パソコンの自作(S−5)
最後の仕上げ
形は整った。娘に見せると、早速、自分好みにソフトなど変えている。
初めからある余分なものを全て消去(サンプルやソフトなど) IMEを止めてATOKにするなど。
しかし、まだ正式に引き渡すには、いささか問題もある。
第一は、温度管理。箱が木造なので、金属より火災になりやすい。
何処かにサーミスタ温度計があったことを思い出し、探し出して筐体内の温度が見られるようにしました。
夏場など、40度を越すようなら上部の蓋を取り外せるようにして、温度を下げられるようにしました。
筐体内温度測定
第二は、VGAカード。俺流にいえば、もう少し画像処理が早い方がよいが、準備したローププロファイルの自冷式カードは、冷却フィンの温度がやたらと高い。これでは、箱の中の温度も高くなってしまいます。
マザーボード上のVGA素子は性能が劣るがゲームなどやらないのだから仕方がないでしょう。
その代わり、BIOSでメモリーからシェアーする容量が普通なら32MBのところを128MBまでアップすることで幾分はカバーできるだろうと最大のシェアー量にしました。
第三はメモリー。これだけのシェアーをするとメモリーが256MBでは128MBもVGAに分割できないから、少なくとも1GBは欲しくなります。
近くのケーズデンキやPC−depoに行って見ると、DDR400、1GBがメーカー品と言うこともあるが、10000円から7000円もする。
結局、ネットで調べ、アキバでも名が通っているドスパラから、本体2380円、送料他入れても3798円で、ノーブランドのものを買うことにした。これなら、アキバまで行って買っても大差ないでしょう。
ネットで調べると、結構安いものが出ていることがあります。
これが着いたので、早速、組み合わせを変えてベンチマークをやって見ました。
NO.1 PC2100 256MB VGAへのシェアーメモリー 32MB
NO.2 PC3200 1GB VGAへのシェアーメモリー 128MB
参考.1 (現在のXPのメインPC) メモリー 1GB
参考.2 (ノートPC) メモリー 2GB
ベンチマークテストの結果(CrystalMarks)
このベンチマークの意味は、ALUとFPUはCPU、MEMはメモリー、HDDはハードディスク、GPI,D2D,CGLはグラフィックスの性能を表しています。
これから分かることは、今回作成したPCは、一般的に使うのには十分な性能を持ちますが、ゲームなどには非力と言うことです。しかし、シェアーメモリーを増やすことで少しはカバー出来ています
ノートPCは、メモリーを増やしましたが、CPUが劣る為、全体的に非力ですが、これでも、実用上は十分です。
これで、十分な性能が得られたので、娘に引き渡すことにしましたが、これから当分は新しいPCを作ることもなくなり、いささかさびしい気分です。