05年6月24日 | さかな対抗 旨い皮No.1決定戦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲスト:伊集院光(進行)、ほしのあき、田山涼成、山本益博、柴田宏明(調理) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回は、魚の皮だけを食べてどの皮がいちばん旨いかを決める。身は食べちゃダメという過酷なルールだ。勝負は1対1の勝ち抜き戦。タモリ以下5名の多数決で決めてゆく。スタッフの一番人気がシャケということで、これを暫定王者にスタート。山本が「身も一緒ならこんなに余韻は残らない」と番組の趣旨に乗った発言をするも、タモリはさくっと「ものすごく物足りない」と。先行き不安。
まずはシャケVSホッケ。タモリ、あっさり「旨いねぇ」と言い始める。対戦は僅差でホッケが勝利。新王者のホッケに対する挑戦者はアジ。僅差でアジが勝利。以下こんな感じで勝負が続く。アジVSスズキはスズキの勝利でまたも王座交代。山本は「圧倒的に素晴しいと思った。これを超えるのはたいへんかな」と。番組半ばでそんなこと言って大丈夫か。スズキ対カマスはカマスの勝利。山本は「…美味いわ」と苦笑いしながらも、一応スズキを推してた。カマス対イサキはイサキの勝利。徐々にみんないい気分になって、「皮だけしか食わないのはいい身分なんだ」と変な錯覚を覚え始め、スタッフに「君たち、良かったら」と身を差し出す始末。 イサキ対サバは柴田がサバに塩を振り忘れるというアクシデントがあってイサキの順当勝ち、初防衛。イサキ対ヒラマサもイサキの勝利、イサキ対アカハタでアカハタが王座奪取と来て、マダイの登場。マダイが勝利したが、あまりの味わいに田山は自らの今後に思いを馳せてしまった。そして最後はマダイVSアマダイ。幻の魚・アマダイだが皮というより鱗が…ということで、マダイの優勝で幕を閉じた。採点表は下記。番組内でも触れられていたが、タモリの味覚はちょっと人と違うのかも?
次は秋に旬の魚を使ってもう一度、みたいな話も出たが、タモリから「次はちょっと身をつけて」と本音がポロリ。 山本益博が出てきたのを初めて見て随分驚いたものだけど、昔出たことあるのね。8年前? 8年前ったらもう見始めているはずなんだけど…。当時は見ないこともあったのでそのあたりに出たのかしら。魚の皮は好きで最後にお楽しみにとっておくクチなので、見てて旨そうだなあとは思ったけど、食いたいなあとあまり思わなかったのはなぜだ。身があってこその皮ってことなのかも。5人が横並びで座っているのに対して魚自体は2皿しか出てこなかったので、山本・田山・タモリのおっさん組とほしの・伊集院の若手(?)組とに分かれて食っていたのだが、おっさん組の妙な連帯感が何やら可笑しみを誘っていた。B級っぽさが番組にぴったり(失礼)と思っていて、出るのは時間の問題と見ていたほしのが遂に登場。あまり目立たず終了。いまいち? C。 みうらじゅん、子どもの頃から大の魚の皮好きで、人は皮を食べないものだという認識で人の分ももらおうとするらしい。
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05年6月17日 | 港湾空港技術研究所 Presents とっても良くわかる港のつくり方 | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ(進行)、江川達也、江口ともみ(進行)、蒔田靖紀、田中政典、審良善和、有川太郎、白石哲也、加藤秀夫、野口仁志、中村由行 | |||||||||||||
