パソコンを早くする?(その2)
メンテナンスによる性能低下防止
買った時以上に、速度が速くなるかどうかは、ハードを増強する以外にないかと言うとそうでもありません。基本的な、幾つかの手段を書いてみましょう。但し、これはパソコンのソフトに手を入れることになるので、場合によっては問題を起こすことがあり、慎重にやる必要があります。
1.
最も基本的なことーーー整理、整頓
BIOS以外の全てのデータはHBB(ハードデスク)に入っています。後から後からソフトやデータが入ってくると、HDD上にばらばらに貯えられ、検出に時間がかかります。
まず、やらねばならないこと、それは整理です。
色々なツールもありますが、とりあえず必要なのは、メール、画像、文章、音楽などの情報の整理でしょう。
これらはツールが不要と判断できないのでいくらでも溜まっていきます。必要なものは、外付けHDD、USBメモリー、CDなどに移すことです。
数年前までは、PCのHDDがせいぜい80GB、大抵は40GB位で、いやでも、圧縮や別のメディアへの書き換えなどが必要でした。しかし、今は250GB,500GBが普通となり、幾らでも蓄えられます。
と言うことは、見つけ出すのも困難と言うことです。
スタート→全てのプログラム→アクセサリイ→システムツール→ディスククリーンアップ
と開いて、クリックすると次のような画面がでますが、見て分かるように、ディスクを整頓し、空き領域を作るのが目的です。(HDD容量が小さい時代の名残)
システムツールのディスククリーンアップ
これでは、整理した事になりません。まず、不要なものは、捨てる、他に移すことが必要でしょう。
この為に、色々なフリーソフトがありますが、一番簡単なものがCCleanerでしょう。
URL http://www.ccleaner.com/ (CCleaner Com)
ここからダウンロードできます。
CCleanerの画面
これのクリーナー機能を使うと。ゴミ箱を初め、残っているガラクタの殆どを捨ててくれます。捨てては困るアイテムはチェックマークを外せばよいのです。(普通の設定では、まず棄てて困るものはありません)
画面には、もう一つ、レジストリィを整理する機能もありますがこれは、別途、説明しましょう。
さて、ここまでやれば、次は整頓です。
HDDの中のデータの配列を整頓するのがデフラグです。
スタート→全てのプログラム→アクセサリイ→システムツール→ディスクデフラグと開くとデフラグの画面が出て、分析をクリックすると結果が示されます。
デフラグ画面(分析結果)
上図では、「ボリュームを最適化する必要はありません」となっていますが、「最適化してください」と出たら最適化すべきなのですが、Windows付属のこのデフラグツールはいささか問題です。
このツールもやはり、40GB時代の名残で、500GBもあるHDDを整理しようとしたら何時間と言う時間がかかるでしょう。
したがって、寝る前にデフラグをかけ、終ったら自動的にPCがシャットダウン出来るようなデフラグツールが必要となります。
これには、すっきりデフラグが良いでしょう。下記からダウンロードできます。
URL http://www.yoshibaworks.com/ayacy/inasoft/ (INASOFT)
すっきりデフラグのアイコンと画面
この図では、Cディスクをデフラグだけやろうとしている画面で、開始をクリックすれば、寝ている間にデフラグし、PCも自動的にシャットダウンします。
ここまでは、一般的なメンテナンスです。遅いと文句を言う前に少なくともこの程度のことはやっておきましょう。