パソコンの自作の初めに
パソコンの機能と性能は年とともに進化してきました。しかし、その時々の最高級のもの(High-End)のものを作ろうとすると、
不思議なことに40万円位になります。(OS、Office含)
ハイエンドと言っても、それはその瞬間のものだということを理解してください。一年たつともはや見劣りがしてくるのです。
このことは、量産メーカー製のパソコンには、ハイエンドがないと言うことも意味しています。
メーカーがターゲットを決めて量産を開始し、製品(春モデルとか秋モデルとか)を発売した時には、部品の一部はすでに次のハイエンド
に移っています。
(但し、一部のマニア向けのBTOの場合は、その限りではありません。)
一般にはこんなものを作ってもあまり意味がないのですが、何年、どんな目的で使えるかを考えて作る時には意味があるでしょう
パソコンを作るとは何か??ということを考えると次のようなことが言えるでしょう。
マニア1:誰にも負けない性能のパソコンを作り、自慢する。これには、二つの道があります。
(1) CPUなどの性能をオーバークロックで早くし、最高のベンチマークの結果を出す。
この部品で最高の結果だということを誇る。
(2) 最高級のパーツを組み合わせて、最高級だと言い、最高のベンチマークの結果を誇る。
マニア2:パソコン本体よりも透明な筐体、光物などアクセサリーなどを考え、これが俺が考えた物だと自慢する。
マニア3:古いジャンク品を買ってきて、これを組み合わせたりして動くパソコンを作る。
こんなガラクタからこんなものが出来たと自慢する。
これらは、基本的にそのパソコンを作ることが興味の中心です。
使うことを中心に考えると、自作とは、次のようなことになるのではないでしょうか。
1. 自分の使用目的にあったパーツを選んで、パソコンを組む。これが基本。
2. この時、それぞれのパーツの次の進歩を予測して、それが仕えるようなマザーボードを選択する。
何といっても、マザーボードに取り付ける部品が、パソコンの性能を決めるのですが、ソケットなどの形状が変わったりして、
新しいパーツが付かないと、そこで終り。
3. これらの条件を満たした上で、遊び心で色々な部品(実用上は必要ないかもしれない)を付けてみる。
4. 色々とやっていると余った部品などが出てくるので、暇な時にそれでパソコンを組む。 サーバーなどにしても良いでしょう。
とは言え、まずは、何かを自作してみる所から始まります。
「部品を買い」、「箱に入れ」、「線でつなぎ」、「BIOSを設定し」、「OSをインストール」すると言う基本作業は、それほど難しいものではないのです。
色々と失敗もしてきました。以下に実際に組み立てた時の状態を書いて見ましょう。
そして、自作のために注意すべきことを書いてみます。