98年12月22日 井筒和幸 炎の八番勝負! 監督VS宣伝マン映画PR合戦
ゲスト:井筒和幸、130R、辻義就(実況)、坂上香織、配給会社映画宣伝マン
映画宣伝マン対抗宣伝合戦、この時期がやってきました。これがなければ正月が来る、もしくは来てる、という気分になりませんな(違う?)。すっかり映画界が活気づく季節の風物詩となった感すらあるこのシリーズ、今回は宣伝マン対抗というものとはちょっと違う。このたびは番組にもたびたび出演する井筒監督が「のど自慢(娯楽映画としては既に高い評価を得ている)」を撮影。そこで彼のグループ、というか井筒自身と他社との対決を行い、勝者側の映画の宣伝が10秒間されるというしくみだ。井筒が全勝すると「のど自慢」の宣伝ばかり流れる格好。そうした勝負が全部で8つあるわけで八番勝負。大方の予想を裏切って初戦の50m走に勝利、さっそく宣伝タイムを得て調子づいたと思われた井筒だが、以降の腕相撲対決、水中息止め対決、暗算対決、瓦割り対決、映画タイトルしりとり対決、逆立ち耐久対決、相撲対決とことごとく敗れ去り、結局1勝7敗と惨敗。相手方の宣伝を許すばかりとなった。それだけの内容ではあるが井筒が関西人であることもあって大爆発。個人的にはかなりよかった。彼が映画監督であるにもかかわらずよく番組に呼ばれるというのもわかる回。B

空耳アワーの結果

このコーナーの最中はバックにその回の内容を示すものが掲げられていることが多いが、その垂れ幕がずり落ちるアクシデントが。

ミュージシャン 曲名 賞品
メタリカ スリザー Tシャツ
インコグニート ポジティヴィティ 手ぬぐい

 

98年12月15日 タモリVSなぎら 人間洞察力 人を見る目を養おう!!
ゲスト:なぎら健壱、アニマル梯団、川合千春、嘉門洋子
タモリは詐欺などにひっかかったことはなく、そのため人物を見る目に優れていると自負している。なぎらも負けず劣らずの人物判断自慢。そこで今回はさまざまなタイプの人間が棲息する大学にて、どちらがより人を見る目に秀でているかをこのふたりが争う。あらかじめ用意されたさまざまなジャンルの問題をタモリ、なぎらがそれぞれ選び、そのジャンルに答えられそうな学生を見た目で選択。その人が答えられれば人を見る目がある、という設定。もっとも、ジャンル別の問題は常識的な問題なので格別強くなくても答えられるといえば答えられる。外れたら外れたでアニマルのふたりがとばっちり、服を一枚脱ぐ。タモリ側がおさるでなぎら側がコアラ。最終的に当たった問題数で勝者を決め、タモリが勝ったら豪華ゴルフセット、なぎらが勝ったら高級自転車グッズが与えられるということになっているので両者とも熱が入る。勝者はなぎら。普段勝利におそろしく執着するタモリも意外にあっさりと負けを認めた。なぎらが何回か素で大ボケをかましたのはおもしろかったが、お色気要員として連れてこられた川合と嘉門の発言がほとんどなくいてもいなくても同じかな。D

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
エール オール・アイ・ニード Tシャツ
L.L.クールJ ノー・エアプレイ Tシャツ

 

98年12月8日 黒澤浩樹にボディーガードを学ぶ!
ゲスト:プリンプリン、雨上がり決死隊、黒澤浩樹、黒澤道場門下生
芸能人もタモリくらいのクラスになるとボディーガードが必要になってくる。その役を買って出たのがプリンプリンと雨上がり決死隊。しかし果たして彼らにその資格があるのだろうか?そこで今回は素質チェックを行ったうえで実践的なボディーガード術を黒澤から学ぶ。ボディーガードに必要なのは黒澤によれば体力、敏捷性、根性。この面をチェックする。まずは体力。蹴りを受けてどのくらい吹っ飛ばないかを見る。次に敏捷性。タモリが投げたボールを素早く取って返すという訓練。そして根性をチェック。砂の棒を脛にたたきつける。よくわからんな。どちらの組ももんどりうって倒れこんでしまった。その後にようやく実戦編。相手が殴りかかってきた場合、武器を持っている場合について懇切丁寧な指導を受ける。最後に仕上げをしようとするもみんなすっかり弱気。そこで逃げ方を学ぶ。しかし結局最後にわかったことはタモリにボディーガードはいらない、ひとりで充分ということだった。なんじゃそりゃ。ボディーガード術、というか保身術はそれなりに実用性があると思うがネタとしてはどうかねえ。D

