ちなんだろう・・・ホールは立ち辛いのかな?


・はるかな国から

ここに来てようやくスタンディング。
しかし、2階席は殆ど立っていない。
いつ聴いても心地よい曲で本当に好きな曲です。


・風の引力
・MC
・君が家に帰ったときに
・In my circle
・君が好きだった歌〜背中で聞こえるユーモレスク

〜MC〜
・愛温計
・good time
〜MC〜


SCENEシリーズに入ってない曲もあるけど、
SCENEに入ってもおかしくなくて、バラードがしばらく続く。
その雰囲気がとても良くて、60代の老夫婦がいても何の不思議も違和感も無く、
また、愛し合う2人が手を繋いで彼の肩に頭を乗せて聴いている、
まぁ、それは僕の勝手な想像だけど、広いホールの中、4ヶ月間のどこかできっとそんな光景があるはず。
美しい音楽、上品な色使いの照明が飛鳥の声とハーモニーされて、まさに大人の時間だった。
長年ライブを見ているけど、音楽が綺麗だと思ったのは初めてかもしれない。
10代には難しい世界かもしれないが、
今の音楽事情だからこそ、若い世代にこの美しい音楽に触れて頂きたい。
歌い終わった後に、飛鳥の・・・起きよっ!の一言で、会場に笑いがこぼれる。
この後、一気に目が覚める曲が控えており、まさに嵐の前の静けさ。



・girl

個人的にこの曲はあまり好きではない。
C&A活動延期の後にリリースされたシングルだけにあまり良い思い出が無い(苦笑)
しかしこの度の「girl」はアレンジを変えてアコースティックぽくなっていて、このアレンジはかなりお気に入り。
歌詞のイメージに照明もマッチしているが、フィニッシュの赤い照明は体に宜しくないかも?


・同じ時代を
この曲には毎度泣かされてしまいます。
LEDパネルには新しいバンドメンバーが映し出されているが、
斜めからはちょと見ずらいので1枚の大型パネルにしてほしい。
アレンジはgoodtimeツアーと似ている


・月が近づけば少しはましだろう

もうすっかりお馴染みのこの曲。
今回も歌ってくれて本当にありがとう!
いつもながら、あの声には泣かされてしまいます。
歌詞が良いとか曲が良いとかじゃなくて、
ただ単に歌声で涙してしまうのは、飛鳥以外にはいません。


〜メンバー紹介〜


ドラム:江口信夫
ベース:斉藤光隆
ギター:古川昌義
ギター:鈴川真樹
バイオリン、キーボード、コーラス:クラッシャー木村
コーラス:SHUUBI
コーラス:一木弘之
ピアノ:澤近泰輔

まず驚いたのは、ASKAバンドじゃなかったこと。
前回のソロツアーから時間が空いたから全員集合は無理かと思ってたけど、
古川さんと江口さんしかいなくて、松本晃彦さんがいないのはちょっと寂しかった。
でも、これだけバンドメンバーが変わってると、
ちょっと雰囲気が違ってて、ある意味すごく新鮮だった。
今回、マニュピレーターがいなくて、新たにバイオリンが入っているのは新たな挑戦だったかもしれない。
ピアノの澤近さん、今回は重要ポイントです。


you&me

SHUUBIさんの声は、平原綾香を感じさせる迫力のある声。
それが飛鳥の太い声と見事にマッチしていました。
アルバムも出しているみたいなので、機会があれば聞いてみたい。
僕より1つ上の綺麗な可愛らしいお姉さまでした。


・共謀者
・花は咲いたか
・now
・loop
・晴天を誉めるなら夕暮れを待て


古き良きアメリカを味わい、綺麗な音楽を楽しみ、飛鳥の声で涙する。
そんなステージが第一章だとすると、第二章は、ロックンロールショーの始まり。
ギターを抱えながら楽しそうに弾いている姿は、本当にカッコイイ。
「loop」のアレンジは、アルバムと違ってバイオリンが主役でこれまたカッコイイ。
birthで盛り上がれなかった?分、ここで大いに楽しませてもらった。
2階席もほぼスタンディングでようやくみんなライブを体で楽しんでいるような感じだった。
やっぱりライブはこうでなくっちゃ。


next door〜散文詩

goodtimeツアーでは、背景にたくさんの星(のようみ見える)が映し出されたが、
今回はシンプルな照明。
next doorから散文詩へとスライドされるのは、two-fiveと重なって思わず涙してしまった。
飛鳥の人へ伝える声はストレートに心へ伝わる。