タモリのように船を持ったりすると、自分の港が欲しくなるもの(タモリは欲しくなさそうだが)。そんな人にぴったりなのが、港づくりのパイオニア・港湾空港技術研究所だ。今回は港湾空港技術研究所にて港の造りかたを学ぶ。参考モデルは30m×-3mの岸壁1バースに200mの防波堤、500個の消波ブロック、オプションとして干潟をつけた「わくわく港プラン」だ。 まずは港のいろはから。港の構成の基本は船を着ける岸壁(土地と海を垂直に分ければそれで岸壁と呼べるのだそう)、そして船を着ける際に岸に波が来ないようにする防波堤。岸壁や防波堤には鉄筋コンクリート製で中が空洞のケーソンを置く。このケーソン、固定するわけではなく、自重および土台(マウンド)との摩擦で安定して自立するのだそうだ。 基本がわかったところで、海底の軟弱地盤に関して学ぶために土質研究室へ。ケーシングで採取した海底の粘性土に触れたり、拡大写真から海底の土壌を当てる土壌クイズをやったり、田中が宝物としている珪藻の画像を見たりした。続いて、コンクリート暴露試験場でケーソンについて学ぶ。岸壁のケーソンは意外と大きいが、耐用年数はそんなに長くなく、補修の時期がポイントであり研究対象であるようだ。また、来場記念にとコンクリートで手形もつくった。さらに、波について大規模波動地盤総合水路で学ぶ。岸壁や防波堤にかかる波について研究する施設で、人工の波を体験した。一般的な波高70cm、4秒周期の波は、波打ち際のようすがほんとうにそれっぽい。意外にも波高1.5mで最大級のものらしいが、それでも波打ち際はこの番組がリプレイやスロー映像を何回も流すくらい大規模なことになって、一同驚きの声をあげた。 次は工作室でマウンドとその建設に関して。現在人力で行っているマウンド設置を、水中に入ると濁りで見えないこともあって遠隔操作で行えないかというようなことをしているようで、バックホウの遠隔操作を体験したり、海岸線測量用のロボット(意外に安くて800万円くらい)を見たりした。岸壁では消波ブロックの勉強も。今までは消波ブロックの運搬には、いちいち作業員がワイヤーをかける必要があったのだが、消波ブロックの運搬を無人化(オペレーターのみ)する技術が開発されたそうでその模型を見る。よくできていて一同感心。最後は干潟実験施設で人工干潟を見学。土と、ポンプで汲み上げた海水のみでスタートして、人工波を与えているだけの施設だが、海水中に卵などがまざっていたようで、しっかりと生態系ができていた。 さて、一通り見たところで「わくわく港プラン」のお値段発表。土地代抜きでなんと10億円で建設可能とのことだが、当然タモリらに買う気はなく。 たまにある、普通に感心する回。面白かった。自分のしごとと遠からずな内容だし。ケーソンが自立する話とか、バックホウの遠隔操作システムとか、消波ブロックを持ち上げるワイヤーとか、いろいろと興味深いのが出てきた中でも鉄筋コンクリートの暴露試験がね…。選択次第ではこういうことはいまやっててもおかしくないので、ちょっとときめき。港づくり以外にもタカがいつのまにか設定を忘れて普通に面白がっているように見えたのも良かった。江川が何のために出てきたのやらさっぱりだが、まあいいかな。ところで独立行政法人が半ば宣伝のような立場でテレビ番組に出てくるのは大丈夫なのですか。大丈夫なんだろうなあ。C。 なお、05年7月30日は港湾空港技術研究所の夏の一般公開日であるとのこと。10〜16時、入場無料。 関連リンク:港湾空港技術研究所 安斎、以前防波堤で釣りをした際に消波ブロックを降りていったら滑り落ちてどんどんハマっていったらしい。
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05年6月10日 | 根こそぎ引きヌケ! 雑草ハンターが行く!! | ||||||||||||
ゲスト:石田靖(進行)、安めぐみ、KABA.ちゃん、萩原信介(解説) | |||||||||||||