空耳アワーの結果

安齋の初の絵本が出るらしい。ネタ3本は久しぶり。

ミュージシャン 曲名 賞品
ネーナ ロックバルーンは99 手ぬぐい
ザ・ドアーズ デッド・キャッツ、デッド・ラッツ 手ぬぐい
ウータン・クラン チェスボクシンの闘い Tシャツ

 

98年12月1日 卓球で豪華中華料理をゲット(タイトル提示なし)
ゲスト:爆笑問題、周富輝、蛭子能収、夏木ゆたか、佐藤仁美、程江涛(板担当)、黄文富(鍋担当)、余秀珍(点心担当)、陸小聡(前菜担当)
行列のできる店は昔からいろいろあるが、今回たずねた周富輝の店では卓球に勝つと5万円相当の豪華中華料理フルコースを90%OFFで食べられるという(ほんとにそんなんアリか!?)。ちょうど何人か同志が集まってきたところだし団体を組んで周率いるチームと対戦しようというのが今回の趣旨。 食べられるメニューは蟹玉子入りフカヒレの姿煮、鮑のクリームソース煮、伊勢海老の黒豆ソース、中華風鯛の刺身、北京ダック。普段はこのセットをかけて戦うことになるのだが、今回は人数も多いことだからとメニューをひとつずつかけて5回戦で行う。タモリ側が勝つとそのメニューがいただけるという格好。周チームは卓球の強者揃いということで、ルーレットにより使うラケットを決めるというハンデ戦。タモリ側はわざわざ卓球着に着替えて臨む。1回戦は蛭子が挑み、敗戦。2回戦では爆笑問題がダブルスで挑戦、相手方のひとりが弱かったことも幸いし見事勝利して鮑のクリームソース煮を獲得。3回戦は佐藤と蛭子の2人がひとりに挑む変則戦、相手のラケットが中華包丁だったにもかかわらず惨敗。4回戦は卓球部出身の実績も持つ夏木が挑むも完敗。そして、5回戦はタモリと周による大将戦。タモリのインチキによっていったん白紙に戻ってしまう白熱の?好勝負はデュースにもつれこみ、結局タモリが勝って北京ダックを獲得。最終的に2品目を獲得して食べることになるが、周も混ざるというわけのわからない展開で幕。爆笑と蛭子が出ているだけにさすがの仕上がり。といってもこの二組が出てなければおもしろくもなんともないかもしれない出来。企画の弱さを強力なゲストで補った感じ。B

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
コールド・カット モア・ビーツ・アンド・ピーシズ Tシャツ
ジョー・コッカー ドント・レット・ザ・サン・ゴー・ダウン・オン・ミー 手ぬぐい

 

