胃ろう(PEG)

 PEG(percutaneous endoscopic gastrostomy)とは、胃に直接穴をあけ、腹壁から栄養や食物を供給する方法です。

この方法は、不必要になったら、取り払うこともでき、栄養管理や、処置も簡単です。

 小生のように、嚥下に障害が出てくると、食べるのに時間がかかり、誤嚥下の恐れも出てくるので、この方法が適しています。

やるなら早いほうが良いというので、やってしまいました。手術は、15分とかかりません。

内視鏡で胃の中から見て腹の外に開口部を形成するのです。

構造的には、バンパー型とバルーン型の2種類、開口部の形がボタン型とチューブ型の2種類あり、4つの形ができます。

小生の場合は、チューブ型バルーンです。(何ヶ月か後にチューブをボタン型に変えるそうです)

 

 手術は、前日の朝から絶食、点滴で水分、栄養、抗生物質などをとり、翌日、午前手術。点滴状態を続けました。

      

      チューブをつけたところ           ガーゼの俵と称するものに巻きつけて固定

手術の翌日から食事です。ただし、分量は1/2で、残りの栄養分は点滴からで、チューブからは最初は水分、抗生物質などで、手術の3日後にはに点滴は終わり、食事も全量となりました。

胃ろうの部分は、水分を取るのが中心となりました。

医師と相談し、将来のやり方として、第一段階は、水分を取る(チューブの清掃などをかねる)所から、1/2くらいの栄養分を胃ろうから取る段階、さらに最終的には、大半を胃ろうから取ると言う形にもっていくことにしました。

 水の供給やチューブの固定などは、自分でも今はできますが、チューブの部分など見にくいので、女房や娘がやります。これは簡単な作業です。食料品などは、通販で購入できます。

 

PEGと言うのは、従来の方法に比べて簡単で、運動などにもあまり支障がありません。

ボタン式になれば、もっと簡単に動けるでしょう。

3月12日手術、29日退院予定でしたが、19日には退院してしまいました。