プリンター

 パソコンをやる人は、殆ど、デジカメとプリンター(それもコピー、スキャナーの複合機)をもっているでしょう。

私の場合、タイプライターでブラインドタッチを覚え(今ではすっかりいい加減な指使いとなっていますがーー)、ワープロで仕事をしました。この段階では、原稿が一枚出来、それをコピー機でコピーするというやり方で、それを継承したのがプリンターです。

モノクロレーザープリンター

スピードが速いものと言うことで、最初からモノクロのレーザープリンターを買いました。何といってもインクジェットとは、スピードが全く違います。

 当初、使っていたのはOKIMicroline4w8wと言う2機種でしたが、小型で安かったのですが、枚数を多く印刷すると排熱が不十分で、うまく印刷できないこともあり、今は、キャノンLBP3000と言う機種を使っています。

               

                          LBP3000

家庭内などで資料を焼くには、カラーはほとんど不要であり、これで十分です。
年賀状などもスピードが速いこのプリンターで表書きは印刷してしまいます。一枚当りの単価は、カラープリンターより、はるかに安いでしょう。

インクジェット複合カラープリンター

 カラープリンターは、免許を取り全国を回り、写真を撮りだして欲しくなり購入したのが、キャノンMP370と言うインクジェットの複合機です。
                  

                    MP370インクジェット複合機

この機種は、3色カラーインクと黒色インクの二つのインクタンクを装備する方式です。インクタンクは、取り外し可能なプリントヘッドに装着します。
このプリントヘッドが、中々の曲者なのです。後から分かったのですが、このプリントヘッドは幾つもの機種に共通になっています。

 このプリンターで最も活躍しているのがスキャナー部分でしょう。

古い銀塩写真などをスキャンし、拡大するといった時が一番有効で、2倍(面積4倍)位までの拡大は十分可能です。
先日も、大学同期が集まった時、卒業時の集合撮影の写真を持ってきたのがいて、豆粒より小さな顔で何処にいるのか分からないくらいのものをスキャンして拡大してコピーすることによって、誰が何処か容易に分かりました。

記事などのワード化、PDF化など様々なことが可能ですから、この面でも働いています。

インクジェットプリンターの問題点

しかし、カラー印刷となると、色々な問題が、出てきました。スペースがあれば、スキャナー単体が欲しいのですがーーー

1、異物混入

最初にやったのが、最も多い(後から分かったのですが)と言う異物混入です。
この機種は、給紙部分が後部にあり、蓋をあけて、紙を差し込みます。紙と蓋が上に向かって「さあオイデ」と口を開けているのです。

                             

               MP370(給紙部分が口を開けて待っている)

 ここに、長押に紙をぶら下げる時に画鋲を入れてしまったのです。中が良く見えないために原因不明。新しいものを買おうとも考えたのですが、予備のインクタンクを幾つも買っていた為、直すことにして、メーカーの修理センターに送った結果が、このざまでした。

2.プリントヘッド

 本体からプリントヘッドに信号を送り、インクジェットを制御するのですが、インクタンクから送られるインクがヘッドの小さなスロット部分から噴射されます。

            

    ヘッドに装着したインクタンク               ヘッドを外した所

                          

       ヘッドのインクジェットノズル部分           本体との接点部分

ここは、かなり頻繁にクリーニングしないと、インクが残ったりして、カラーの調整がうまくいかなくなります。クリーニングをすると言うことも問題で、クリーニングのためにインクを噴射させるのですから、それを吸収する部分が飽和すると同じような現象が起こる訳です。

この辺の説明は、明確でなく、クリーニングしても、駄目な時は、メーカーでクリーニングするとか書かれていますが、プリンターを運ぶだけでも、かなりの金がかかるのです。

 プリントヘッドが単品で販売されていると言うことが明確に書かれていれば、ネットで買えば良いことです。購入時には、プリントヘッドは取り付けられておらず、取り付け法が書かれているのですから。

 そういう訳で、最初に色の調整がどうやってもうまくいかなくなったのが、年賀状印刷の時だったこともあり、MP610と言う新しい機種を秋葉原の山田電気の開店セールで極めて安く売っていたので、つい買ってしまったのですが、後から、MP310のヘッドだけ売っているのが分かり、交換して使えるようになりました。

 ヘッドを長持ちされるのは、どうやら大量に印刷した後、長期間放置しないで、数枚でいいから、印刷を繰り返すことが良いような気がします。

週何回か、数枚ずつと言った使い方が一番良いのかもしれません。

3.新しい機種MP610

 これは、モノクロ印刷用の黒インクタンクの他、黒と三色の4つの独立タンクがあります。やはり、黒の調整が困難だっのかも知れません。

プリントヘッドも後付けですから、これも単品購入が可能でしょう。

何よりも、印刷速度が速く、音が小さくなりました。しかし、2台どうする??と思っていたら、またインクの出が悪くなって、MP370は駄目になった。これ以上、金をかけて直すのも馬鹿馬鹿しいので廃棄することにしました。

              

                       MP610
使ってみると、こちらの方がはるかに高速で、扱いも楽ですがスキャナー部分の扱いは逆に面倒になったようです。
それにしても、インクの高いこと!!6回交換すると本体が買えるほどの値段です。