漢詩(その7)
そもそも中国に興味を持ったのは、吉川英二の「三国志」からで、その後、水滸伝や西遊記と言ったものから始まり、聊斎志異、封神演義、紅楼夢、などなど色々なものを読み、更に、光栄のPCゲーム【三国志シリーズ】などもずいぶんとやったものです。
後漢の末期、かなり寒冷化が進み、食料不足から黄巾の乱などの民衆蜂起もあり、この時代に日本にも、かなり戦闘的な集団が、移住してきたと思われます。
そして、三国志の時代です。三国志演義と正史の三国志はかなり違っていますが、 三国志と言えば、三国志演義、そして諸葛孔明です。
成都にある彼の祠廟(武侯祠)は、中国で唯一の君臣が一緒に祭られた祠廟と言われ、唐の時代にも大勢の人が訪れ、この地に来た杜甫の詩は、ここの情景を良く表しています。
中国に行っていた頃、ぜひ行きたい、そして三峡下りをしたいと思いましたが、実現せず、今は三峡も水没してかなわぬ夢となってしまいました。
杜甫が訪れたのは、49歳の時、その時の状況を次のように詠んでいます。
同じ時代の詩人岑参の詩も載せてみました。
杜甫の詩の後半は特に有名で、武侯祠の門に掲げられています。
(Wikipediaより)