水戸黄門

人生、楽ありゃ、苦もあるさーー」で始まる水戸黄門。テレビでは松下電器の時代から今までたくさんのシリーズがつくられてきた。

いまや、水戸の歌で知っているものは、と聞くとある年代以前の人は、まず、この歌を歌う。

考えてみると、水戸を代表するような演歌などは、思い浮かばない。

そういえば名古屋も無い。昔は「天下で二つの不美人国」などといわれてもいたので、なかなか、なまめかしい演歌などは生まれなかったのか?

 徳川光圀が名君という評判は江戸時代に始まったと言う。

当時、光圀が亡くなった時、「天が下 二つの宝つきはてぬ 佐渡の金山 水戸の黄門」という狂歌がはやったとか。

「大日本史」編纂の資料を集めるため家臣を各地に派遣したことなどが「漫遊記」の元になっているとか。

もともとは俳人を連れて漫遊するというものであったが、大阪の講釈師が「助さん、格さん」としたとか。

テレビでは、大阪最大の実業家、松下幸之助の肝いりでナショナル劇場で長期シリーズかされたことも何か因縁を感じる。

 日本国中を悪代官だらけにして、月曜の8時45分頃になると決まり文句の「しずまれ!静まれい!この紋所が目に入らぬかーー」で悪代官他が恐れ入るというパターンは今日まで変わっていない。

あまりにもワンパターンになり、紋所がでる所だけ見ると筋書きが分かるようになってしまった。

 以前、このテレビの漫遊記が盛んだった頃は、通天閣の広告と交換したら?などと冗談を言ったものだがーー