98年11月24日 俺にまかせろ! セクシーコーディネート タモリVS山田五郎
ゲスト:北野誠、小島可奈子、木村衣里、飯島みゆき、田中沙斗子(venus)、麻生奈未(venus)、梶原しげる、山田五郎、サワサキヨシヒロ
銭湯でゆっくり温まるのはよいことだが、つかっている間に脱いだ衣類がなくなってしまうというのはよくあること(うにゃ、そんなことない!)。今回は服がなくなってしまった女の子5人のために、タモリ・北野組と山田・サワサキ組がセクシーな衣装をコーディネートし、女の子の多数決によりどちらの組の衣装がよいかを決定する。勝利チームを選んだ子はその衣装を着て帰れるが、そうでない子はタオルを巻いたままで帰るという設定。これって、まんま「どっちの料理ショー」のシステムだ。多数決のタイミングも第一印象、インナー編、ランジェリーも見たうえで最終決定、の3回ということで「どっちの〜」と一緒。ついでに言えば、最終判定の直前にCMに入るというのも同じ。タモリ組の衣装は外からインナー、ランジェリーに至るまでシックに黒・グレーで統一。山田組は教育実習に来た文学好きの音大生という設定の下、随所にエロティシズムをしのばせた彼らしい組み合わせ。結局はエロオヤジ二人が考えた組み合わせであるから、直接的なセクシーさよりも内面からにじみ出てくる色気に訴えるものになっているといえよう。決戦後は互いの健闘を称えあってるし。そういう面で見たセクシーというのには共感できるところがあるから、二人ともうまく組み合わせたと思う。最終的には、3対2と接戦の末タモリ側の勝利。勝利チームを選択した3人は実際に着たが、よく似合うな。マネキンに着せるのとはまた印象が違う。大笑いできるわけではないけどそれなりに納得の一作。C

空耳アワーの結果

いつもと違うタイミングで開始。「どっちの料理ショー」っぽくするためにとった措置か。安齋はまたも遅刻したらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
ジューダス・プリースト 罪業人 手ぬぐい
ロバート・パーマー ユー・ブロウ・ミー・アウェイ Tシャツ

 

98年11月17日 ミクロギャル争奪! 俺が一番 ミクロボーイ選手権
ゲスト:浅草キッド、柴田あさみ、石井正則(アリtoキリギリス)、よんとん、小林伸夫、なべやかん、ジェット★キッズ、みつまJAPAN、植田修三(部長クラス)、須藤祐(チョーダイ)、助川晃弘(ゴキゲンジャム)、伊藤俊輔、町屋紀明、イーグル沢井、沖野小百合
一時期の巨乳ブームを脱し、いまは小柄な女の子がモテるらしい。じゃあ次に来るのは小柄な男だ!ということで今回は小柄な男性、ミクロボーイの選手権。ミクロギャルの代表格、柴田を迎え彼女にふさわしいベスト・オブ・ミクロボーイを決定する。まず、ミクロボーイは160cm以下、ミクロギャルは155cm以下という条件を満たすかどうかを高さ161cmまで落ちてくる金だらいを落として試す。有資格者は頭にたらいがぶつからないという格好だ。ここで出場者の約半数が失格、7人が残る。次の関門は子供服を着ていかに似合うかを見るもの。似合わないものが失格だが甲乙つけがたいほどみんなよく似合う。僅かな差で須藤が失格。この関門から失格者はイーグルと沖野により強制排除されることになる。第三関門では小さいことによって得をしたことというか、ちょっといい話を話す。途中でスポーツ自慢話になってしまうがそれもまた御愛嬌。ここで失格したのはよんとん。続いて、体の小ささを生かす競技。車と壁の差が僅かに25cmという状況で運転席に滑り込み、シートベルトをしめてクラクションを鳴らすまでの時間を競うタイムトライアル。ここでは二人が失格となり、みつまと町屋が涙をのんだ。そうして残ったのが石井、助川、なべの3人。最終関門はいい話から一転、しみじみする話。最終的な判定は柴田自身が下し、優勝はなべに決定した。しかし、「小さいのはいいけどお笑いはちょっと…」という柴田によりその優勝もまるで意味のないものとなってしまう。まあ、往々にしてそういうオチになるのだろうけど。ノリは結構好き。B

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
J.ガイルスバンド 堕ちた天使 手ぬぐい
ジョアン・ジルベルト 二人の愛〜フェリシダージ Tシャツ

 

