02年6月26日アドバルーンアートを韓国まで飛ばそう!!
ゲスト:さまぁ〜ず、酒井彩名、家泉あづさ(指導)
サッカーワールドカップも大詰め(初回放送時点ではトルコの相手が日本に決まって盛り上がってた頃だけど)だが、世界大会があるのはもちろんサッカーだけではない。バルーンアートの世界にも実は世界大会があり、そればかりか日本選手が優勝しているのだという。今回はその優勝経験者である家泉の指導を受けて番組オリジナルのバルーンアートを作成、世界に向けて宣伝しよう、手近なところで韓国へ飛ばそうという企画。

家泉の作品を見たり優勝作品(の一部)の制作の過程を目の当たりにしたのち、バルーンアートの基本であるプードルをつくってみる。割れとの恐怖と戦いながらも意外と割れず、徐々に形になってゆく各人のプードル。タモリなど「おおっ!プードルだよ!」とここしばらく見ないはしゃぎよう。

続いて一足飛びでオリジナルバルーンアートの作成に移る。番組を象徴する「楽」の字を中心に据えることになった。こちらの設計は家泉が担当し、各人はそれにくっつけるオリジナルのバルーンアートを制作。ハエたたきなど、それぞれよくわからないものができあがった。家泉の設計・指示に従って黙々と白(地の色)・赤(字の色)の風船を膨らます4人。延々4時間、1,000個の風船を使ってとうとう作品が完成した。

できあがったバルーンアートは、一応「楽」の字にも見えるものであった。土台にはヘリウムを入れているので実際に飛ばせる。したがってテープカットによって飛ばしてみることに。うまく飛んだことは飛んだが、「楽」に入れたのが普通の空気であった関係か、土台だけが浮く格好になってしまった。しかし、これによって近く韓国でも番組が放送されるはずだ(そうか?)


世界に向けるよりまず日本全土を制覇しろというツッコミも入りそうだが、それはともかくとして、本気で世界に発信する気ならWWWでも使えばよいものを、それを敢えてバルーンアートでやろうというのがアナログでバカバカしくてよい。しかし別に面白いわけではなく、ちょっと辛い。最後までとろとろしたトークの家泉はよかったが、ロケ映えしないメイクの酒井はあまりよくなかった。何より膨らませた風船の摩擦音が苦手なのでそこが困ったところ。D

空耳アワーの結果

タモリ、中津江村に5度ほど行ったことがあるらしい。

ミュージシャン曲名賞品
ザ・ビートルズデイ・トリッパーTシャツ

 

02年6月19日タモリの青汁嫌いを克服! うまい青汁プレゼンテーション
ゲスト:梶原真弓、中村俊介、乾貴美子(進行)、赤堀博美(解説)、吉岡典子、浅山匡、村上大介、高木和幸、鈴木睦敏、村井美佐子、吉田知史、内藤和代
サッカーワールドカップの盛り上がりで日によっては街は青一色。これに伴い、空前の青ブームが到来しているらしい。といっても、青は青でも青汁ブーム。…そうか? 八名信夫のキューサイ青汁のCMも、木佐彩子の名を一躍知らしめた(と信じてる)「笑っていいとも!」の青汁罰ゲームもだいぶ昔のことだが…。ともかくも、タモリが青汁を嫌いなことは揺るぎようのない事実であるようで、今回はそれを克服してもらうべく青汁を製造している各社の担当がプレゼンを行う。

集った会社はファンケル、サプリアン、ケンコーマヨネーズ、リバテープ製薬、グリーンフィールズ、カゴメ、グラッチェ。一部会社は自社青汁を使った料理(プディング、シフォンケーキ、ソフトクリーム等。全社紹介したようだが、オンエアされた料理は一部だった)も紹介。青汁といえばケールである一方でケールだけじゃないというのは周知の通りだが、実際にケールを使っていない商品もあることが明らかになった。

プレゼンが上手い人、下手な人がいるのは学会発表等でも見られることだが、今回もやはりそのようになった。ただし、商品がプレゼン対象である以上はプレゼンの上手さ云々よりは商品の味が大きな問題であったようで、テイスティングがメインでプレゼンは実質二の次。タモリや中村のようなどちらかといえば青汁回避型にも反応がよかったのは数社の青汁とグラッチェの青汁を使ったソフトクリーム以外の料理。

