09年9月26日 | リマスターがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 発覚!? ビートルズ47年目の真実 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲスト:おぎやはぎ(矢作が進行)、近田春夫、萩原健太 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世界的ロックバンドのザ・ビートルズ。その音源が初めてデジタルリマスターされCDリリースの運びとなったのは記憶に新しい。これを受け今回は、リマスター盤の試聴会を、旧盤と比べながら開催。マランツのオーディオルームに、アビィ・ロード・スタジオでも使われたB&Wのスピーカーを備えつけての試聴という豪華さ。音質は事前に一通り聴いてきた萩原が「今まで聴いていたのは嘘だったのか」という感想を持つほどの違いのようで、期待が高まる。 聴き比べたのは「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」(比べどころはジョンのやる気のないギターカッティング)、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」(リンゴのリムショット)、「エイト・デイズ・ア・ウィーク」(ジョージも加わっている冒頭のコーラス)、「タックスマン」(マルチトラックレコーディングによって被せられたポールのギター、ジョージは唄ってるだけ)、「グッド・ナイト」(オーケストラが華やかになりリンゴのボーカルが埋没)、「サムシング」(存在感増したオルガン)。 途中途中では、特別企画として小木のビートルズベスト10と題し、小木の好きなビートルズの曲をカウントダウン方式で紹介。「時間がもったいない、聴こうよ」とブーイングがあがるが、視聴者(初心者)が置いていかれないように、との配慮らしい。曲紹介用のVでは曲の判別が難しい小木の歌がバックに流れる仕様になっている(5位以降はオリジナル音源を使用)。ランキングは以下。
以上、視聴者向けを謳いながらも地味目の選曲で近田や萩原をうならせていた。「一番好きなら1位にしとけ」などと突っ込みどころも与えており、なかなか優れたランキングのように思われる。ただ、1位ではあまり盛り上がらず、最後尺が余り「ルーフトップ・コンサート」の模様を垂れ流して終了。 初回放送がリマスター盤発売にドンピシャのタイミングだったのでいま見るのは間抜けといえば間抜けだが、それでも試聴機では比べる気にならなかったのでこれ幸い。音は聴き比べ企画では珍しく、テレビ音源でもはっきりわかるくらいの違いで、これなら買ってもいいかもと思わせた。矢作は出だしで「ポンとジョール」ととんでもない間違え方をするなどビートルズにあまり興味がなさそうだったが、小木が意外と造詣が深いようで、彼のビートルズベスト10も時間の無駄にはなっていないと思う。願わくは1〜5位も小木の歌を使ってほしかった。普段は適当発言の多い小木もしっかり向き合っていたので、近田・萩原と併せてほぼ鉄壁の陣容だったように思われる。バックに、メンバーの似顔絵を貼った謎のスタンドがあり開始当初から気になっていたが、途中で一度だけ使われていた。いっそ一切触れずに通してしまえば面白かったのに。B。
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