桜山公園としのぶもじずり

 06年に行った記録です。日立から福島に行くと、桜の名所は三春の滝桜が有名ですが、ここ桜山の桜も有名です。この時は4/16日で今よりは大分開花が遅かったようです。

ここは、個人が山を拓いて桜を植えた作ったのですが、福島市の観光名所となって、大勢の観光客が訪れています。

 日立からは、常磐道、磐越道、東北道と行き、福島西ICで降りてさほど遠くありませんが、距離的には日立南ICから180km位でかなりの距離です。

東北道に出る時は、大抵、磐越道の阿武隈高原SAで一休みしていく距離です。

山の入り口付近では菜の花が咲いており、向こうに桜が見えるよい景色でした。大勢の観光客が歩いています。

   

               菜の花と桜                                   更に近付く

   

            山から見た桜と福島市街、奥羽山脈方面                         桜の下で

ここから阿武隈川に沿って行くと、親水公園があり、対岸に信夫山公園があり更に少し進んで山側に入ると、文知摺観音があります。

河原左大臣の歌、芭蕉の句などで有名な所です。

古代、この一帯は信夫の里といわれていました。 文知摺り(もじずり)とは、模様のある文知摺石の上に布を当て、しのぶ草で染色する古代の技法でした。

ここにある、文知摺り石は別名鏡石とも言われ、その由来の説明がありました。

芭蕉が立ち寄った時代には、すでになかったようです。

   

                    文知摺り石                            観音の多宝塔

 

                 「みちのくの 忍ぶもじずり 誰ゆえに みだれそめにし 我ならなくに」河原左大臣 源融
                 「早苗とる 手元やむかし しのぶ摺」 芭蕉