漢詩(その16)
漢詩について、色々と書いてきました。勿論、全ての詩を覚えているわけでもなく、自分感じてきた感想を書き、以前に読んだ記憶から、元の本を出して見て書き綴ったものです。
漢詩を書き写すのは、日本では使っていない文字が多いので大変です。おそらく、Wordだけでやろうとしたら途中でいやになったでしょう。
しかし、今はネットと言う便利なものがあります。Googleの検索で、漢詩名や詩人名、詩の一節、地名などを入れると誰かが、その詩をHPなどに書いています。
それをコピー&ペーストでWordに取り込み、文字の大きさやフォントを統一すれば良いのです。今の学生には、HPを丸写しで論文を作る奴がいると聞きますが、原作の詩を引き写すのなら問題ないでしょう。これによって手間が大幅に減ります。
どんな本を持っているか纏めてみました。思ったより沢山あるので驚きました。以下、(単とあるのは単行本のサイズ、新は新書サイズ 文は文庫本サイズです)
1(新) 2(新) 3(単) 4(文)
1と2は吉川幸次郎氏で私の入門書です。3は小説家らしい纏め方、4は松浦友久氏です。
これは、石川忠久氏のNHKのラジオ講座のもので、写真や、絵が色々と載っています。
1(文) 2(文) 3(新) 4(新)
1は高木正一氏が纏めたもので1〜4巻からなり、2は入谷仙介氏が纏めたもので上下2巻です。それぞれに解説があるので詩の数が多いというものでもありません。
3は猪口篤志氏が纏めたもので、日本人の詩作を現代に至るまで纏めたものです。その中の最もあたらしいものを乗せて見ましょう。
4は、中国の人が贈ってくれたもの。簡体字なので、詩以外のところはあまり若いませんが、発音など興味があります。
1(単) 2(文) 3(単) 4(文)
1は石川忠久氏、2、3は駒田信二氏、4は寺尾善雄氏のもので、いずれも分かりやすく、この4冊が最も良く読んだものでしょう。
1(単) 2(単) 3(新) 4(単)
1は、飯田利行氏の漢詩の韻についての辞書的なものですが、なんとなく買ったのですが素人には難しく、殆ど見ていません。2は入谷仙介氏の本で、漢詩の成り立ち、韻など色々な点から見た入門書となっています。
3は鈴木修次氏、4は目加田誠氏のもので、駒田信二氏などと同じような解説付きの本です。
1(文) 2(文) 3(文) 4(新)
1は松浦友久氏、2は陳舜臣氏、3は竹田晃氏、4は都留春雄氏のもので、詩人たちについて書いています。3は曹操の伝記ですが、曹操の文学的素養について書いた項に詩が出ているのでここに入れました。杜甫も有ったはずですが行方不明です。
これは、トランプです。ジョーカーを入れた54枚にそれぞれ詩人を当てはめて、詩の一節が書いてあります。ちなみの2枚のジョーカーは、杜甫と李白。
今の若い人たちに、どのようにして、漢詩や和歌を伝えたらよいのでしょう。
コーエーの三国志シリーズで、三国志の英雄などを覚えた若者も多いので、漢詩や和歌を使ったアニメゲームでも作ったらいいのでしょうか?(売れないでしょうけども===)