パソコン自作の為の基礎知識(その4)

                 ソフトーーパソコンを動かしているもの

 ここまで、パソコンの中身について書いてきました。パソコンが様々なハードで出来ており、それが年とともに急速に進化してきたことが分かると思います。

一方、パソコンを動かす為のソフトなど、ソフト面の変化も著しいものがあります。

それらの基本的なものについて、常識として知っておいた方が良い事を述べて見ます。
パソコンの形は、部品を組み合わせれば出来ますが、それでは、「仏を作って魂入れず」と言うことで、魂がソフトと言うことでしょうか??

 ソフトは大雑把に言うと4種類でしょうか?(小生が勝手に分けました)

1.BIOS(Basic Input Output System)

PCの基本的な入出力を行うソフトでマザーボード上のフラッシュメモリーなどに記憶されています
これによって、接続されるハードディスク(HDD)などの部品の認識、動作周波数の設定など、基本的な設定が行われます。後から修正されることは、一般のPCではまず無い(自作派でマザーボードをいじる人などは別にして)と言えます。 

OS(Operating System)

  初期のOSから今日のOSになるまで幾つかの変化がありましたが、使用者にとり最も大きな変化
  はGUI(Graphic User Interfase)の使用ということでしょう。
        (マウスでポインターを動かしてクリックすると、操作が出来るなど)

さて、BIOSが設定され、HDDなども認識され、PCを動かす準備が出来た。しかし、複数に機器の機能を認識し同時に効率よく動くように管理すること、GUIがきちんと動くようにすること、周辺機器のドライバーを認識してそれが動くようにするためにはOSが必要です。
これが、Windows Mac,LinuxなどのOSです。
OSには、様々な役割が有りますが、これを扱うのは専門家の領域でしょう。
この修正は、Linux系以外は、メーカーが行っています。

3.ドライバー(ソフト)

  OSには、標準的な機器とのインターフェイスのソフトが装備されていますが、それ以外の機器(例えば、プリンターなど)は独自のソフト(ドライバー)が有り、それを読み込ませて、OSとのインターフェイスを作ります。 

4.応用ソフト

  ゲームやオフィスなどのソフトです。それのみで使うものですが、ハードやOSの制約を受けます。動かす為にDirectXなど、別のソフトが必要になる場合もあります。

 

 この4段階のソフトPCを動かしていますが、それぞれの進歩により、整合性が無い場合が出てきます。その場合、全く使えなくなってしまうケース、一部、変更して使えるケースがあり、これらが複雑に絡み合っているので、ややこしいのです。

 

  更に、OSではウイルス対策などで様々な補正がなされ、時々刻々と言っていいほど新しい修正モジュール(Hot Fix)が出されます。

  従って、購入した時のOSは、後で再インストールが必要になった時など、そのままで役に立たないほどで、そのため、修正分などがSP(Suevice Pack)にして纏められ追加されてきました。ドライバーソフトも、これらの変更などによってまた修正がなされるので、これにも注意する必要が有ります。

 

  長くなりましたが、参考までに書いてみました。PCの動きがおかしいなと思った時はあまりいじらないで、良く知っている人やメーカーに聞くのが良いでしょう。
インターネットや市販本などに書いてあることも役に立つ物もありますが、PCによっては、役に立たず、かえっておかしくしてしまうことも有ります。