意外と飲めるものが多いようで、それを受けてなんとか「美味しい」と言わせたいのか、幾度となく「美味しいですか?」とタモリに聞く乾。しかしタモリは「旨くはない」の一点張りで、最後まで旨いとは発言しなかった。飲みやすいことと美味しいことが殊青汁に関しては両立するわけではないということが浮き彫りになった。ただ、青汁の多様さはタモリも認識を新たにしたところであり、青汁にチャレンジしようという人は参考にすればよいかも。


プレゼン大賞を決めたわけではないので中途半端なしっくりしない終わり方になってしまったが、終わり方だけでなく中身もなんだか中途半端。中村俊介という番組に似合わぬキャラが登場したが、夏のドラマ「ツーハンマン」の役作りのため、というか参考にすべく送り込まれたと見た。更に言うなら、彼の参考にすることが前提でできた企画と見た。そして、あまり参考にはならなかったと見た。こういうこともあるのね。そういう意味では面白いかもしれない。プレゼンの上手下手に関係なく(上手かったのはファンケルとカゴメ)一番の盛り上がりを見せたのがトリを飾ったグラッチェ内藤。旨いことを強調しておきながら飲む段になると「あまり味わわないで」「口の中に回さないで」「舌の先じゃなくて喉の近くに持っていって」と思い切り矛盾した発言を連発。おっとりした雰囲気も相俟って笑いを呼んだ。相槌上手の女性陣は、将来中野安子のポジションも狙えると見た。乾は実際そうなるものと思ってるけど! C。ちなみに各社の青汁と出演者の反応一覧はこちら

関連リンク:赤堀料理学園ファンケル青汁サプリアンケンコーマヨネーズリバテープ製薬グリーンフィールズカゴメ


空耳アワーの結果

安齋、サッカーウェールズ代表のライアン・ギグス(Manchester U.)のファンらしい。また、いとうせいこうはワールドカップを見るためにスケジュールを調整しているとか。

ミュージシャン曲名賞品
2パック+アウトロウズホームボーイズTシャツ
ファルコロック・ミー・アマデウスTシャツ

 

02年6月12日ロック豪快伝説
ゲスト:安齋肇、YOU、クリス・ペプラー(進行)、大森庸雄(解説)
相変わらず不景気の世の中だが、大物ロックスターの羽振りはこれまた相も変わらず衰える気配がない。大物かどうかはさておき、ジャミロクワイ(ジェイ・ケイのことと思われる)も何台目かのフェラーリを買ったとか。今回はそんなロックの大物たちの豪快なエピソードをカウントダウン形式で紹介する企画。

紹介されるのはザ・フー、ガンズ&ローゼス、ジーン・シモンズ(KISS)、ウータン・クラン、プリンス、エアロスミス、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、セリーヌ・ディオン、マイケル・ジャクソン(以上10位から順)、テッド・ニュージェント、エルビス・プレスリー、マドンナ(以上ランク外だが紹介された人)。ウータンクランはカテゴリ内の知名度はともかくとしてちょっと格が落ちる気もするが、何はともあれ大物揃いである。

そしてエピソードとしては車で突っ込んだ物件や出入り禁止になった物件を即買いした話、プールに高級車を沈めた話、観客の鼓膜を破った話(以上フゥー)、ボンジョヴィに似ている人を殴った話(ガンズ)、4600人と寝た(うち3000人とは6年で寝た)話(シモンズ)、脱獄してステージに出た話(ウータン)、飼っているチンパンジーを肝硬変で死なせた話(エルビス)、芝生にミネラルウォーターを撒く話(マドンナ)、風車が気に入って即買いした話(以上プリンス)、教会を買って屋上からマシンガンを乱射した話、チェーンソーを持ち歩き、新しいものは所構わず試し切りする話(以上エアロ)、英国に居ながらニューヨークのピザ屋に出前を頼んだ話(ポール)、1日で1億円以上の買いものをした話(エルトン)、ゴルフクラブ購入のついでにゴルフ場を買った話(セリーヌ)、あらゆる場所を貸し切る話、寝室ではピーターパンのコスプレをする話(以上マイケル)等々、いずれも「豪快」「伝説」の名にふさわしい珍エピソード連発。

