名古屋の思い出

名古屋の食べ物(3) 味噌カツ、どてに

 名古屋に赴任して、てんぷらにソースをかけて食べるという人が多いのには驚かされた。

これは濃い口のとんかつソースではなく、薄口のソースである。名古屋には、コーミソースというソースの会社があり、ここの薄口のソースは、ブルドックなどのウースターソースとはすこし違った風味で、日立に帰ってからも、これを探してコロッケなどにかけて食べていた。

 てんぷらにソースと言う位であるから、濃い味がすきなのだろう。

居酒屋などでは、おでんなどとともに.、どて煮と言うのがある。八丁味噌などで周辺に土手を作り、中でモツなどを煮込んで食べやり方だった。

どて煮

ここに串かつを入れて食ったらうまかったのが名古屋の味噌カツの起源だとも言われている。

 さすがに、八丁味噌をかけて食べるのではなく、甘みを持った独特の味噌だれで食べるのだが、かけるのではなく煮るといった方が良いかもしれない。

カツもまた大きく、わらじほどの大きさもある。さまざまなバリエーションがあるが、このタイプが、味噌カツの本家と言えよう。

味噌カツ

しかし、腹いっぱいにするには良いが、其れだけで十分と言うことではあまり風情も無く、好き好んで食べたことはなかった。

ただ、新幹線で往復する時に、駅弁を買うと、サイズが小さめでひたすら食うのに都合が良いので時々買って食っていたのである。

駅弁も、店で食っても1000円位と手頃な値段である