98年10月27日 堪能、本格タイ料理(タイトル提示なし)
ゲスト:斎藤陽子、なぎら健壱、スチチンダー・スパポーン、スチチンダー・ファルン、ウォラピントーン・スリン
秋ということで今回は食欲の秋、(なぜか)タイ料理を食べようというのが本題。タイ料理のレストランに入る予定がなぎらに無理矢理路地に連れていかれ、行きずりのタイ人に振る舞ってもらうというわけのわからない展開に。ま、たぶんあらかじめ仕込んであって、すべてシナリオ通りなのだろう。たぶんというかどう考えたってそうだわな。味わうのはタイ料理の中でもおそらく家庭料理の部類になるのであろう品々。食材が日本では食さないものばかりなので出演者は少々怖気付き気味。なぎらなど、ここまでひっぱってきておきながらレストランに未練を残す始末。途中でスポポーンさんのいとこでタイの歌手(日本の演歌歌手に相当)、スリンさんが来たので1曲歌ってもらった。料理ができるまでの場つなぎにミニタイ語講座も開講。そうしていよいよ料理の完成である。料理はファルンさんが作ってくれた。ブタの胃とブタの血のスープ「トン・チュー・レット・ムー」に始まり、バッタの唐揚げ「タカテン・パタカ」、鶏の足の唐揚げ「ティン・カイ・トン」、マナガツオのあんかけ「バトー・ラピック」(メインディッシュ)、タイ独特のゆで卵「カイ・カーオ」、タガメを焼いた「メンダー」、タイのジュース「タマリンドドリンク」と流れていくが食文化の違いにより全員ギブアップ。実際、日本人出演者の食べたがらないことといったら。反応も鈍いし。相手に失礼な気もするがいいのかねえ。ありがとうございましたとは言ってるけど。ほんと、それだけの回。唯一、態度をころころ変えるなぎらが面白いといえば面白いけど。D

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
アングラ ジェントル・チェンジ 手ぬぐい
ジョン・ハッセル ヴォイスプリント Tシャツ

 

98年10月20日 迷彩服で遊ぼう(タイトル提示なし)
ゲスト:極楽とんぼ、宇梶剛士、吉野紗香、伊藤雅子、古田ひろひこ、岩井喜孝
近頃は若者たちの間で迷彩ルックが大ブーム。至る所で迷彩服を身につけている人を見かけることができる。それは(例によって)芸能界でも同じで、迷彩ブームということになっている。今回はそんな迷彩服を使って、自然に溢れる駒沢公園にてさまざまな遊びを展開。まずは「迷彩クイズこれな〜んだ?」。遠くで迷彩服を着た岩井(タモリの付き人)が身につけている迷彩グッズを当てるもので、当たったらそれがもらえる。すぐわかるだろうと甘く見ていた出演者陣だが意外に見えないようで苦戦。続いて「迷彩コント エンジョイ迷彩生活」。コントというより迷彩グッズに囲まれた1日の紹介のようなもの。極楽加藤が主人公、極楽山本が語りである。どうということもない部分だが迷彩グッズの多さには驚かされる。迷彩キャミなんてものもあるのか。最後は一応これがメインであろう、「迷彩あそび いい汗かこう!」。その中身はオーソドックスな缶蹴りである。出演者全員が迷彩服に着替え、加藤が鬼になって缶蹴りスタート。間近にならないと発見できないらしく、加藤は苦戦。宇梶は突如生き生きとしはじめその他の逃げる方も仕事を忘れて楽しんでいる。しかし鬼の負担が大きすぎて終わりそうにないので新しく伊藤を鬼に加え再スタート。さすがに二人になると順調のようでそれがちょうどいいらしい。そこへいきなり迷彩服を着た安齋が乱入、空耳へ。空耳後は安齋も交え、タモリと宇梶を鬼として再開。そんなところでフェードアウト的に終了である。オムニバスのような作りながらいい感じ。個人的にはあと一歩で保存版といったところか。宇梶が非常にいい味。B

空耳アワーの結果

またしても金子が灰皿を洗っている最中にポカ。

ミュージシャン 曲名 賞品
ビースティー・ボーイズ インターギャラクティック 手ぬぐい
ポール・マッカートニー アナザー・デイ 手ぬぐい

 