解説なのにほとんど語らないと思っていた大森は、セリーヌに対してYOUが「嫌な女ですね」と言ったとたん熱弁を振るいだし、その姿は単なるファンであった。そんなもので、YOUには「ずっと抱いていたイメージと違う」などと言われてしまう。カウントダウン形式だったので最後に豪快王などを決めることもなく、スタッフから大森にセリーヌのフリップをプレゼントして締め。


企画自体はちょっと前から耳にしていて、保存版前提で接した今回。ロケ地は過去何度か使われている新宿の「ローリングストーン」、小道具としてこれまた何回か使われた、「ロック」にかけた岩と、お決まりのパターンが安心する。これで萩原健太が出演すれば完璧だったが、そういうエピソードには詳しくないのだろうか? それとも、今回出てきたような大物ロッカーは専門外と見たほうがいいんだろうか? YOUは、エルトン・ジョンを指して「おばさんは(重い荷物を)持たないですからね」と思っても誰も言わないようなことを堂々と電波に乗せて発言。よく言った!とも言えるが、ちょっと危険。順位付けはアド街ック天国以上に恣意的なものだからいいのだが、10位のフーの時がいちばん盛り上がったというのは企画としてどうか。いろいろな意味で1位にマイケルを据えたかったのだろうけど、うーん。期待に応えるほどのものではなかったけれど、中途半端に知っている人たちばかりだったこともあって楽しめたことは楽しめた。保存版。でもB

空耳アワーの結果

ミュージシャン曲名賞品
エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズバンプ・イット・アップ手ぬぐい

 

02年6月5日タモリ相談役シリーズ第7弾 健作の一人暮らしがしたい(下北沢近辺)
ゲスト:岸田健作、加藤明日美、杉浦寛次、山田栄二郎、阿久津美智子
岸田が初めての一人暮らしを目指して物件探しをすることになった。家賃の目標は下北沢周辺で8〜9万円という、芸能人にしてはつつましいながらも非常に厳しいもので、「20万円の物件なんてあるんですか!?」と、あまり相場なども見ていない様子。今回はそんな岸田の希望に沿った物件を紹介してゆく業界相談役シリーズ。

1件目は代田にある、民家の2階を借りる部屋。1DK、占有面積約10坪という十分すぎるスペース。収納も広い。築13年ながら、内装は改装済みなので十分。強いて言うなら、洗濯物が来客に丸見えであること、下北沢駅徒歩12分であることがややマイナス。これで12万円と、設備を考えるといい値段だが、岸田は「は? 高すぎですよ」と歯牙にもかけなかった。

2件目は世田谷代田駅が窓から見える築1年未満、実質新築の物件。ホームの人と会話ができてしまう距離は多少難ありかもしれないが、セパレートで、収納型ロフトがついた約6坪のワンルームは、東京としてはおそらく悪くない。これが8万5千円で、加藤にも好感触の物件だがちょっと狭いことを理由に岸田はまたしても見送り。

ようやく相場が徐々にわかってきて、上限を9万円台にまでして臨んだ3件目は、代々木上原徒歩4分の新築物件。玄関を開けるといきなり2階への階段となるつくりで、階段途中に靴箱がある。収納は天井まで広がっていて、セパレート。なぜか浴室には自動お湯はり装置がついている。約8坪で10万円ということでタモリや加藤もけしかけるしかなり悩んだ岸田だが、結局見送ってしまう。とうとう番組内では契約に至らず、タモリ敗戦。通算成績は2勝4敗1分け。


物件は好きなので楽しんで見た。東京の相場がなんとなくわかったという点でも意義がある。個人的には中野−荻窪ラインがよいなあと思うが、今回出てきたところよりは若干安そうで、手頃そう(家賃補助を受けさえすれば)。岸田に関しては、ゆずれないポイントが多すぎたのが敗因か。1件目はセパレートであれば完璧な物件。ただ、ひとりで使うにはちょっと広すぎ? 2件目は角部屋だしモノは悪くないが、築1年未満で空いているというのがひっかかる。3件目はこじゃれすぎか。給与水準次第だが、芸能人なら1件目で決めてよかったと思う。林家パー子よろしく甲高い声で笑うだけの加藤がわりとよかった。ただし、笑うポイントは少なく、タモリが死体を収納できることをひたすらアピールしていたことくらい。C