夏にかけて雑草が生い茂る時期である。今回はそんな雑草(何度ヌイても生えてくる草を雑草と称するのだそうで)をみんなでヌイてヌイてヌキまくる。そこらに生えている可食の雑草をさらっと食ってしまう一同は、石田曰く「芸能界の雑草たち」らしいからちょうどよいのでは。 雑草ヌキグッズを確認して、まずは一年草(根が浅く一年で枯れる草)をヌク。手始めにナズナから。安が初ヌキに挑戦するが、根を残してしまい失敗。もとはひとつなのだそうで、タモリが根元を探し当て根こそぎ綺麗に引きヌイた。KABA.ちゃんは中途半端なヌキになってしまい不満そう。次にヌクのはハルジオン。根が残ると多年草になる厄介な存在だ。とりあえず安とKABA.ちゃんがヌキ始めるが、タモリも萩原も安にばかりアドバイスを与えていてKABA.ちゃん寂しそう。と、ここでどれだけ長い根をヌケるかを競う一年草ムシリアン・ルーレットを。イヌムギの根の長さを競い、途中で切れた場合はその長さが記録になる。これには石田も参加。優勝はタモリで、優勝特典として記念撮影を行った。 続いて多年草(根が深く何年も生き続ける草)ヌキへ。まずヤブガラシをヌク。グッズでヌコうとすると根が途中で切れてしまうため、シャベルを投入して根の先端まで粘り強く追いかけることに。安が最後まで掘りきったのを見て、負けず嫌いのタモリは石田が掘っていたものを横取りして熱心に掘る。でも結局、撲滅するにはユンボで土を掘り起こすレベルではないと無理のようだ。引き続き、スギナをヌクのにも挑戦。スギナは規模が大きいのでスコップを投入しての引きヌキ作戦だ。根を切らないように気をつけながら掘る一同。とくに萩原は集中してしまって、まわりが質問しても一切答えない状態。そんな中、何本かはヌイたが、途中で切れてしまっているものが大半だった。多年草についてもムシリアン・ルーレットを実施。対象はノシバで、石田が優勝した。 最後にセイヨウタンポポをヌク。けっこう大きいので、注意深く周りを深く掘ってゆくが、より深く掘るために周りの芝をはがす段階で萩原がぶちっとやってしまう。がっくりする萩原と一同。実際は1m以上もあるようだ。参考にと、以前萩原がヌイたヨウシュヤマゴボウの巨大な根も見せてもらうが、それも途中で失敗してしまったもののようで。 「芝をはがしても置いとけば怒られない」とさらっと言う萩原先生ステキ。ちょっと天然が入ってとぼけた感じなのもほのぼのしていい具合。よくまあこういうキャラクターの人を発掘してきますね…って、こういうのがひとつのことにとことん打ち込む学者気質なんだろうか。雑草をヌキまくるとか言ってて、あまり成功しているものがないのはご愛嬌。そこそこは楽しめた。下ネタに走るとほとんどつぶされるKABA.ちゃん哀れ。でも、石田が進行してタモリが締める立場にあると誰も乗ってこないか。KABA.ちゃんは一度玉袋あたりと共演してほしい。彼ならがっちり受け止められそうだ。KABA.ちゃんの好みではないんだろうけどさ。安ちゃんは相変わらず不思議なかわいさで良いなあ。C。 Tシャツポストカードブック販売記念でイベントをやることになった安斎だが、Tシャツモデルに猫ひろしを起用する方針なのだと。
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05年6月3日…放送なし
05年5月27日 | 空飛ぶシリーズ第3弾! 必ず戻るブーメラン教室!! | ||||||||||||
ゲスト:劇団ひとり、勝村政信、松澤一之、勝田和宏(進行)、飯塚宣行(指導)、小林美紀(指導) | |||||||||||||