98年11月10日 夜の電車でGO!(タイトル提示なし)
ゲスト:松尾貴史、杉作J太郎、風俗嬢6名
ハイテクもの、機械ものが苦手なタモリであるが、ゲーム「電車でGO!」にだけは大いにはまりアーケードマシンまで家に入れたというのは有名な話。笑っていいとも!でその見事な腕前を披露したこともあった。今回は発売間近な第2弾で遊ぶのかと思いきやそれで済むはずはなく、それにひっかけた風俗店「電車でゴーゴー!」に行く。ここは本来は女性の敵であるはずの痴漢プレイを楽しめるところであり、まずは料金体系が紹介される。そういう流れで、エロで突っ走るかと思われたがキッチュが妙に硬派に執着したため、こんなところで「電車でゴーゴー・レディ対抗電車カルトクイズ」がキッチュの進行で始まってしまう。これがもうマニアにしかわからないような問題ばかり、わたしには最初の問題しかわからなかった。しかしタモリが意外によく知っていて、電車も嫌いじゃないという新しい一面が明らかになる。まあこれで硬派で終わるはずがなく、結局はエロ路線へ。「風俗雑誌対抗夜の中吊り広告大賞」が杉作の進行で行われる。こんな中吊りって、あるのか?とは思うのだが何誌も出てきた。このために作ったのかね。大賞は構成、記事見出し、インパクトなどを考慮して「ManPara」に決定。全編通してタモリがいつになくハイテンションでとばしまくり、前半なぜか硬派に徹するキッチュは滑稽、うまく後半へつなぐ杉作の手並みも鮮やか、さすがに慣れた出演者で固めるとオムニバス的内容でも面白いね。下に走る時のタモリ好きは必見でしょう。ただ、この内容でタイトル提示がされないのはちょっと辛い。保存版かな。A

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ウィルソン・フィリップス ザ・ドリーム・イズ・スティル・アライヴ Tシャツ
イグアナス パラ・ドン・デ・ヴァス Tシャツ

 

98年11月3日 辻義就の昇進を祝う会
ゲスト:辻義就、雨上がり決死隊、山本小鉄、木村健悟(以上出演)、浅草キッド(VTR出演)
このたび、番組でもおなじみのテレビ朝日アナウンサー、辻義就が課長への昇進を遂げた。それに乗じて今回は辻の昇進祝いで一本。「課長辻義就」というたすきまでかけてオープンカーで凱旋パレードである。雨上がり宮迫が周囲の迷惑も顧みず拡声器で「ご通行中のみなさま、このたび辻義就が課長になりました!」と呼びかける。出世はそう早い方ではないとはいえ、辻も嬉しそう。この喜びの報告に辻が若い時分に世話になった広尾のラーメン屋を訪ねるが、誰も覚えていなかったというとんでもないオチが待っていた。少し傷心気味ながら続いて辻の母校・慶大のある三田を目指すもガス欠、辻の「エンスト実況」を聞きながらガソリンスタンドへ行くことに。ここで時間を使ってしまったので三田をあきらめパーティー会場に向かうこととなった。パーティー会場は居酒屋。「リングの魂」つながりで南原清隆や勝俣州和からも花輪が届いている入口を抜けると辻がプロレス放送でなじみの深い山本と木村が待っていた。あとは注文をとりながら和やかに会食。宴もたけなわになってから「クイズ!課長・辻義就」のスタート。会話のいいタイミングで店のにーちゃんが料理を持ってきて話がぶったぎられるので辻も少々戸惑い気味。このクイズの途中では辻のプロレス実況デビュー戦(厳密にはレポートでデビュー)も見ることができた。締めでは「課長ならどんな状況でも実況できなければならない」というテーマのもとに木村に技をかけられながら実況を行った辻、「こんな番組なんか、出るんじゃなかった」と口走るがまあこれも番組からの一種の祝福だわな。よい感じです。和やかだし、辻が主役だし。保存版かそうでないかすれすれのところだが、そういう時には消してしまうのが今のわたし。ちなみにオープニングのテロップで出てきた雨上がり宮迫の名前は「博文」ではなく「博之」。B

空耳アワーの結果

最近のネタの不調を考えたのか、オープニングの台詞が「…いわれてみれば確かに聞こえるような気がする」になってた。

ミュージシャン 曲名 賞品
ソウルフライ カンガセイロ 手ぬぐい
セリーヌ・ディオン テル・ヒム Tシャツ