空耳アワーの結果

安齋の個展「4peace−サッカーとケータイと鼻唄と私−」が6月28日〜7月21日、原宿のLAPNET SHIP(ラフォーレ隣)で開かれるらしい。入場無料。

ミュージシャン曲名賞品
プリンスレインボウチルドレン手ぬぐい
スリップノット(シック)Tシャツ

 

02年5月29日入学!体育系専門予備校!! 〜合格するための傾向と対策〜
ゲスト:ガダルカナル・タカ、藤崎奈々子、松村邦洋、渡辺祐(進行)、籏野伸一(指導)、鈴木健司、塩田晃子、石川和美、井関慶治
将来に悩むタレントが3人。彼らは、今話題のスポーツタレントへの転進を狙っているらしい。スポーツタレントといえば森末慎二・池谷幸雄らのスポーツ界出身者から、ケイン・コスギやら照英やら永井大のように、元々モデル・タレント・俳優としてデビューしながらもその運動能力によってスポーツ系にカテゴライズされる者まで幅広く需要も高い(筋肉番付打ち切りにより流動的だが)。それを狙うのはいいことだが、より箔をつけるためには体育系大学に入るべきだ、ということで今回は、体育系大学予備校の総本山・体育進学センターで体育系大学の受験科目に挑戦する。

体育系で見られるのは瞬発力・筋力・持久力・敏捷性・平衡性・巧緻性・柔軟性であるらしく、各大学もそれを見るための実技試験が多い。それを踏まえた上で、準備体操して受験勉強へ。実際の試験科目をやって合格圏記録に挑戦、併せて合格講座としてポイントも学ぶ。

まずは日大文理学部体育学科に挑戦。敏捷性を見る5m折り返し走に挑む。気合満々で松村が臨むも、目標タイム11秒40には遠く及ばず19秒。同じく、藤崎やタカも松村よりはいい記録ながら、やはり合格圏には届かず合格率は0%。あたりまえか。続いて順天堂大学スポーツ健康学部。筋力を見る背筋力測定を行う。これも各人、合格ラインの半分にもならずに問題外。特に松村など、藤崎にも及ばず基礎体力不足を露呈した。

実際に体育進学センターに通う予備校生とのトークを通して最後に挑戦するのはの日本体育大学体育学部実技試験のマット運動。巧緻性を見る。前転2回→後転→側転→倒立前転という演技で、実際に一昨年の試験演技に使われたセット。しかし松村は後転ができず棄権、藤崎も倒立で補助を受け失格に。タカは意外にも最後まで演技をやりとげるが、それでも100点満点中30点しかとれなかった。結局どこにしても合格可能性はないようだが、今の時期から特訓に励めば可能性はあるとのこと。


異業種体験もの(勝手に命名)でどうということはないが、こうした予備校があるのね、と気付かせるだけで意義はありか。体育企画といえば松村、というイメージを勝手に持っているのだが、今回もそれに応えて(?)出演。自分の役どころをきっちりわきまえた技能を披露した。息、切れてなかった感じがするし。藤崎が陸上で800mをやっていたというのは驚きだが、そうした過去を微塵も感じさせない技能(要するに、テレビのイメージのまま)もまた驚きであった。今回残念だったのが、せっかくタモリや祐もジャージに着替えたのにほとんど出番がなかったこと。そりゃあ、スポーツタレントを狙ってるという設定は3人だけだったけど、せめてタモリくらいは背筋力以外にもやってもよかったんじゃないのか。あと、序盤に紹介されながらも以降全く出てこなかった鈴木先生が哀しかった。C

関連リンク:体育進学センター


空耳アワーの結果

安齋が桑沢デザイン研究所出身、という話がまた出た。何回目? それはいいんだけど、そのたびタモリが「名門じゃないですか」と感心するのはいかがなものか。

ミュージシャン曲名賞品
アース・ウインド&ファイアー太陽の戦士手ぬぐい
ジリオラ・チンクエッティ手ぬぐい
ディジー・ガレスピースウィング・ロウ、スウィート・キャデラックTシャツ

 