ペイオフが施行されてカネが戻ってこないかも、という世の中になったが、今回は必ず戻ってくるブーメランがテーマなんだと。なんだか強引なOP。なお、今回第3弾になっているのは、紙飛行機の回や竹とんぼの回とシリーズになっているからだそうで。 タモリらの質問をさくっと遮って、まずは飯塚にブーメランをいくつか飛ばしてもらう。ひとつめはすごい勢いで戻ってきて現場は大混乱。ふたつめは滞空時間を競い、戻ってこないというもので一同感嘆。みっつめは日本記録が出たという飛距離用のもので、これも感心。とはいえそのようなものをメンバーが飛ばすはずがなく、実際につくるのだと。 作成は飯塚や小林の指導のもと紙タイプのものから。意外とどんな形でも、翼があればなんとかなるようだ。翼の数は紙なら3〜4枚くらいが適当とのこと。また、紙タイプは細い部分があるとペラペラするので細い部分がないようにするといいようだ。タモリやひとりのデザインにはなかなかの好反応だが、勝村の鴎のようなデザインにはダメ出し気味。というのも、型紙から切った後にすべての翼の左側に折り目をつけるのだが、そうするとバランスが悪くなるからなのだ。ひとりと勝村に冷たい空気が走ったり小林の左右の混乱がありつつもなんとかできあがり、飛ばしてみる。オーバースローで、手首のスナップを利かせてスピンをかけるのが投げ方であるようだ。ひとりや松澤は天井に当たるが回転がかかりいい感じ、勝村はまっすぐ飛んだが回転せず苦しそう、タモリはちゃんと戻ってきて相変わらずの器用さを披露した。その後微調整を行い完成度を高めたが、勝村モデルはやはり苦しそうだ。 ここでなぜか飯塚の専攻、航空宇宙工学についての講義を挟む。テーマは「音速時に生じるブレ」だが、ひとりが「なんでこんなことを学んでるのかわからない」と言うように、その存在意義が不明だった。 続いて木のブーメランをつくる。型抜きされたものの翼を削って作成。けっこういいかげんな紙のブーメランでそこそこ飛んだように、翼を削るのも厳密でなくてもいいようだ。できあがったブーメランで試技、そして競技へ。外で投げるときは風上に向かって右45度くらいで、鉛筆を持つように親指と人差し指でつまんで投げると良いらしい。試技の時点でみんなそこそこ良くできていて、ひとりなどはキャッチもできたくらい。本体の調整というよりは投げ方の調整を行って本番へ移行。 競技は円の中から投げ、近くに戻ってくればよいというもの。キャッチできるとボーナスポイント。二回の合計で競う。ひとりの一投目の円からの距離は7mくらい、これでもそれなりと思っていたら勝村が2m以内で見事キャッチ。松澤は戻ってこずに12m、タモリは9m弱だった。二投目は、ひとりが低くなってしまい20m超、勝村はまたいい感じで2m程度、松澤もうまく戻ってきたがキャッチし損ねて5m、タモリは戻りきらずに6m程度だった。ということで優勝は勝村に。賞品として今回くらいの大きさのブーメランが10本以上作れるベニヤ板が贈られた。しかし明らかに嬉しくなさそうで、「もう一回やり直しません?」と。 最後は今回のゲストの頭文字(タモリは「タ」、勝村は「カ」、松澤は「マ」、ひとりは「ヒ」)をブーメラン化したものを飯塚からもらって飛ばしてみる。「自分の名前が落ちる瞬間ヤな感じになる」とひとりは漏らしたが、ここでも勝村はがっちりキャッチ。タモリがうまく飛ばせなかった「タ」を飯塚がきれいに飛ばしていたので、結局は投げ方がポイントのようだ。 低調な顔触れながら、ブーメランが実際に戻ってくる面白さがあってなかなか良いかと。あれを見ると広いところで実際に投げてみたくなるし。それともやはり優秀な先生がいてこそだろうか。先週の図鑑ブームはどうだかわからないけど、むしろ意図せずブーメランブームになったりしないかしら。勝村の発する空気がよかった。紙でつくる段階では沈む一方だったけど、投げ方を覚えた木のタイプは逆に得意満面で。初対面だというひとりとのやりとりも良かった。飯塚もうっかりミスがあるなどどことなく抜けた感じがあって、今回はみないいバランスで出てたように思う。B。 関連リンク:ラングス・ジャパン
