情報 情報とは、大きく分けて、3段階あると思います。 1) ニュース 「うわさ」や「第一報」といったものです。 即ち、正確性よりも即時性が重要視されるものです。ラジオ、新聞、テレビ、週刊誌などのニュース番組などがそれに当てはまるでしょう。 もちろん、ニュース番組などが、正確性を無視しているとは言いませんが、人間の常として、「ニュース」とは、それを受け取る人が、興味があるものである必要があり、そのためには、正確性が時として不十分でもある訳です。 これらの機関は決して「情報機関」とは言わず、「報道機関」といわれる所以でもある訳です。 2) 情報 ニュースや様々な現象を分析し、必要な部分を出来るだけ正確にまとめたものと言えるでしょう。 これらをまとめる最たるものを「情報機関」と言うわけです。 情報と言うものが正確性を要求されるがゆえに、情報操作は悪であると言われるわけです。 良い「報道機関」は情報操作をしないとうことであり、その事は、「報道機関」のニュースは、受け取る人が各自に判断してほしいと言うことを意味しているとも言える訳です。 3) データベース 情報が最終的に事実としてまとめられ、記録されたものといえます。官報、白書と言ったものを想定してください。 これらは、結果としてのデータと何らかの判断が付け加えられています。 医師のカルテ、学校の先生の指導記録、役所の交際費などなどの情報を公開せよなどと言う要求が最近ふえています。これらのデータは、自分達のために作成したものであり、他の人がそれを引用して、自分の論拠とするのには問題があります。 このような他人のデータベースを引用して、論拠としている情報は、それがもっともらしいだけに、最も注意が必要でしょう。 しかし、3段階の情報の中では、特定の判断を加えられていない限り、最も正確度が高いと言えるかと思います。 しかし、自分が知りたいことの全てが分るとは限りません。正しい情報を得るということが如何に難しいことかは、歴史上のさまざまな出来事から良く分かります。 |