工藤さんのプロフィール


 

          プロフィール


199960歳で定年退職。猛烈社員とまではいかぬまでも、標準的な会社人間で無趣味。

遊び方を知らなかったから、定年を迎える時には不安で一杯だった。

お手本も無かったので定年者の定番である、

1.毎日一万歩歩き 2.図書感通い 3.研修会参加から始めた。

毎日一万歩歩きを続けていると、何となく歩くことに自信を持ち始めた。

NHKお遍路さん特集を放映していたのが、きっかけで歩きお遍路さんをしてみたいと思う。

とはいえ、どうやって?、ここからが大変だった。

今ではインターネットで無数に近い情報が入手できるのだが、当時歩きお遍路さんに関する資料は皆無。図書感、書店を探してもなく、最後に徳島県の県庁に電話して、ボランテイアで小冊子を発行している方を紹介していただいた。

遅い人でも40で結願するところを、47かけて達成。人より遅いペースでも日数をかければ出来るのだと、変な自信が付いて、次はヨーロッパ縦断、歩きでは無理だから自転車でということに発展()した。

定年3年前から、定年後の準備という気持ちはなかったのだが、料理教室ワイン教室に通い出した。

結果として定年後の生活に大きく役立った。

ワイン仲間から、リクルートがALLABOUTというサイトを立ち上げるのでガイドに応募してみないかとの誘いがあった。

HPを作った経験もなかったのだが、これにも挑戦。今か考えれば無茶だったかも。

ともかく8年間続けた。最近ALLABOUT60歳以上の市場からの撤退を決め私の担当サイト「定年後の楽しみ方」閉鎖。

シニアのサイトの市場攻略は難しい。インターネット人口が少ないこと、さらに行動基準が「好き嫌い」だから、宣伝効果がない。お金は持っているが買う物が無いということなのか?

サイト運営中多くの人から相談を受けたが、難しい市場のようだ。

定年後活躍されている定年者に取材した。そこでいつも感じたのが「非常に個性的で現役時代には周りの人が大変だっただろう」。

自分のその中の一人だと判っているものの思わず苦笑い。子供と同年配のワイン仲間とは今でも集っている。「食べること」「飲むこと」が好きなだけが共通点なのだが、よく10年以上続くものだと感じている。

また中華料理教室には今でも月一回かよって、40cmの両手鍋を煽っている。