99年2月23日 やらしい写真オセロ 略して…やらセロ!!
ゲスト:堀部圭亮(進行)、浅草キッド、柴田理恵、オセロ
雑誌「アウフォト」や、近頃はだいぶ落ち着いてきたものの一時期爆発的にヒットしたプリント倶楽部系の存在をとりあげるまでもなく、写真・キャメラは芸能界はもちろん、一般にも深く浸透して熱いブームとなっている。そんなことは言っていてもタモリの興味はどうせシモ、ハダカ、セクシーな写真。そこで今回はオセロゲームの駒を男女の裸の写真にしてそれでもってオセロゲームを行う。チームは盤を女性の裸で埋め尽くそうとするタモリ・キッドの男性陣、男性の裸で埋め尽くそうという柴田・オセロの女性陣。堀部が半分男性、半分女性の変な格好で立ってるのが見事。ルールもそのままのほんとうに単純なオセロなのだが、写真によって受ける影響が多少ある。どの駒を使っていこうかというところで悩んだり、勝利を目指すのはもちろんだが相手方の気に食わない写真を裏返しにかかろうとしたり。無論、無口でやると番組にならないし無口で進行するほどの人々でもないので随所で好みの裸について意見を交わしたり人の好みに茶々を入れたりでしばし議論は白熱。ひたすらに下の方向へ会話が進む。そんなもんだからタモリの舌も滑らか。勝敗は33対31の僅差で女性陣が勝利。勝利者側には普段なら何か与えられる(例えば今回なら裸の写真集が適当か?)のだが、今回はそれに触れることすらなかった。本当に、ただのオセロ。最後に勝負に負けたため例によって悔しがってるタモリがあがいたりするが、何もなく終わってしまう。でも途中で繰り広げられてた会話はかなりえげつなかったりするのでそのへんは評価できるかな。C

空耳アワーの結果

ネタ活性化のため奮発サービス中とのこと。低レベルでも上のクラスの賞品が得られる。

ミュージシャン 曲名 賞品
ジャーニー クライング・ナウ Tシャツ
G.B.H ネクロフィリア Tシャツ

 

99年2月16日 芸能界 親子丼神経衰弱!
ゲスト:なぎら健壱、松尾貴史(司会)、光浦靖子、YURIMARI、渡辺祐
人形町「玉ひで」は親子丼が有名で名店案内にも出てくるほどの店である。もちろん、親子丼を食べようとロケに来たわけだが当然ただで食べられるはずがなく、例によってゲームでポイントを重ねることで親子丼が食べられるというしくみ。企画は親子丼にかこつけた芸能人親子のあてっこ。芸能界で活躍する人の親の顔写真が問題となって、子を当てる。どうでもいいが何とはなしに「親子丼」を「おやこどんぶり」と読むのを期待しまうわたし。それじゃ意味が違うっての。もちろんそう読んでくれた人はいませんでした。さてゲームはなぎらとMARI、タモリとYURI、光浦と渡辺の3組に分かれて行う。正解2問で親子丼が1杯もらえる。2人とも親子丼を獲得してさらに2問正解するとビールがもらえる。解答権はなぜか前問の正解チームに優先的に与えられるというタモリが言うところの「フィーバー形式」。実際いったん正解すると次々に当たるという結果になった。そんなものだからほとんどのゲストが親子丼を食べられるという結果に。主役のタモリは食べられず、「俺だけ食べられなかった」と言ってるが、どう見たって渡辺も食べてないぞ。それともオンエアカットか?最後に問題になった親子の中からベスト親子賞を選出、うりふたつの梅垣義明の親子が選ばれた。YURIMARIが安齋肇を「あんどうひつ」と読んだり志生野温夫の苗字を「しなまの」と読んだり梶原しげるを「なんとかしげる」と呼んだのにはびっくりだ。それ以上にびっくりなのが男性ゲスト人だったりする。メインゲスト級が3人も来てるなんて、どういうこっちゃ。最近太っ腹だね。B
余談だが、今回のロケ地である「玉ひで」、実家にいる頃からのわたしの憧れの店。もう5年以上行きたいと思い続けてる。食への執着が限りなく小さいわたしがモス以外で唯一食べに行きたいと心から思ってるところ。ただ東京には何回も行ってるのに、なんで行かないのかね。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ナパーム・デス デメンシア・アクセス Tシャツ
ウータン・クラン メソッド・マン Tシャツ

 

