インターネットの環境つくり

 家を建設した時、二階は子供部屋であった。一階には電話回線が各部屋に張り巡らしてあるが、二階にはなかった。その後、初めはインターネットもダイヤルアップである。

まだ、光回線がいつ来るか分からない時代、NTT基地局からは、4.3km、ADSLも40dB以上減衰してしまう。近くの友人の家に行って、見せてもらったが、800kbps位しか届かない。

 色々と勉強して、NTTやYAHOOに聞きまくった。しかし、誰もが、モジュラージャックにセパレータをつないで、モデムと電話に分けるんですと言うだけである。そんなことは、百も承知である。我が家の配線は、こうなっていて、電話の信号は、まず、廊下の柱にあるベルに来て、これが鳴るような仕組みとなっているなどと言うと、そんな配線があるのですかと言われる始末。
いわんや、セパレータを各ジャックに繋いで、こちらは電話、こちらはインターネットなどにしたら使えるか(実は、使えることを知っていて聞いたのだが)などと聞くと、いい加減な返事しか返ってこない。

 そうこうする内に、NTTがインターネットの説明会をすると言う折込広告があったので、出かけて行って見た。NTT建物の外にテントなど張って賑々しく飾り立てているが、あまり、人は来ていない。

そこに、若いのが居て「私は、営業ではないのですが、今日は休日なので、駆り出されたんです」などと言う。これは、いい奴を捕まえたと言うことで色々と話を聞いた。
すると「YAHOOがADSLと言うので、NTTもやっていますが40Mbpsなどと言うのはいかさまですよね」とか、「NTTはおかしな会社で、ADSL化の工事をやると、線を100m引こうが、30cm引こうが一本3700円何がしなんです」色々と面白いことを言う。

 我が家は、こういう配線なんだけれども、どうすれば、一番良いかねと聞くと、色々と当方の状況を聞いて、これがいいでしょうと提案してきたのが、小生の考えたのと全く同じであり、速度も1.5Mbpsで良いだろうと意見が一致したので、契約した。

 電話回線の切り替えに、工事屋がやってきた。「今回は、工事の図面まで付いて来たんですが、詳しいですね?!NTTの人ですか」などと聞く。
工事は、すぐに終わり、リンクも簡単に繋がった。「線は2本引きましたが、一本1200円で良いです」などと言って帰っていった。(実は、4芯一本をを2芯、2芯の往復で使わせたのが)
二階と一階の無線LANも簡単に繋がった。

             

               モデムなどの配置(机の横のBOXに)

さて、速度を測ってみると、上り890kbps、下り470kbpsでほぼ予測どおり。
しかし、ダイヤルアップに慣れている身には、体感速度は大幅向上である。

娘も、小生もためておいた、up dateを早速行った。

 然るに、3日目になると、どうもリンクが不安定になり、夜になると繋がらなくなった。
NTTに電話をすると、早速、伺いますと言って、親父がやってきた。

どう見ても配線屋の親父風で大丈夫かなと思いつつ、今は、繋がっているがなど事情を説明すると、案の定、「よく分からないので、別回線と切り替えてみます。」と言って電柱の上の分配器をあけて、切り替えを行った。

「今度は、どうですか?」「全く駄目だ!電話まで繋がらなくなったぞ!」と言う会話の後、「それでは、もとに戻して、局側をチェックしてみます」などともっともらしいことを言って帰っていった。

 元に戻せば、それまで繋がっていたのであるから、繋がるのは当たり前である。「どうですか、しばらく様子を見てください」などと藪医者みたいなことを言ってきた。

 後で分かったことだが、時々つながらなくなった時が、モデムやルーターの電源を切って、数分後に繋ぐと元に戻る。

             

               いつでも電源を入り切りできる(机の下)

 しかし、最近、ADSLにノイズが多く、ランプが点滅し、回線が繋がらなくなったりする。NTTの良い所は、いつでも故障受付をしてくれることである。改選がおかしいから繋ぎ変えたりするのも、外部ゆえ無料である。

 何かあるとも光が安いですよとか、色々言うが、今の構成以上に安いものはない。
速度は、数十MBもあるファイルをダウンロードする時以外は、あまり問題ではない。
しかし、いずれ光にする必要がでてくるだろう。最近の最も酷い時は、下り52.4Kbpsというダイヤルアップ並みの時があった。上りは420Kbpsとあまり変わらない。
普通は、下り950Kbps上りが420Kbps位である。光にすれば40Mbpsくらいはいくでしょうというが、
月費用は3倍近い。どうがの処理などやるならばかえることも考えよう。