変と乱  

 

 歴史に中で、しばしば、「変」「乱」と言うことが出てくる。

「本能寺の変」とか「保元・平治の乱」とか言う。どういう使い分けなのか?それぞれの文字から推察してみた。

「変」といえば、変動、変化、変身、変異、事変、改変、天変などなど、の言葉がある。

「乱」といえば、乱雑、乱暴、乱筆、乱世、動乱、混乱、戦乱などなどがある。

 辞書を引いてみると、

「変」=かわる、うつす、あらたまる、うごく、わざわい、みだれ、うつりかわり、もののけ

「乱」=みだれ、みだす、やすからず、たたかい、おもいまどう、淫する、交わる

などなど、様々な意味に使われているが、どちらも、乱れと言う意味もある。

単に、「変」と言い「乱」といえば、「変」は変わる、「乱」は乱れるということとおもうが、歴史で使われる「変」「乱」は、なんとなく微妙な感じがする。

「乱」の方は、決まっている秩序を乱すような場合に使という感じが強い。そしてそれが目的を達成しなかったというもとも考えられる。

「太平天国の乱」などもその例といえるだろう。

しかし「変」はどうだろうか?「本能寺の変」というのは、なだ、信長による秩序が確立されていない所で起こった変化?だと言うのだろうか?

してみると、「支那事変」などと戦前言われたのも、秩序の無い所で起こしたということなのか?なんとなく変な感じ!!

政権が代わるのは政変とも言われるが、今、鳩山政権が乱れるのは、乱なのか・変なのか?

「變」「亂」 いづれの文字も、簡略化されていて、元の文字はどちらも難しい。

「書いては見たが、ホームページビルダーで出てくるだろうか。