99年2月9日 映画「キラーコンドーム」鑑賞(タイトル提示なし)
ゲスト:雨上がり決死隊、川勝正幸、みうらじゅん
お正月映画も一段落して映画業界にも落ち着きが見られてきた現在、「キラーコンドーム」なるいかにも番組に合いそうな、ポスターからしてB級な映画が上映されている。ということで今回はそれを見ながらミニコーナーも交えて一本。キラーコンドームとはいったい何ぞやというと、まぁ陰茎を食いちぎるコンドームである。そのまんまだ。そのキラーコンドームによって起きるパニック、主人公とキラーコンドームの熱い闘いを描いたホラー映画である。発端からこれからいいところ、といったところまでをコミカルな部分を中心に見るのだが、合間合間で繰り広げられるトークがなかなかいい。ミニコーナーもキラーコンドームの想像図描写、はじめてのコンドーム談義、下に走った「ポコ○ンスラング山の手線ゲーム」、当世コンドーム事情などと優れている。中でも最近の新作、ワンタッチコンドームは注目を集めた。後で「今回はワンタッチコンドームだけ」と言う人も出てくるのだが、いえいえ結構面白い回でした。ただキラーコンドームがグロい。個人的には嘔吐感まで覚えてしまった。で、B
ちなみにこの映画について詳しく書いておくと、監督マルティン・バルツ、主演ウド・ザメール、配給アルバトロス・フィルムのドイツ映画。プロデューサーが「デッドマン・ウォーキング」「エビータ」のラルフ・S・ディートリッヒ、クリエイティブ・コンサルタント(要するにキラーコンドームのデザイン)は「エイリアン」を手がけたH・R・ギーガーという豪華なスタッフ。ベルリン映画祭でも好評。六本木の俳優座トーキーナイトで絶賛上映中(放送時点)。興味のある方はどうぞ。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
リンプ・ビズキット ポリューション 手ぬぐい
フィッシュボーン ライイン・アス・ビッチ 手ぬぐい

 

99年2月2日 クイズに答えて鍋を腹いっぱい食べよう!&鍋を食べながら若手芸人ショートコント大会(2本立て)
ゲスト:井筒和幸、加藤マユミ、有坂来瞳、浅草キッド(司会)、なべやかん、デンジャラス、U-turn、プリンプリン
冬はやっぱり鍋。今回は以前井筒が奮闘したことへの慰労も含めて鍋、という予定だったがそこはこの番組のこと、ただ食べるわけではない。鍋にかけて、なべやかんに関するクイズに答えられれば鍋の具がもらえるというクイズを催す。もちろん不正解ならもらえず腹を空かせるだけ。タモリ・有坂と井筒・加藤のチームで行い、クイズはなかなかディープなものが並ぶ。タモリチームはわりとよく当たるが井筒チームがさっぱりなせいで、井筒が激怒。ここで芸人連がどやどやと押し寄せ、なし崩し的にショートコント大会へ流れる。3組がショートコントを披露、井筒、加藤、有坂が鍋を食べながら審査員となり、そのうち2人が合格とすると芸人も鍋を食べられるというシステム。鍋を食べたい芸人側は不合格になっても次々とネタを披露していってしだいに収拾がつかなくなってくる。しまいにはなべがネタといっておきながらデッドリフト140kgを披露したり。よくわからないうちに終わってしまったけど、総評になるとわりと面白かった、となるから不思議。U-turn土田の曰く「形態模写のものまね」にやられたか。B

空耳アワーの結果

いつものタイミングとは違い、企画変更の幕間のような位置に挿入された。

ミュージシャン 曲名 賞品
ジェイムス・ブラウン ラッキー・オールド・サン Tシャツと手ぬぐい
ソニック・ユース ユース・アゲインスト・ファシズム 手ぬぐい
ハロウィン キングス・ウィル・ビー・キングス Tシャツ

 

99年1月26日 アイデア・グッズ What's a ネーミング!?
ゲスト:渡辺祐(司会)、松尾貴史、大槻ケンヂ、梨花(アシスタント)、秋山勝彦(日本ハイテック株式会社)、藤平強(株式会社アスカインデックス)、小林俊夫(株式会社デイテク)、蔵田靖(株式会社遊歩人)、湯川晃弘(株式会社プロトニクス研究所)、山中祥誠、吉村浩一(以上アイセン工業株式会社)
アイデア商品が氾濫する昨今、ネーミングにある意味凝った、要するに駄洒落を使った商品も珍しくない。そこで今回はそんなアイデア商品の名前をクイズ形式で当てる。商品の名前を当てるというものは過去にもあったな。解答者はタモリ、松尾、大槻。出題される商品は携帯電話の電波の感度を上げる「貼ったり君」、単三電池など、規格の小さい電池を単二のような大きいものに変える「バッチリー」、ドアノブにつけて静電気を防ぐ「のぶおくん」、ツボを刺激する「さすがのつぼね」、耳に装着して目覚ましの役割を果たす「I'm 仮眠!」、マッサージ器具「コリにて一肩落着」。駄洒落だからこそ呼ばれたと評された三人はなかなか練った案を出すも全く当たらず、しまいには開発者側から「素人」と呼ばれてしまったりでメタメタ。しかし駄洒落があんまりなせいで白けきった反応を示したり、脱力したりするのはすばらしい。結局みんなひとつも当たらず、かといって優勝者を決めようというものでもなく、最後には紹介した商品の中から命名大賞を決定する。大賞はやる気のない選考により「I'm 仮眠!」に決定。賞品として、「命名大賞」なだけに羊の置き物が贈られた。「お久し振りです」というテロップが出るほど久しぶりの渡辺(しかも帽子をかぶってない!)、それに加えて松尾も出るという豪華な顔触れ、洒落のトバしかたなどもたいへんよい。難を言えば梨花であって、フリップの準備をしていなかったりでまともなアシスタントぶりではなかったがそれを考慮しても充分保存に値しよう。こういう、ネタ自体がくだらないほうがかえってよいな。A