・心に花の咲く方へ

何度も聴いているので少しマンネリ化するかな〜と思ったけど、
ピアノとバイオリンだけの演奏というシンプルなアレンジで音楽の美しさを堪能させてもらいました。
(香川では、歌っている途中に飛鳥が泣くというハプニングがあったらしい)


・抱き合いし恋人

本編ラストの曲。
これは予感的中!
このライブはこの曲で締めてこそ意味があるような気がした。
アンコールではなくて、あくまで本編最後として・・・


〜アンコール〜

・君は薔薇より美しい

最初はわからなかったけど、サビで何となく気付いた。
どうして、ここでこの曲を選んだのかはわからないが、女性の心をギュッと掴む、相変わらずお茶目なオジサマです(笑)
女性は飛鳥のお茶目っぷりに魅了され、照明フェチはピンクと青のライトで魅了(笑)


・cry

この曲は、前回のツアーで最初で最後だと思っていたがまた聴けるとは思ってもみなかった。
飛鳥の隠れた名曲でもあるが、ライブでしか歌わない曲がチャゲアスにも1曲くらいはあってもいいなぁ〜と思っていた。
「cry」はまさにそんな存在で、そのうちファンの願いでシングル化!という時が来るかもしれない。

この曲でふと思ったこと。
ひょっとして、前回のツアーとセットリストが似ているのでは?
過去のツアーを振り返ってみると、
前回のツアーとは違う、丸っきり色の違うライブになるのがチャゲアスだと思ったが、
今回のツアーは、前回の色と似ているような気がした。
曲のアレンジ、照明・・・My game is ASKAというツアータイトルの意味は不明のまま、
ラストの曲を迎えることとなった。
広島公演が終わればラストの大阪のみ。
願うことなら、このライブを広い空間で行うとどんな感じになるのだろうか武道館に参加してみたい。
その頃にはようやくタイトルの意味、飛鳥の狙いがわかるかもしれない。


・はじまりはいつも雨

アンコール最後は、定番中の定番。
「あ、大事なことを言うのを忘れてた・・・君に会う日は〜」という歌い出し、面白かったです。
雨が降っているかのように見える照明も綺麗でした(照明フェチは2階席でも楽しめる)

1年以上ぶりの飛鳥のリアルタイムな声は、まるで2004年の12月の最終日からリセットされずにコンテニューしたままのような状態で、
本当に声も体調も素晴らしく良かった。
気持ちは「本当にありがとう」
それ以上の言葉は浮かんできません。

目標は、いつまでもC&Aを信じて好きでいること
夢は、C&Aがいつまでも歌い続けてくれること


僕が随分前に立てた目標と描いた夢は、今もなお健在である!



〜倉敷市民会館エピソード〜

仕事が終わって、毎度のごとく倉敷市民会館には滑り込み。
それでも、10分ほど時間があったので、先に会場入りしている、はんさんとAKEさんを探すものの見つからず、
終演後に会おうとメールしてホールに入った。
終演後、結局、新幹線の関係上、お先に失礼されてしまった(笑)
考えてみれば、開演前、終演後に狭いホールで会おうと思えば、
どこかの場所に待ち合わせしないと無理だよね。
明後日会えるので、ま、いっか。
アリーナからホールが主体となり、数多くの会場へと足を運んだが、
個人的に倉敷は好きなホールである。
天井が木材仕様なのかどうかはわからないけど、
音が反響したりしないんだよね。
席は、2階席だったけど、中央のほぼセンター。
照明フェチには堪らない場所です(笑)
今回の照明は、飛鳥の斜め後ろからライトを設置しているので、
2階席でもライトが当たるようになっているのは嬉しい。
ホールってなかなか照明が2階席に当たらないんだ。
多少、盛り上がりと飛鳥との距離は違うものの、1階席も2階席も
同じ空間には変わりない。
飛鳥ならきっと端っこでも感動させてくれるはず。
そう信じていれば、決して2階席も悪くないです。(立ち見となるとずっと立ちっぱなしなので辛い)
いろんな意味で倉敷市民会館は好きかな。

行きは、ライトアップした白壁の町を歩いたが、
帰りはライトも消えて不気味な白壁の町を歩いて帰る。
あ〜ここで打ち上げやったなぁ〜とか、
餃子が出なくて、走って駅まで戻ったなぁ〜
かあちゃんが、チャゲの似顔絵ゲットして騒いでたなぁ〜とか、
倉敷に降り立つと、2004年が思い出してしまった。

お腹が空いていたので、いつも気になる怪しいラーメン屋に行くものの今日も残念ながら閉まっていた。
結局、いつものお店によって、何故か激辛ラーメンを注文。
心地良い気分だったのに、激辛気分に変わり注文するんじゃなかったと後悔した倉敷の夜でした。