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05年5月20日 | 超ピンポイント! マニアックな図鑑の世界!! | ||||||||||||
ゲスト:やく・みつる、渡辺祐(進行)、糸井重里、遠藤茂、沼尻光治、坂井弘太郎、金子敦子、田口聖子、三浦正悦 | |||||||||||||
出版界は昨今あまり明るい話題がないような気がするが、これから図鑑ブームが来るのだという(もっとも、タモリは「この番組からブームが生まれたことはない」とあっさりしたものだが)。少なくとも、少数のニーズに応えるためか、広域的に扱ったものだけではなく、より分野を絞ったものは増えているようだ。今回はそのような極端に領域を絞った図鑑を鑑賞する。 一冊目は「日本こどもの遊び大図鑑」\15,750也。販売部数2,000部。日本全国に伝わる子どもの遊びを900余も網羅している。自分たちが覚えている遊びで盛り上がりつつ、直筆原稿を拝見。著者が年配なのか、筆書き・旧字ごろごろ・旧仮名の原稿でなかなか苦労したようだ。二冊目は「缶詰ラベル博物館」\12,600也。販売部数2,000部。そのうち2部はやくと渡辺らしい(笑)。明治から昭和にかけての缶詰ラベル2,331点を収録していて、これらの多くはコレクターから譲ってもらったものとのこと。三冊目は「原色世界イカ類図鑑」\12,000也。販売部数1,000部。世界のイカ220種を写真に加え生息地域も含め紹介。正誤表の項目がやたら多い。現在第2版を製作中で、およそ450種中408種まで収めるようだ。 四冊目は「大正琴図鑑」\9,975也。販売部数3,500部。進化を続ける大正琴の歴史や作り方などを写真とともに紹介している。流派まで網羅。しかし何やらツッコミどころ満載で、説明に来た金子もたじたじ。五冊目は「原寸大写真図鑑 羽」\18,900也。販売部数4,500部。273種の鳥の羽のみを各部位について原寸大で紹介。死んでしまった個体を回収するなどでつくったようだ。六冊目は「最新世界鉄道切手総図鑑 追補版」\15,000也。販売部数24部。世界中の鉄道に関する切手をオールカラーで収録しているが、片隅にでも列車があったりするとそれだけで載っていたり、佐藤栄作が国鉄出身というだけで載っていたり、とにかく労作だ。「これも鉄道切手?」ということであやしげだけども鉄道切手、という類のものも見るが、まあよく集めるものだと感心。 最後に、出てきた図鑑の中から一冊選んでオビをつくろうと。イカを選ぶことにしてコピーをあれこれ考案。決定したコピーをやくが描いて完成。「世界初 全編イカだらけ408種」だの「こんなに(!)イカ見たことない!!」だの「ゲソ断面図掲載」だの「別冊付録 充実の正誤表 全7頁」と書いて坂井に進呈した。 辞典の世界もそうだけど、図鑑の世界も幅が広いというか奥が深いというか。いちいち食いついてくるやくもやくで、この人には興味がないものがないのか!というくらい。病的ですらある。今回はしっかり食いつく大人の集まりだったので、まったく興味がなさそうな女子をひとり潜り込ませてみたい気もする…って、そういう役の人はいたらけっこう鬱陶しいけど、いなければそれはそれで寂しいものなのか。出版側の人は、エラい人だって中にはいるだろうに何やらクセのある人々でなかなか。個人的には網羅する分野がやけに広いこどもの遊び図鑑に興味あり。ヘンな遊びとして「爺婆旦那様」が取り上げられていたけど、きっと他にもあると思う。B。 関連リンク:遊子館(こどもの遊び);東方出版(缶詰);全国いか加工業協同組合(イカ);全音楽譜出版(大正琴);文一総合出版(羽);最新世界鉄道切手総図鑑 安斎、ポストカード集を出した。「ハロルドT 100ピース」、新風舎より。
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05年5月13日 | WEB花見! サイバー桜を見ながら一杯!! | ||||||||||||