98年10月13日 タモリ倶楽部 夜のそっくりSHOW
ゲスト:130R(進行)、キダ・タロー、蛭子能収、石川賢治(解説)、風俗嬢7名
気を遣うことなく有名人に接することのできる店があるという。といっても夜のお仕事、すなわち風俗界のはなし。要するに、風俗界にも有名人のそっくりさんがいるわけだ。今回はそんな人を集めてグランプリを決めようというそっくりショー。そっくりさんが出る前に蛭子の描いた絵を見て誰が出るかを知るという流れだがそれがあまり似ていないので不評。わかることはわかるけどね。出てくるそっくりさんは江角マキ子、安室奈美恵、榎本加奈子、T.M.Revolution、MAXのミーナ、globeのKEIKO、上原さくら(あるいは片平なぎさ?)。登場するためのセットはありがちな左右両開きの扉だが手で開けている感じの安普請、まあその安っぽさが「らしい」んだわな。審査委員長を務めるキダのノリが非常に悪く困ったものだ。周囲に合わせず「似てない」の連発。130Rもやや困った風。確かに似てないんだが、そういう発言ばっかりするのは番組には合わんような気がするな。「こんなん続けとったらねえ、視聴者離れますよ」というけど、この程度で視聴者は離れねえんだよ。優勝はglobeのKEIKOのそっくりさん。賞品として、「うりふたつ」ということで高級白うり、アズマミドリが二つ贈られた。キダはずっと雰囲気悪くゆくのだが、CM後の発表段階になるところっと態度を豹変させてうまくまとめる方向にいくのでそのへんは面白い。ただこういう血は時には必要だろうけどやっぱりたまーにで十分だね。C

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ディープ・フォレスト フリーダム・クライ Tシャツ
グロリア・エステファン アブラス・デ・ミー 手ぬぐい

 

98年10月6日 世紀末BATTLE 威怪神伝説 5対5全面対決
ゲスト:高田延彦、ひさうちみちお、杉作J太郎、ビビる、国吉伸洋(実況)、桜庭和志、吉水孝宏(リングアナ)、安達巧(レフェリー)、ヨネスケ、高田道場門下生
スポーツの秋、大田区池上において高田延彦率いる高田道場とタモリ倶楽部の全面抗争が始まろうとしていた。これはまさに格闘技界を揺るがす一大バトル。“地獄の懐石料理人”ひさうち、“文筆界の荒法師”杉作、“戦慄の貴公子軍団”ビビるといった番組を代表する殺人マシーン(?)に謎の刺客Xを加えた5人が高田道場の若手の精鋭5人に挑む勝ち抜き戦。スポーツの秋とのことだが、開催が迫ったPRIDE4にかこつけての企画でもあるのだろう。国吉の実況、アルティメットの日本チャンピオンの桜庭が解説、高田とタモリがゲストとなって試合を観戦。ルールは不明。アルティメットルールに近いのか?タモリ倶楽部の選手はあまりに弱く、高田側先鋒の櫛田少年に瞬殺され続け。刺客Xが来る前に4人あっさり勝ち抜かれてしまう。オープニングでここまで収まって、番組が成立してしまった。刺客Xの招待、ヨネスケは試合が終わってから来る始末。空耳まで何とかつながなくてはいけないので時間調整企画として弱すぎるタモリ倶楽部メンバーを鍛えてもらうことに。まずは腹筋飛びをやるが出演者陣の惨状に呆れた高田は嘘をついて番組を抜け出してしまう。その後犠牲になって相手をするのは、桜庭だった。続いて懸垂、ブリッジと流れていき、ここでのひさうちや杉作の所作は見もの。また、このへんでは先ほどの櫛田少年が大活躍でいろいろと出演者にからかわれる。そしてとうとう高田道場でやる必要など全くない関節技大喜利が始まった。ヨネスケが出したお題に他の戦士の4人が答え、もっともつまらなかった人が桜庭の愛の関節技を受けることになった。技を受けている部分など、痛々しいのでお花畑の画面が挿入されている。そんな場つなぎ企画で辛うじて終わるのだが、かえって場つなぎの方が面白い感じ。ひさうち・杉作といったキャラクターの重要性を思い知らされる。エンディングはいつもの画面に関節技をかけられて悶絶するひさうちらの画面を挿入する特別版。本編とは関係ないが関西は予告もなしに放送曜日が変わった週B