02年5月22日都内難所パーキング攻略法
ゲスト:品川庄司、松尾貴史、平田道(解説)、岡崎郁、矢沢心
現代日本は相変わらずの車社会だが、もともとの土地の少なさも相俟って狭い・停めにくい駐車場は実に多い。人の多い東京ではなおさらである。そんな中、車を飛ばす走り屋に対して素早く車を停める停め屋なるカテゴリが登場。今回は停め屋を目指して都内の難関駐車場を例にして駐車のコツを学ぶ。のちに、チームに分かれて実際に難所への駐車にもチャレンジする。

出てくる駐車場は中野区、大田区梅屋敷、吉祥寺、千代田区三崎町。いずれも、実際に駐車するケースを撮ったものを見てその危なさを疑似体験。見ていて冷や冷やする難所ばかりである。おそらく難所でなくても通用する技なのだろうが、入ってくる時にまず状況を確認すること、できるだけ突っ込んでおいてからバックなり切り返しを行うことあたりがポイントらしい。

このうち三崎町の駐車場に、実際にアタック。品庄チーム(品川運転)、岡崎・矢沢チーム(岡崎運転)、タモリ・キッチュチーム(キッチュ運転)でのタイムトライアルである。制限時間5分、ぶつかったら失格のルールに最初に挑むのは品庄。はじめの突っ込みが足りなかったせいか切り返し地獄にはまってしまい、残りわずかになったところでポールに当ててしまい失格。次の岡崎・矢沢はバックで入ってきて角度も良く、58秒の好記録。これに対してタモリ・キッチュは頭から入るもぎりぎりの突っ込みが功を奏し、素早い切り返しの繰り返しで見事に入れ込むが、わずかに及ばず1分1秒。結果、優勝した岡崎・矢沢チームには東京駐車場マップが贈られた。

最後に平田が模範演技ということで58秒の記録に挑戦、ということに。しかし突っ込みすぎてぶつけてしまい、模範演技は中止。


企画としては変に実用的で番組らしからぬ内容だが、小ネタが随所にめぐらされてわりと良かった。タモリも品庄を「もやしにうに」と呼んだり、ミニカーを使って「俺ならこうする」とありえないスタントを披露したり、タイムトライアル中バックする車にぶつかったふりをして品庄を焦らせたりといい動きをしていた。ほか、無駄に穴開きグローブをはめていたり、わざと「入れにくいところに入れる」「狭いほうが入れがいがある」と淫靡な表現を使ったりして、悪くない。何よりこの番組にしては珍しくオチまでついているのだ。なかなかこういうことってないんじゃないかしら。B

空耳アワーの結果

安齋、3ヶ月放っておいたビデオの仕事の尺を埋めるために裸踊りを要求されたらしい。それを断ったら、そのディレクターとは絶交になってしまったとか。

ミュージシャン曲名賞品
アース・ウィンド&ファイアーレッツ・グルーヴ手ぬぐい
ビリー・アイドル反逆のアイドル手ぬぐい

 

02年5月15日気になるツボにダーツを当てて健康になろう!!
ゲスト:ふかわりょう、鈴木紗理奈、神戸みゆき、真矢、六平直政、石田靖(進行)、中條臣彦(ツボ解説・マッサージ)、有間慶尚(ダーツ指導)、早川裕明(マッサージ)
東京には常に様々な流行であふれているが、最近はある流行ものを組み合わせた全く新しい遊びが街を席巻しているらしい。それを聞きつけてか、流行に敏感な芸能人たちがダーツ・マッサージバーに列を作った。今回はタイトルのまんまだが、身体を的に見立てたダーツによって当たった部位をマッサージしてもらうという、新型ゲーム提案もの(いま勝手につくったジャンル)。

はじめにどのあたりを狙うべきかを知るために健康診断。タモリは神経の疲れからくる肩こりがあるため首・肩あたりを狙うことに。同様の診断でふかわは腰、紗理奈は腰・首、真矢は股関節、神戸は背中、六平は首がポイントと判明した。続いてダーツの投げ方を学ぶ。ポイントは鉄の部分を持ちやすい形で持つこと、身体を的に対して利き腕じゃない側に向けること(右利きなら左側に向ける)、前傾になり足に重心を置くこと、肘を動かさずフォロースルーで投げること。

