名古屋の思い出

 6: トヨタ産業技術記念館

トヨタ産業技術記念館は、トヨタグループが運営する企業博物館で、「トヨタテクノミュージアム」とも呼ばれ、旧豊田紡織本社工場でグループ発祥の地に1994年6月に開館した。

展示館は

繊維機械館  「糸を紡ぐ、布を織る技術」の移り変わりを紹介する。

自動車館   「自動車のしくみと、開発・生産技術」の移り変わりを紹介する。

から成り立っています。いずれも実際の生産に使われた、もしくは使われている実物を展示しており、ものによっては模擬的に実働させることも可能となっている。

その他にも体験コーナー『テクノランド』や、豊田佐吉や息子の喜一郎ゆかりの品などを展示した『トヨタグループ館』、『豊田商会事務所』などの展示施設と、カフェやレストラン、図書館、ビデオライブラリー等の付属施設がある。

場所は、名鉄名古屋線で岐阜方向へ一駅目の栄生(さこう)にあり、名古屋駅から歩いてもさほど遠くない。

何しろ、名鉄名古屋駅は、JRから少し離れている上に、一つのホームから様々な行き先への電車が発着する。普通、準急、特急、車両台数、行き先と実に様々である。

しかも、行き先といっても、一路線ではなく異なる路線だから、うっかり間違えて乗ろうものならとんでもない方向に行ってしまう。さらに、支線に入れば、電車の本数も少ないので、戻るのも大変である。

もっと言えば、名古屋から一宮辺りまでの運賃はJRよりも高いのだ。

したがって、時間があれば、歩いていくと、途中に、「ノリタケの森」という高級食器などの陶磁器で有名なノリタケの旧工場の広い展示館などもあり、一日、二つを見ても良い。

 この産業技術展示館は、織機の佐吉車の喜一郎の時代の展示であり、メカというものを楽しむにはよい所で、その歴史も良く分かる。これだけの展示館を早くから造ったトヨタグループの思いも良く分かる。

新しい車や技術のことならここではなく別に広大な本社工場の技術本館になります。

産業技術記念館を見て、小生などが感じることは、動力も信号もメカ的に伝わっていく古きよき時代の製品に直接、接することができるということです。

そして、それらの開発に心血を注いだエンジニアの息吹が伝わってくるということではないでしょうか、

最新の自動車、それは、人が運転しているといいながら、実際は人の意思は制限されてしまっていて、何かあったらドアも開けられないかもしれないというものになってしまったのです。