ゲスト:なぎら健壱、安斎肇、堀部圭亮(進行)、チズ・マスカラス、佐藤江梨子 | |||||||||||||
東京の桜はあっという間に散ってしまったというに、なぎらと安斎は花見酒と洒落込もうかというところ、葉桜を前にタモリは呆れ気味。しかしホリベモンによればどこにも行かずに花見ができるという。それはインターネットの定点観測カメラ。今回はWeb上の定点カメラで各地の桜を見つつ一杯。 妙に広々とした空間にて、しょぼくれたつまみで乾杯。タモリが「あーわびしい」というくらいのわびしさだ。ともあれタモリもいいともが上がってから日帰りで行ったことがあるという福島の滝桜を鑑賞。しかしアングルが遠め。寄せたいと思っても、カメラのコントロール権が順番にまわってくるそうで、それまでは自分の好きなようには動かせないとのこと。いざ順番が来ても、まともに動かせないまま権利が消えてしまった。続いて岐阜の淡墨桜や愛知の五条川桜並木へ。淡墨桜はあっという間に流してしまったが、五条川は映像がいい具合だったこともありしばらく鑑賞。安斎が「いい車だなあ」とか「ここ何車線ですか」と、本気なのかボケなのかわからないコメントを。 と、ここでなぎらと安斎が乾き物ばかりのつまみに不満を漏らし始める。タモリに調理を促すなぎら。「呑むときは呑む、食べるときは食べるで分けなさいよ」と渋るタモリだが、「じゃあ食べるだけにしましょう」と強気のなぎら。それでもさらにライブ映像を鑑賞する一同。三重の伊賀上野城、新潟の上越市高田公園を鑑賞するが、ゴネるなぎらや安斎。結局タモリが折れて調理場へ。すなわち最近の呑み会のパターンへ(台本どおりっぽい)。 天婦羅をつくるけど食材をどうしよう、というところへ現れたのがチズ・マスカラスだ。その威勢とは裏腹に単なるパシリとなっている彼が買ってきたものは足りないものが多すぎ。粉からして天ぷら粉ではなく小麦粉を買ってくるし。いや、決して間違ってはいないのだが。再度買いものしてきたマスカラス、佐藤を連れてくるというお手柄も、三度おつかいに出される不遇。呑み隊は佐藤が来るなりてきぱきしだすのが何というか。佐藤が兵庫出身ということで篠山の桜を見ながら、いよいよタモリは調理へ。 彼によれば、ポイントは衣は薄く、油は190℃くらいに、というところのようだ。ふきのとう・タラの目からスタート。次に鯵を揚げる間にマスカラスが帰ってきたが、彼の分の鯵はないというお約束の差別ぶり。このあたりでなぎらなどは花見などどうでもよくなっていて、あとは板長タモリの天ぷらを食うだけに。筍、茄子、椎茸、アスパラと続く中、なぎらは紙皿マン(マスカラスがマスクを外して正体を隠すときの仮の姿)にレポートを要求。しかしまともなコメントができず。それに対してなぎらが手本を見せるが、これもたいして旨そうではなく? 申し訳程度にDVDで出ている桜の映像を見て、ビールもなくなったとのことで番組おなじみのホッピーや天羽で乾杯。板長の最後の一品、変わりオニオンフライをいただきつつ、最後はなぎらの食べ物リアクションが延々。とそこへ、堀部が「まさにサクラのリアクション」と綺麗に締め。 キャッチフレーズ「千の地図を持つ男」すらなく当たり前のように「チズ・マスカラス」とだけ紹介されるようになったマスカラス。中の人が前日にタモリに「よろしくお願いします」と留守電を入れたらしく、それを言われて焦るのがいい。すっかり準レギュラーの座を獲得した感があり、呑み会企画だけでなくパシリが必要な様々な場面での活躍が期待される。企画自体はなんだか中途半端に思えるが、生で桜を見ながら板長の料理だと外でやることになるし大変だから、という感じでこの企画だろうか。インタネットを使うなんてこの番組らしくない気がする。時期が思い切りずれているのはいい。こういう企画は収録日と放送日までのスパンが難しいですね。佐藤がぽろっと関西弁になるのがナイス。やっぱ関西弁の女子はいいよ。こういう綺麗どころが来るのも井筒キッドでないからこそ? まあ、キャラクターの強烈さは井筒キッドのほうがずっと上だけど。C。 全員で鑑賞。なぎらは収録後にライブを控えているらしいが呑みすぎだ。
