頚椎症

 今年は、自由の身になって、ゆっくりしようと思いましたが、色々と骨が折れる年でした。

いやーー骨までは折れずにその手前で止まったと言うべきでしょう。

車も身体もーー

 

 丹毒」なる病気??で膝が腫れて、一ヶ月以上、ゴルフなども自粛して過ごし、久しぶりに練習に行ってみると膝をかばう為か、さっぱり飛ばない。

そろそろ、庭木の手入れもと、高い所を剪定していると左腕が痺れる感じがする。
何日か過ぎても同じ感じで、どうも首を後ろに曲げると痺れが出るということが分かった。

そこで、毎度、お世話になる整形クリニックに行く。ここには、昨年から、まず「腰痛」「九州旅行でワイヤーに引っ掛って転んだ右膝」「後で丹毒と分かった左膝」とまあ、半年毎に世話になっている。

医者も「またですかーー」といった感じで、まずは、首のレントゲン写真を撮った。

「典型的な頚椎症の一つですね、ここの頚椎の穴にW字型に突起が見えるでしょう、ここに神経が当たると痺れなどが出るんですよ」と言う。なるほど、他はそんなものがないのに、ここだけに突起がある。

加齢でカルシュウムが沈積して突起になるんです、首には全身の神経が通り、穴も小さく、弾力を保つ軟骨部分も少ないので、色々なことが起こりやすい」と言う。

キリンだって7個しか頚椎がないのになんで同じ数の俺がそうなる??とも思ったが、子供の頃から頭が大きいらしく「仮分数」なる綽名もあった位だから、頭が重いのだろうと勝手に納得。

                     

 



頚椎











「どうすればいいの?」と聞くと、「まあ、加齢が原因ですから、とりあえず、リハビリをやりますか?」と言う。
「週に何回位?」「まあ、適当で気の向いた時で良いです」と言う会話から、とりあえずは、どうやら大した事ではないということが分かった。

そこで、例によってネットで調べてみると、頚椎症なるものには大きく分けて3種類あることが分かった。
それ以外にも、手の痺れには、手根管症候群とか、軽い脳溢血に金するものとかがあるらしい。

 

1.変形性頚椎症

  長年、姿勢が悪いとか、仕事の関係とかで首に荷重がかかった結果、頚椎の変形、椎間板の変性などが原因で頸部の症状として現れた状態。

2.頚椎症性脊髄症

  変形性頚椎症を原因として頚髄に障害が起こった状態。程度によっては呼吸麻痺なども起こる危険な状態。

3.頚椎症性神経根症

 変形性頚椎症が原因で神経の分岐部(神経根)が圧迫されて起こる、痺れ、痛み、筋力の低下などを言う。

 

小生のものは、3.頚椎症性神経根症の軽いものらしい。とは言えひどくなると大変な事になると書かれている。

毎月の同期会で医者の仲間に聞いたら、「誰でも年取るとなっておかしくないよ、悪くなったら手術すればいいんだ」と気楽に言う。横で聞いていた薬屋の仲間が後で、「アイツは簡単に言うけど、手術となったら直る確率は50%位だよ」と言う。しかし、最近では、レーザーを使ってやる簡単な手術もあり、入院する必要もないらしい。

そこまで脅かされるといささか本気になって、リハビリなるものに行ってみた。同じクリニックの別室で、整体師?二人、看護婦三人で沢山の患者を扱っている。

まずは、低い姿勢であごに当て物をして首を引っ張る。次に、水を含んだスポンジを肩と腕に貼付け電流を流して刺激する。最後に整体師?が肩から腕をマッサージしてくれる。

全部で40分位。終って費用を払おうとするとあまりの安さに目を疑った。

これもまた、加齢による保険料の効果か!!! これなら首が廻らなくなることもないだろう???

結構、効果が現れて痺れも無くなってきたが、筋力が衰えて玉が飛ばなくなったのも、この為だろうと納得??させられた。主治医もいわく、「首に負荷をかけない方がいい」という。さて。どうする???

でもキリンは立ったままで寝るそうだけどーーー