これを経て本題のゲームへ。神戸・ふかわを入れたタモリチーム、紗理奈・真矢を入れた六平チームに分かれての対戦。的の各部位には黄と青の2種類のゾーンがあり、いずれもツボ押しであることには変わりないが、黄に当てればリラックスマッサージを、青に当てれば痛いマッサージを受けることになる。黄のゾーンにより多く当てたほうが勝利。また、自分で自分のツボを狙うのではなく、チームのメンバーに自分のツボを上手く当ててもらうというシステムである。

最初にマッサージを受けるのはいきなりタモリ・六平の両キャプテン。いきなり両チームとも青ゾーンに当ててしまい、両者悶絶。特にタモリはサングラスを曇らせるほどの悶絶ぶりで、ふかわをして「BIG3のやることじゃないよ」と言わしめる。メンバーが信頼できないのか、自分で狙ってもやはり青ゾーンに当ててしまい痛恨の表情。六平も自分でやってみるが、やはり外してしまう。マッサージを受けるのが神戸と真矢に変わっても両チーム一回しか当てられず、両者悶絶。神戸の悶えるところは中條のノリのよさも相俟って男性陣は大いに盛り上がった。

最後にふかわと紗理奈の治療を。いきなりタモリが的の外に外す。ふかわに痛いツボを体験してもらおうとしたのか、タモリはわざと外した感じだが、タモリの悶絶姿がスタッフに受けたのか、急遽外した場合は外した本人が痛いマッサージを受けることに。タモリはいじけつつも再度悶絶。最終的には、最後の最後でもうひとつ当てた六平チームが勝利。賞品として身体のツボがわかるつぼタオルが贈られた。


たぶん流行りはしないだろうが、和やかで、かつタモリより周囲のほうが上位に立っているような、こういうノリはそう嫌いでもない。石田が徹底的にふかわをマークしてことあるごとにツッコミを入れていたのも、人数が多い中でふかわを引き立たせてよかったと思う。あと神戸もわりとよくて、タモリ倶楽部に出演する10代女性タレントの中では抜けた感がある。一方で真矢がまるっきり目立たなかったのはちょっと残念だが。タモリが珍しくリアクション系の罰ゲームを受けている貴重な回でもある。いつもながら素人の人選は確かで、今回も中條がいい味を出していた。何より、なんといってもタモリが痛いツボマッサージを受ける紗理奈に向かって言った「痛かったらこの笛を吹いてください」に大笑い。いや、元ネタは見たことないんだけど。B

空耳アワーの結果

安齋はひどい肩こりで、気持ちよくなる前に揉んでくれる人が疲れてしまうらしい。

ミュージシャン曲名賞品
チャールズ&エディジェラシーTシャツ
シェリル・クロウスウィート・ロザリンTシャツ

 

02年5月8日阪神タイガース優勝記念祝賀会
ゲスト:上島竜兵、北野誠、ダンカン、千秋、堀井憲一郎、ますだおかだ、高橋洋二(以上出演)、松村邦洋、千原靖史、インパルス、田中章(以上VTR出演)
今シーズンのプロ野球は阪神タイガースが絶好調で開幕7連勝を記録。その勢いで突っ走り、とうとうセリーグのペナントレースを制してしまった(?)。今回は9月25日の優勝からおよそ1週間経った10月3日という設定で、芸能界きってのトラキチが集まって開かれた妄想祝勝会にタモリも無理矢理同席させられ、今季のタイガースの戦いぶりを振り返る。

この「阪神タイガース 優勝への軌跡」によると…
4月:開幕7連勝、星野監督中日戦で初乱闘・初退場(大豊とタイマン勝負)
5月:藪が完全試合を達成(爪が割れても力投)、藪が清原に殴られる(5月20日)、
6月:赤星1試合7盗塁(ニックネームが「サバ」になる)、今岡ベーブルースになる(病気の子供のために浜スタで予告ホームラン)
7月:アリアス7連続ホームラン、新庄復帰第1戦(投手登録)で満塁弾被弾
8月:ウエスタンリーグで優勝(鳴尾浜に25,000人集結)、オールスター明けまさかの10連敗
9月:遠山一試合で全ポジションを守る、甲子園最終戦で優勝
ということになるらしい。実際には起こらなかったり既に絶望なこともあるが、将来こんなことが起こるらしいですよ。ちなみに井川は今シーズン25勝1敗らしいですよ。藪は18勝2敗らしいですよ。

