平成20年を振り返って

 今年は、自分にとって、大きな節目の年であった。それは、古希となり、完全に会社関係の仕事から離れたことである。

この5年ほどは、徐々に、仕事から離れてきたが、70歳になったら完全に離れようと決心していた。年の初めに思ったこと、それは元日の日記に次のように書いている。

1.大整理

2.PCの新作とVista関係を学ぶ

3.歩くことを復活、自転車の活用

4.飲みすぎに注意

5.百姓

6.残った旅行――東北、沖縄など

7.旅行記をCD化(見直して作る) ――出来ればHPも作る

8.囲碁の上達

9.全身のチェック

10.読書

11.無事故

 

1.は、HPなども始めたり、読書量が減ったとは言え本を買ったり、PCの雑誌などで、一向に駄目である。古い写真の整理もままならない。会社関係では、教育に使った資料を本にまとめ、会社に渡した。

2.は、VistaPCを作ったが、全く面白みにないOSである。今使っているPCのリニューアルをしたがこちらの方が面白い。娘のPCも新しく作った。

来年は、Ubuntuの年である。

3.は、折りたたみ自転車で近くを散歩して、行動範囲が広がり、一寸、車と言うのが減った。

4.飲む機会も減り、量も減らした。

5.は、まあ、女房がやっていたのをぼちぼち手伝うという段階である。

6.は、東北旅行の途中で、事故を起こし、結局、中断。来年のお楽しみ。

7.は、8/8からHPを始めたことが大きい。原稿はかなり色々なものがあるので、書くのには苦労しな       いが読んでくれる人をどうやって増やすかが問題。中身も問題なのだろう。容量的にも、満1年で満杯となってしまうので、来年は、中身を見直してやり直す必要がある。
     ブログも見直す必要がある(しばらくサボっている)。

8.は、NHKの囲碁講座で初段はOKと言うことになったが、友人達とやって2段の力はあるだろう。

9.は、不整脈については、主治医と薬を色々と検討し、秋口から全くでなくなったしかし、「丹毒」        でひどい目に会い、今は軽度の「頚椎症」で、これまた加齢だという。

目は霞んだようなので見てもらったらなんとも無く、結局、眼鏡のレンズがプラスチックで10年も       使っていたのでかなりすりガラス状態で、交換し、歯は歯石を取りに行き、かえっておかしくなり、      もう一つの方は、あまり使い物にならなくなり、本来の目的の方も締まりが悪くなった。

10.は、坐ってじっくり読むことが少なくなった。資料は大抵、Google検索となった。
   何よりも本屋が無くなってしまった。それでも、PCの雑誌やSFなどかなり溜まって来る。
11.は、やはり駄目であった。トラブルは必ず、曲がり角、バックなどで予測運転の時に起こる。
   自分勝手
というんだと女房は言う。その通りでもあるのだろう。

 

振り返ると、考えたことの70%位は達成したのだろう。そして、何よりも、HP,同好会、同窓会、団地の出来事などを通じて新しく付合が出来たり、今まで以上に懇親を深めた人達がいる。しかし、こういう生活が出来たのは幸せであったのだろう。

今年の一字は「変」だそうだが、「大変」と言うのがふさわしい。

事が起こってからあれこれ言うのは簡単である。昔の日本人は、年の初めに今年一年の幸せを祈り、新たな気持ちで仕事にかかり、年の終わりにそれを締めくくった。

それが社会の風習でもあり、その中の個人もそのようにやってきたと思う。

天災などで困っている人達を助けるのは、当然であるが、今回の経済危機のような場合の弱者救済と言うことでは、弱者の方にも反省すべき点があるだろう。

弱者が搾取されるということは歴史的に当たり前のことであった。それを減らしてきたのが成熟した社会であったが、今の日本にはそれが無くなった。

弱者が希望を持って努力する社会、強者が必要以上に強くならないよう抑制する社会にならないと、未来は開けないだろう。

 明治の「富国強兵」戦後の「科学、産業立国」に続く言葉は、「美しい日本」ではないかと思う。

それには、心も美しく、ゴミや無駄が無い社会をどうやって作るかと言うことを、まず考える必要があるだろう。これにあった「教育」と「新しい技術」ということになるだろうが、

「教育」と言うと色々な問題がでてくる。まずは「読み書き算盤」を徹底的にやることだろうと思うが如何なものであろうか。

世界で最初に人口が減る国となって行くのであるから、これを真剣に考えないと、何処かの属国になってしまうかもしれない。自国の居留民保護と称して、他国の領土を侵犯し、島のひとつや二つ持っていくのは容易であるなどと、過激なことも考え、今年も終った。