空耳アワーの結果

ここしばらく活躍の目立つ付き人・金子がまたポカをやらかす。

ミュージシャン 曲名 賞品
レッド・ツェッペリン コミュニケイション・ブレイクダウン 手ぬぐい
イングヴェイ・マルムスティーン アナザー・タイム 手ぬぐい

 

98年9月28日 第1回 タモリ倶楽部 ペーパー・プレーン・マスターズ
ゲスト:なぎら健壱、梶原しげる(司会)、デーブ大久保、航空研究部(東京工業大、武蔵工業大、日本大)のみなさん
ゴルフを毛嫌いしていたタモリが実際にゴルフをやってみた途端その魅力にとりつかれ、 業界でも有数のゴルフ狂になったのは有名な話である。今回はゴルフ場へ来ているのでゴルフをするのかと思いきや、この番組のこと、普通のゴルフであるはずがなく「紙飛行機ゴルフ」である。紙飛行機がゴルフボールの役目を果たし、カップはかごになる。コースを回るのはタモリ、なぎら、デーブで、それぞれ大学の航空研究部をキャディーにつける。キャディーの仕事は航空力学を用いて作った紙飛行機を残りの距離に合わせてプレーヤーに渡すもの。まずはキャディーの大学を決めるくじ引き、これによりタモリが日大、なぎらが武蔵工大、デーブが東工大に決まるが、決定後にみんながつけたゼッケンを見るに仕込みの可能性もある。あとはちゃんとスコアをつけながらゴルフ。全3ホールのうち、ショートホールの第2ホールにはニアピン賞、ロングの第3ホールにはドラコン賞がつく。賞品はニアピンがレッスンビデオの「スイングガイド」、ドラコンがタイガーウッズ記念ゴルフボールでいずれもタモリがゲット。優勝は4オーバーのタモリ、さすが勝負ものの王者だ。したがって彼はニアピン賞、ドラコン賞に加え優勝賞品のおりがみ1年分と折り方の本まで手に入れたことになる。紙飛行機というのにみな妙に熱中しているところが何やら滑稽。なぎら組の意味不明の飛行機、それによる失敗の連続はなかなかの見せ場だろう。こういう折るものを使った企画ならキッチュがアドバイザーになってもいいようなものだが無理だったのかなあ。C

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
スレイヤー スクラム 手ぬぐい
ボーイズ・II・メン 50キャンドルズ Tシャツ
テスタメント ニュー・オーダー 手ぬぐい

 

98年9月21日 ジミヘン没後28周年特別企画 ロック駄洒落フェスティバル
ゲスト:辻義就(司会)、萩原健太、山本シュウ、グレート義太夫、野村義男、安斎肇
本放送のあった9月18日はジミヘンの命日。それにかこつけた今回は、スーパーに陳列してある商品を使ったロックにまつわる駄洒落合戦。タモリと萩原、山本と義太夫、野村と安斎といった3チームによる対抗戦。大まかな流れはビデオ「20世紀ポップ・ロック大全集」のある巻を早送りして止めたところに出てきた映像をお題に洒落を作り、辻の基準で一番よかったチームがその巻を獲得、総獲得本数を争うもの。最後は当然のごとくジャンプアップ問題だが…。お題になるロッカー、楽曲はエルヴィス・プレスリー「ハウンド・ドッグ」、サム&デイヴ「ホールド・オン」、セックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・U.K.」、ママス&パパス「カリフォルニア・ドリーミン(夢のカリフォルニア)」、ジェームス・ブラウン「セックス・マシーン」、ジミ・ヘンドリックス「パープル・ヘイズ(紫のけむり)」。途中このビデオ集からロックファンのためにレア映像が流れた。優勝は逆転で山本・義太夫チーム。賞品としてこのビデオ全集全巻、副賞としてジミ・ヘンドリックスの洒落で「耳栓とリュックっす」、すなわち耳栓とリュックが贈られた。辻、いちいちうけすぎ。また、これはギタリストヨッちゃんのイメージに関わるようなネタではなかろうか。野口五郎が洒落を言うのとはまた違った意味でやばい。元たのきんトリオとは思えん。結構好き。極端に前面には出てこないけど萩原、よすぎ。保存版。A