基本的に北野誠・ダンカンを軸とするアドリブの応酬で出来事がでっち上げられていったので、見るからにアドリブのきかない上島なんかはタモリに鋭く突っ込まれていっぱいいっぱいになっていた。北野やダンカンも苦しくなると万歳三唱でごまかしたり、なんとかボロをつつこうとするタモリとの激しい応酬が展開された。

軌跡を追っていくだけでなく、ますだおかだの優勝記念漫才や参加者によるMVP予想が行われたり、会場に駆けつけられなかったファンからのビデオレターも寄せられ、会場は一名除いて大盛り上がり。最後にはビールかけまで行われて盛況のうちに祝賀会は幕を閉じた。


今回はタモリとそれ以外との温度差に尽きる。どこまでもやる気のないタモリとどこまでも楽しそうな他の面々と。でっち上げている立場上、トラキチ側がたびたび苦しくなってるのも面白かった。ますだおかだはせっかくの初出演なのにしょうもない役回りでちょっとかわいそう。中川家もこの前出たことだし、近いうちにハリガネロックも出演か? 今回紹介された「優勝への軌跡」は、怪我人が予測できていないのはともかくとしてそれ以外にもツッコむところが多い(例:9月25日に「渡る世間」を中断して云々といっているけど25日は水曜日)のだが、9月25日は日程上は本当に甲子園での最終戦だし、ヘンなところでしっかりしてるのでまあいいか。あとは今季が終了したとき、どれだけこれが現実になっているかですか。C

後記:結局どのようなことになったかはご存知の通りであり。当たったのはウエスタンリーグ優勝くらいか。決定したのは9月だけど。最近ではあたりまえだけど。

空耳アワーの結果

ミュージシャン曲名賞品
ジミ・ヘンドリックスマイ・フレンド手ぬぐい
ヴァンゲリステイルズ・オブ・ザ・フューチャー手ぬぐい

 

02年5月1日発見!あるあるあるある大辞典!!
ゲスト:中川家、清原久美子(進行)、富田隆(解説)、八嶋智人、光浦靖子
電話をしながらつい頭を下げてしまうなど、人がついとってしまう行動はいろいろあるが、これらは心理的な裏付けがあり、心理学によって表現できるという。今回は中川家が昔からよくやっていた市井の人々を描写したネタを題材に、それらがどういう意味を持つのかを学ぶ。タイトルはもちろん「発掘!あるある大事典」からとってきているが、内容は全く違う。

取り上げられる題材は「電車の乗客」がすんでのところで電車を逃した時の反応、「母親が電話に出る時」の母親の高い声、「エレベーター」で階数表示を見つめてしまうこと、「ワイドショーのインタビュー」で自分に相槌をうったり口に手をあてる回答者、「サラリーマンが忘れ物を取りに帰る時」の大げさな仕草、「道を聞かれた人」と聞く人との理解の違い、「オフィス街でOLが昼食に出る時」の財布を小脇に抱える仕草、「荷物を運ぶおっさん」が一回下ろそうというところ。何度か出てきた話題としては「緊張解消理論」がある。苦笑い・自分の身体への接触等により、それまでの緊張を弛緩させるというものであるらしい。

ちなみに街頭アンケートでどのパターンが一番身近か尋ねたところ最多最後には業界によく見られる光景ということでカメラマンとアシスタントの模様が出てきたが、これは内輪受けでよくわからなかった。


せっかく中川家が初お目見えの回だったのに内容はふるわず。存分に彼らを見ることができたという点では良いかもしれないが、だいたいは見た記憶があるネタだったし、企画の趣旨に沿ったネタであったとはいえ新鮮なネタがほしかった。それ以外は特に面白いところもなく。あ、電話や警報を使ったネタが二つ続いた後のネタでタモリが呼出音を口にして茶々を入れたところはよかった。それくらいか? 企画自体「ふうんそうなのね」と勉強するタイプのもので、あまり面白くはなかった。D

空耳アワーの結果

ミュージシャン曲名賞品
カヒミ・カリィハーモニー・コリン手ぬぐい
サイプレス・ヒルトラブル手ぬぐい