空耳アワーの結果

珍しく、手ぬぐいにも届かない作品が登場。賞品(※)はたまたまテーブルの上にあった、「なかよしテトラ」(株式会社デイテクの商品)。ある意味貴重。

ミュージシャン 曲名 賞品
アストラッド・ジルベルト フォトグラフ 手ぬぐい
TNT マザー・ワーンド・ミー Tシャツ
ピーター・セテラ グローリー・オブ・ラヴ

 

99年1月19日 日本全国ミスコン当て選手権
ゲスト:T・I・M、桑野信義、梶原しげる(司会)、ひさうちみちお、阿藤海、各地ミスコン優勝者
タモリは笑っていいとも!などの生番組への出演が多いせいでめったに東京を離れることがなく、ここ10年ほどまともに他地区に行っていないらしい。98年夏に京都に来たが、それも確か10年ぶりとか言っていた。そんな彼に他の地区の香りを感じさせる、旅情ものとでも言おうか、それが今回の企画。今回は全国津々浦々で繰り広げられるミスコンの優勝者が一同に会し、何のミスコンで優勝したかを当て、当たったらその子の電話番号をゲットできるというゲームを催す。といってもいきなり何のミスコンかを当てられるはずもないから、3人の女性が登場、「ミス〜」は誰でしょうという3択形式になっている。解答チームはタモリ、ひさうち、T・I・Mゴルゴのタモリチームと桑野、阿藤、T・I・Mレッドのくわまんチームの2つと至ってシンプル。問題となったミスはミス見返り美人、ミスくノ一、ミスへそ美人、ミス海女クイーン、ミス富士の茶娘、ミス長野七夕女王と多彩。しかし両チーム全く当たらず、終盤に来てようやくいくつか当たる程度と正解率は低かった。最後は、選択肢にはなったものの問題にならなかった4人がどのようなミスであったのかの紹介。ここにミスWAHAHA本舗の人がいて突如豹変。この瞬間まですましていたというのは見事、感心。WAHAHAにもこんな人がいたのか。とはいえせいぜいそんなものです。なお、ミスコン優勝者は人物リストに載りません。書き出す前に消してしまったので。御了承のほどを。D

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
AC/DC サンダーストラック 手ぬぐい
マライア・キャリー ヒーロー Tシャツ

 

99年1月12日 これがホントのバラ色のチン生〜右手の恋人に逢いたい〜
ゲスト:橋本志穂(司会)、X-GUN、杉作J太郎、ビビる、高岡なつき、若菜瀬奈、森本みう、麻宮淳子
嗚呼!バラ色の珍生!!をはじめとする「あの人に会いたい」といったご対面番組が幅を利かす中、タモリ倶楽部でもこの企画を催すことになった。といってもそこに涙などあるはずがなく、杉作や芸人たちが自分のお気に入りのAV女優と顔合わせをする企画。そう、まさに「右手の恋人」に会えるのである!(左利きの人もいるのでは?という疑問はここでは却下)さて、トップバッターはX-GUN西尾。普段の嗜好傾向とは違うけどたまたま見た高岡にぞっこんの彼は緊張しきり。続いてX-GUN嵯峨根。彼は若菜とご対面なのだがどうやらタモリもお気に入りのようで必死に絡もうとする。森本と会ったのがビビる大内。「友人の紹介」というまるで交際のきっかけのような理由で見始めたらしい。トリは麻宮だがなんと彼女はビビる大木、杉作の二人が指名していた。そこで彼女を間に挟むという妙な構図でトークを展開。杉作と大木の間に微妙な駆け引きもあったりで場は盛り上がる。そもそもエロネタなのでスタッフも浮き足立っていて、随所にハプニング発生。杉作も興奮のし通しと外野陣の動きもよい回であった。橋本も「あらかわい〜」を連発しておばはんちっくだし。最後は男性陣の愛を確かめるイベント「ラブラブ風船割りゲーム」。顔合わせした二人(麻宮のところは三人)で風船を抱き合って挟み、圧力で最初に割った組が優勝。ペアリングが贈られるのだが麻宮組が優勝してしまったため杉作と大木で獲得戦。最終的には大木がペアリングを獲得。エロネタに杉作が上手く絡んだ秀作。保存版。A

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ディープ・パープル トーク・アバウト・ラヴ 手ぬぐい
クレイドル・オブ・フィルス 信仰の歪んだ釘 Tシャツ