空耳アワーの結果

メンバーに安斎がいたせいで、席替えをしただけの安直なスタート。周りも動かず、ヨッちゃんはバカ受け、辻も感想を言ったりとなかなかない空耳。

ミュージシャン 曲名 賞品
プライマル・フィア サンダードーム 手ぬぐい
プリテンダーズ アップ・ザ・ネック 手ぬぐい
モーターヘッド サクリファイス 手ぬぐい

 

98年9月14日 タモリ倶楽部 第1回 出没!福引き荒らし!!
ゲスト:雨上がり決死隊、秋野暢子、蛭子能収、古川小百合
商店街では日々福引きが行われている。そこに着目した今回は「福引きで番組は1本作れるのか?」をテーマに、出演者がとある商店街で買い物をしてひたすら福引きをし、賞品を根こそぎいただいてしまおうというもの。まずはやはり賞品の下見。どんな賞品があるか見ていくと、一番よさそうなのが鬼怒川温泉旅行のようなのでとりあえずそれに狙いを定めることにする。福引きをするためには商店街で買いものをして抽選券を得なければならないが、そのために各人に渡される金は5,000円。単純計算で2回引くことができる。福引きの前に各人の買い物のチェックをするのだがそれは特にどうということもない。やはり今回のメインはこれに続いて行われた福引きである。ティッシュ以外の当選は、蛍原が電卓と清原のテレホンカード、宮迫が銀行粗品セット、古川が鉄板焼のサービス券、蛭子がポップコーン券と清原のテレホンカード、秋野はなし、タモリが10,000円相当の鉢植えの花。番組の打ち上げのビンゴなんかでも何一つ当たったことがないというタモリは「当たるもんだねえ」とはしゃいでいる。ということで一通りやったわけだが納得がいかない人間、あくまで温泉を目指したい人間もいるわけで、秋野とタモリ以外は自らのギャラでさらに買いものをして再挑戦。しかし蛍原はティッシュのみ、宮迫は実印とコーヒー券、古川は2,000円分の商品券、蛭子はコーヒー券と電気スタンド、と温泉旅行は当たらずじまい。しかしそんな結果であってもそれで満足の人が多いようだしまあよいではないか。「福引きも一種のギャンブル」といって目が勝負師のそれになっている蛭子にアキノは呆れっぱなしだが、雰囲気自体はそれなりに和やか。商店街という場が成しうるものなのか。C

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ビョーク 泣きぬれて 手ぬぐい
マノ・ネグラ エル・ジャコ 手ぬぐい
ジェーンズ・アディクション ソー・ホワット! Tシャツ

 

98年9月7日 第1回 セクシャルヒーリングコンテスト
ゲスト:桑野信義、村井国夫、グッチ裕三(以上出演)、武田広、弥永和子、小椋恵子、石原亜季、麻見順子、住友優子、兵藤まこ(以上声の出演)
不景気でお疲れ気味の男性が多い昨今。その疲れた心を癒してくれるのが今回。あらかじめリストに記されている様々なシチュエーションに対応する女性の言葉を選んで指名した声優に喋って(ささやいて?)もらい、疲れた男性がなんだかほっとするような気分を得るオヤジ的なネタ。今回登場するのは小椋、石原、麻見、住友、兵藤の5人。その中から最終的には優勝者を選出する。武田は司会、弥永がアシスタント。喋ってもらうフレーズは例えば看護婦の「こちらの錠剤は食後に、このカプセルは食間に服用して下さいね。じゃ、お大事に」といったようなもの。途中からは、出演者自身が言われて実際にほっとするであろうフレーズを自分で作り、それをオリジナルヒーリングフレーズとして読んでもらう。優勝は「Would you like beef or fish ?」のフレーズの読み方が変、というわけのわからない理由で麻見。賞品としてうがい薬、のど飴などが贈られた。番組中幾度となく挿入されたグッチの余談には辟易。1回だけ見ればそこそこ面白いかもしれないが…。C

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ザ・ファーサイド ランニン 手ぬぐい
ブルース・マグース ナッシング・イェット Tシャツ