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05年5月6日 | ジョン・ケージのこれどうやって弾くの!? | |||||||||
ゲスト:ほんこん(進行)、清水ミチコ、まこと、青島広志(解説)、横山美奈 | ||||||||||
「4分33秒」でおなじみのジョン・ケージ。現代音楽を代表する作曲家であるとともに、音楽の教科書にも載るような難解な譜面を書くことで知られる。今回はそうした難読譜面を読み、実際に演奏することを試みる。演奏するのは「CONCERT
FOR PIANO AND
ORCHESTRA」(1957-58)のピアノ譜。特徴的な部分を抜粋してやってみる。
まずは音程が線でつながっている譜面。音列さえ守ればテンポ等は裁量に任されている。青島が弾いてみるが、いかにも現代音楽風のメロ。これをメンバーでやるということだが、幅が広いので何人かで手分け。最初は清水とほんこんが指名されるがほんこんが半泣きで拒否、清水・タモリ・青島の3人でやった。次はピチカートが入ってくる譜面だが、これはまともにやらないまま次の譜面へ。 一部分だけ音を指示し、その間は音の間を結ぶ描線のようなイメージで自由に弾いてもよい譜面が次。ペダルの指示もされているが、ペダルは無視。音の伸びを出すために青島と横山がオルガンでやってみる。さらに音程の指示もなく、ダイナミクスだけを表してとにかくノイズを出せという譜面へ。上のほうにあると小さく、下のほうにあると大きく、という意味になっている。タモリとまことがやってみるが、青島の態度はまことには冷たいようだ。 今度は図形が譜面上に。図形の中心に音があり、それを含めたクラスターとして響くよう、かつ図形がピッチ移動や長短のタイミングを表すように音を出す。清水とまことがオルガンでチャレンジするが、ひとりでやるのはかなり大変そう。そこで青島がやってみるが、なぜか顎を使い出しとんでもない絵面に。 そしてもはや打鍵を行わず、ピアノ内部・ピアノ外部・補助的なノイズ(椅子で出したり発声したり)の3種類のノイズを複合させるものに。タモリが中、まことが外、ほんこんが補助ということでチャレンジ。そこそこまともな音になったが、その後のまことの質問に対する青島の回答はどうも冷たく、まことは「戦が下手」とほんこんに言われる始末。 最後にケージの初期の作品を聞くということで、ソプラノ・横山、ピアノ・青島で「18回目の春を迎えた素晴しい未亡人」を生で。曲がはじまると突然ピアノを叩き始める青島に一同驚き半分失笑半分。なんでも、蓋を閉めてどこを叩けという指示があるそうで。 音楽ネタ、それもジョン・ケージなのでかなり期待していたが、期待していたわりには…。あれだけ自由な楽譜なので演奏も千差万別だろうけれど、実際にCD化されてるんだから参考演奏も聴きたかった。減点。ただ、青島広志のキャラクターはかなり異端。芸能界では珍しくもないが、大学教員でおネエキャラとは、かなり珍しいのでは。どうやら少女漫画研究家でもあるらしいので、そのあたりに由来するキャラクターっぽい。彼とほんこんのやりとり、あるいはまこととのやりとりはなかなか見どころがあって、そこで救われている感がある。しかしせっかく清水ミチコが出てくれたのに彼女をうまく活かせていない感じなのは歯がゆい。C。 関連リンク:青島広志ホームページ
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